「親子で算数パズル」_4歳3ヶ月

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充実した家庭教育を通じてご子息を最難関へ導いたお父様にinspireされて、最近我が家の家庭学習にも取り入れたモノ&コトが幾つかあります。

その一つが、「親子で算数パズル」を使いながら算数を楽しむこと。

このシリーズ、元々は季刊誌だったらしいのですが、現在、簡単に購入出来るものとしてはこちら下矢印があります。


ただ、これは対象年齢が小3〜となっているように、難しめです。

初期の号は、タイトルに「3歳から」とあるように、幼児期から楽しめるパズルが多いため、我が家は取り急ぎ以下4冊下矢印を使用しています。
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昨日取り組んだのは、vol.22に掲載されているサイコロの問題なのですが、この号は、分からない場合は提示されたヒントを順に追いながら考える構成になっています。
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紙ベースで考えてもらった後、答え合わせは具体物を使いながら行いました。
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その後、オマケとして展開図に戻して、オモテ/ウラの関係にある面の関係性を確認しました。
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昨今、巷には思考パズルの問題集が溢れていますが、「親子で算数パズル」シリーズの特徴の一つは、算数オリンピックや中受算数を意識した号が多いことかと思います。

例えば、以下の号下矢印では、何れも、パズル的な頭の使い方で解ける中受算数を特集しています。
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vol.21の中身を例に載せると、こんな感じです下矢印
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これらの問題は、小3位までの間に、算数を楽しむのに使おうと思っています。

なお、号によっては、対象年齢を小4以上に設定し、大学入試問題をパズル的思考で楽しめる特集が組まれていたりします下矢印
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中身はこんな感じです下矢印
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「親子で算数パズル」は、fujisan(★★)でバックナンバーを購入することが出来るため、使いたい号のみ購入したのですが、これを使いながら、柔軟な思考力や考え抜く力を養いつつ、算数を楽しむことが出来たらと考えています。
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一般的に、女の子に比べて男の子のほうが空間認識能力が高いと言われたりしますが、上娘の一人遊びを見ていると、その理由が分かるような気がします。
というのも、放っておくと延々としているのは専らおままごとで、LEGOなどで遊ぶことは殆どありません。

そのため、私から働きかける時はその辺りを意識した遊びが多いのですが、ここ2ヶ月ほどはDE-ON下矢印を使った立体模様作りが日課のようになっていました。

DE-ON (デオン)DE-ON (デオン)
4,860円
Amazon

パターンカードを使いながらの模様作りも、最初のうちは延々30分近く苦労しながらやっていたこともありましたが、最近はササッと5分位で立体模様を作れるようになりました。

そして、もうパターンカードをやり尽くしてしまったため、昨日は「パターンカードに無い模様作りゲーム」をしました下矢印
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DE-ONは空間認識力を高めるのに本当に良い知育玩具だと思うので、新たに作った模様をラミネートして、もう暫く日課にして取り組もうと思っています。

空間認識力を高めるために、最近追加したものがもう一つあるのですが、それがこちら下矢印の立体四目です。


パーツがコロコロするため、我が家はパーツの容器としても使える箱付きのものを購入しました(遊ぶ際の転がるストレス軽減もそうですが、パーツの紛失防止や片付けのことを考えても、箱はあったほうが便利だと思います)。
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対戦ゲームをすると、まだまだ私の楽勝ですが、本人はこれも楽しいらしいので、引き続き遊びの中で空間認識力を高めていきたいと思いますウインク


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『本物の教育』

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最近こちらの書籍を読みました下矢印

 

 

第1章 散々な結果の中学入試

第2章 問題だらけの中学入試

第3章 高校の国語担当として阪本君と出会う

第4章 高校2年 受験勉強より先にやるべきこと

第5章 高校3年 受験勉強の指導

第6章 なぜ阪本君が京大に合格できると思ったのか?

