会計大学院 後期募集広告 | IR担当者のつぶやき

IR担当者のつぶやき

上場企業に勤務する公認会計士の、IR担当者として、また、一個人投資家としての私的な「つぶやき」です。

ときどきIR担当者的株式投資の視点も。

9/4付 日経新聞14面に、会計大学院の後期入試の募集広告特集?が掲載されていましたね(おそらく他紙にも掲載されているかもしれません)。


日本公認会計士協会会長の増田宏一氏のコメントのほか、青山学院大学大学院・会計プロフェッション研究科の鈴木氏、関西大学大学院会計研究科の柴氏などのコメントが出ていました。


各大学院の日程はまちまちですが、広告ワクをとっていた大学は以下のとおりです。


愛知淑徳大学大学院 ビジネス研究科 会計専門職専攻

愛知大学大学院 会計研究科 専門職がウイ課程

青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 会計プロフェッション専攻

大原大学院大学 会計研究科

関西大学 会計専門職大学院

関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 会計専門職専攻

甲南大学 会計大学院 甲南大学大学院/ビジネス研究科会計専攻

千葉商科大学大学院 会計ファイナンス研究科 専門職学位課程

中央大学 専門職大学院 国際会計研究科

法政大学大学院 イノベーション・マネジメント研究科 アカウンティング専攻

明治大学大学院 会計専門職研究科

LEC東京リーガルマインド大学大学院 高度専門職研究科 会計専門職専攻

早稲田大学大学院 会計研究科


以上、13大学院が掲出していました。


ちなみに、「公認会計士」との文字があった大学院は、次のとおりです。


青山学院、大原、関西学院、千葉商科


青山学院のキャッチはこんな表現でした(一部抜粋)。

公認会計士税理士等の資格取得のためのカリキュラム及び企業や公的機関等の最高財務責任者(CFO)、最高会計責任者(CAO)当の会計専門職を育成する質の高いカリキュラム内容

 新公認会計士試験制度と国際会計士連盟(IFAC)の職業会計士教育国際基準に対応」


大原はこんな感じ。

「課外授業として大原簿記学校『公認会計士受験講座』を入学前学習制度により、また、入学後においてもそれぞれ無料で受講できることから、大学院在学中の公認会計士試験合格もめざせます!」


関西学院と千葉商科は抑えめ。

関西学院 「新公認会計士試験に求められる実力を養成する教育プログラム」

千葉商科 「公認会計士試験制度の短答式三科目免除に対応、国際資格のCFP(R)資格審査試験の受験資格が取得可能」


うーむ、大原はビミョーな表現ですね。

ここまで書いて、また文部科学省に怒られないのかしら!?



広告全体でみると、見出し的には、柴氏の「修了生への求人を求む」という言葉が、目につきました。


各大学院とも、公認会計士を目指す学生だけでなく、企業で会計専門職としての知見を活かして活躍できる人材をとりたいのでしょうし、また、そういう教育をなされていることと思います。


その結果として、修了した方の潜在能力を買って採用してくれる企業を、心から望んでいるものと思われます。


ただ、弱いのは、広告に登場していた修了生の方が、新日本監査法人勤務の方と国税専門官の方だったということ。


やはり、企業の財務部門や経営企画部門で活躍されている方が登場してほしかったところです。


これからの会計大学院の社会への浸透を見守りたいと思います。


--

このブログがお役に立ったら、ポチッとクリックしてください。


人気blogランキングへ