今月頭に実施したモンテッソーリ教育の嗅覚のお仕事に続いて、昨日は聴覚のお仕事をしました。

モンテッソーリ教育の感覚教育では様々な教具を使いながら五感(味覚・嗅覚・聴覚・触覚・臭覚)の洗練を促すのですが、五感を研ぎ澄まし、洗練することが全ての知的活動の礎になるとの考えから、感覚教育はとても重視されています。

今回は私が以下の手順で提示を行いました。


1 同じ音のするペアのボトルを2セット取り出して一列に並べる

2 一本ずつ左右の耳元で鳴らして音を確認する

3 同じ音のボトル同士をペアにする



その後、娘の耳元で鳴らして音を聞かせてみたのですが、マラカス感覚で手当たり次第にカシャカシャ振り始めたので、机上はすぐにひっちゃめっちゃかになりました 笑

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今回は、以下の5つの異なる音のボトルを用意しました。
ブーケ2 お米
ブーケ2 小豆
ブーケ2 パスタ
ブーケ2 水
ブーケ2 小麦粉


私の地元の富士フィルムのフォトショップはフィルムケースを無料提供してくれるので、地元のモンテ園などモンテッソーリの教具を手作りする人たちの間では密かによく利用されているのですが、今回も譲っていただいたフィルムケースを利用しました。

水を入れたボトルを娘がシャカシャカ振っても水漏れしなかったり、中に入れたものが意外と見えなかったりで、フィルムケースを聴覚のお仕事に使うのは意外と良いかもしれませんグッド!

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どの音もきちんと耳を澄まして聞かないと音の違いを聞き分けるのは難しいと思うのですが、今回準備してみて一番良かったのは「水のボトル」でした。


明らかに異なる質の音を聞いた瞬間にハっとした表情で私のほうをみた娘の表情が何とも言えず良い感じだったのですが、今回は「固形」と「液体」の音の違いくらいは認識出来た気がしています。


聴覚のお仕事も今後、音の種類を変えながら繰り返して行っていきたいと思っています。


その後、主人が本を売るというのでBOOK OFFに付いて行ったのですが、そこで以前から気になっていた絵本を何冊か発見し、それぞれ300円で安かったので購入しました。


先ず、『子どものセンスは夕焼けが作る』の中で紹介されていた「寿限無」のお話左下矢印

寿限無 (声にだすことばえほん)/ほるぷ出版
¥1,296
Amazon.co.jp

「ややこしや」が一緒に収録されているのが本当は欲しかったのですが、見やすく可愛らしい体裁だったので購入してみました。
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次いで、そろそろモンテッソーリ教育の感覚教育で色彩を扱おうと思っているので、その導入用に良いんじゃないかな・・・と以前から思っていたこちら左下矢印

22の色―日本の色彩 (こどもの色彩感覚を育てる絵本シリーズ)/戸田デザイン研究室
¥1,188
Amazon.co.jp
今では日常あまり使われなくなった色彩が22色取り上げられている絵本です。
知らない色や、言葉は知っていたけれど実際の色を知らなかったものが掲載されていたりして、眺めているだけで楽しいです。

こういう絵本を見ると、改めて昔の日本人の色彩感覚の繊細さ・豊かさを感じます。

緋色を見て「赤」と感じるより、「緋色」と感じたほうが生活に彩りがあり、それが表現の楽しさにも繋がる気がするので、娘にもそんな感性が育つと良いな・・・と、この絵本を見ながら思いました。
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そして3冊目がこちらです左下矢印
とけいのえほん/戸田デザイン研究室
¥1,620
Amazon.co.jp

午前1時から1時間刻みで、その時間帯を表す絵が添えられています。

娘は最近、(物体としての)「時計」に興味があり、よく指差ししているので、この絵本を眺めながら時計が時を刻むものだということを何となく理解出来れば良いなと思っています。
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