第7章 受験勉強以外の”学び”

第8章 京都大学入学後

 

本書は、幼少期に保健所の職員から、本書内の言葉をそのまま使うと「知恵遅れ」と評された生徒(以下、阪本さん)が、高校である教師(以下、林先生)と出会ったことによって本質的な学びとは何かを知り、現役で京大へ進学した物語を、それぞれが章を担当する形で著したものです。

 

阪本さんは、本書内では、コミュニケーション障がいという言葉を使ったりもしていますが、国語、特に心情理解あたりについては壊滅的に理解不能で、苦手意識を持っていらしたそうです。

 

国語教師の林先生がどのように阪本さんの国語力を引き上げたかについてですが、手法の一つは、灘中・高の橋本先生の授業を参考にした徹底的な精読でした。

ほんの一行を読み進めるのにも、一つ一つの語句の意味、用法などに徹底的に拘りながら進めるこの学習方法は、私もいずれ娘たちと行ってみたい学習の一つだったりします。

 

この本を読みながら幾つか思ったことがあるのですが、その一つは、つくづく人生とは出会いだな・・・と。

我が家の玄関には、あいだみつをさんの

 

そのときの出逢いが

人生を根底から

変えることがある

よき出逢いを

 

という言葉を飾ってあるのですが、私はこの言葉が大好きです。

 

もう一つ、これは他の書籍を読んだ時にも感じたことではありますが、子どもを育てる際に、決して丸いボールを目指す必要は無いのだな、ということ。

完全な球体にしようと、凹んでいる所の修復に躍起になるのではなく、歪でもいいから、娘たち一人一人を大きな球体にしたいな・・・と、そんな事を改めて思いました。

 

歪かもしれないけれど大きな球体について考えるといつも、もう転職してしまったけれど、以前一緒に仕事をした後輩のことを思い出します。


仕事の最中、何かの拍子に「僕、アスペなんです」と言われたのですが、その彼の学歴は関西の難関私立中からの現役東大。

本人が興味のある特定の分野では、私が何回生まれ変わっても絶対に叶わないと思うほど超人的な能力を発揮していました。

本人は、自覚している(他人より)凹んだ部分のせいで生き辛さを感じているんだと教えてくれましたが、メタ認知スキルの高い彼は退社後、バックパッカーとして世界を放浪。

帰国後は切磋琢磨出来る仲間のいる小さなベンチャーに入り、少し前に会った時は本当にイイ顔をしていました。


その彼と話しながら、「○君のご両親も、えらいよね(破天荒な生き方を認めてくれて)」と言うと、「命を粗末にするな、とだけ言われてますけど、他に関しては諦めてるみたいです」と笑っていました。

そんな彼の様子を見ながら、お会いしたことの無い彼のご両親の気持ちに想いを馳せ、その中に「我が子への絶対的な信頼と愛情」という、子育ての真髄を見た気がしました。

 

冒頭の書籍を読んでいると、阪本さんは家族への感謝の気持ちを綴っておられます。

保健所から「知恵遅れ」と言われようと、自暴自棄で問題行動を度々起こそうと、阪本さんのご家族は信頼と愛情を持って接しておられたからこその、家族への感謝なのでしょうね。


帰る場所がある子は強い


以前読んだ本に書いてあったこの一文の意味を、この本を読んだことで明確に理解出来た気がしました。

以下、備忘録のメモ書きです(文中、敬称略)。

 

ハイビスカス(林)

受験指導に限ったことではありませんが、私の指導では、”辞書引き”を重んじます。

知らないこと・分からないことを調べる、という行為が学びの基本だと考えるからです。

知らないこと・分からないことをそのまま放置するという思考の流れや生活習慣を変える必要がある、と言い換えてもいいでしょう。

 

 

ハイビスカス(林)

(生徒たちを、自らが社会や文化継承の構成者として貢献できるように人格を磨いていける人材にするために、)重視しようと決めた3つの課題があります。

 

1 受験馬鹿を育てない

ある東京大学教授は、学会中の立ち話で次のように語っています。

「新入生の何割かは、4月の段階でいきなり老成してしまっているように見える。全く覇気がないんです。~きっと大学合格を”ゴール”に設定してしまっていたんでしょうね。とても残念です。」

生徒にも、「大学生になったら学会に顔を出してみなさい」「学会誌を読んで自分の人生を懸けられる対象を探しなさい」と助言し続けました。

 

2 マナーや他者の心を慮る意識を大事にする

 

3 精神的強さの育成

クローバーテスト中に突然全ての電灯を消したり、通常授業時から緊張感を最大限に高める授業環境にしたりするなどして、不測の事態が起きたときへの対応力を身につけさせる

クローバー緊張への対峙と自己の心理コントロール

クローバー受験当日の動きをイメージトレーニングさせる

クローバー事前に入試会場の見学をさせる

クローバー日頃から自分が安定した精神状態になるときの状況を書き出しておき、それに近い状態を作る

 

 

ハイビスカス(林)

次のような能力の育成が必要不可欠だと感じました。

1 精緻な調査活動を行う力

2 そこから論理的に考える力

3 それを他者に伝え、議論を深めていく力

4 反論を想定してその相手を納得させられる論理展開力

5 更に研究を深めていく力

 

 

ハイビスカス(林)

精読の問い(例)

1 ”はるばると”ってどんな意味?

2 ”はるばる”を漢字になおして

3 ”越”を使った二字熟語を教えて

4 では、この僭越の”越”って何を表しているの?

5 普通”はるばると海を越えて””島に着いた”らどんな感情になる?

6 憂愁ってなに?

7 ”憂”ってどんな意味?

8 ”憂”を使った二字熟語を教えて

9 ”給え”って古典でやったね。どんな働きをするんだっけ?

 

 

ハイビスカス(林)

(過去問に取り組みながら、)自明のことですが、自分の解答の癖を、その過程でメタ認知させていきます。

もちろん京大の出題傾向についても分析し、作問者の思考を丸裸にしていきます。

 

 

ハイビスカス(阪本)

阪本流過去問の解き方

通しで解くと決めていた過去7年のものを除けば、可能な限り時間をかけて解いていました(国語を除いて)。

1 B5ノートの上半分を使って問題文全てを写す

2 ノートの下、左半分に調べることなく解答を下記、その後解答を確認する

3 ノートの下、右半分には、調べながら全力の解答を書いていく

英作文⇒ 文法の一つ一つを綿密に調べたもの

数学⇒ 可能な限り複数の解法を用いたもの

化学⇒ 難しい類題を用意しつつ、知らなかった知識などを書き足したもの

物理⇒ 改めて解きつつ、+αとなる概念を調べながら足していく

 

 

ハイビスカス(林)

保護者会に親が遅刻してくる率と生徒の偏差値は反比例の関係になる

最も近い場所にいる大人が自律できていないにも関わらず、子どもが自身を律して、面白くもない受験勉強をし続ける精神を育成することは難しいでしょう

 

 

ハイビスカス(林)

私は学びにも「ハビトゥス」があると考えています。

「文化資本」である書籍や百科事典が「ハビトゥス」と結合して読書や”調べること”が当たり前に出来るようになると、新たに”学歴”という制度化された「文化資本」を生み出すとも理解できるでしょう。

辞書や百科事典、新聞や書籍のない家庭環境、図書館に行く習慣のない家庭環境、科学的見聞や社会問題について会話のない家庭環境で、子どもの学力を向上させることは極めて難しいのではないか、ということです。

 

 

ハイビスカス(林)

「子どもに『勉強しなさい』とよく言っている」親の子は、そういう傾向の弱い親の子よりも、成績が低くなっていますので、要注意です。

<国立大学法人お茶の水大学「平成25年度全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究」より>

 

 

ハイビスカス(林)

ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授による、ペリー就学前計画の実験結果分析

(経済的に恵まれない子どもを対象として、2年間の就学前教育を実施。当該就学前教育を受けた子どもと受けなかった子どもとを、約40年にわたって追跡調査)

⇒ 教育的介入をした群は有意に学力が向上

⇒ 持ち家率や高校卒業率、平均所得率も高い

⇒ 生活保護受給率や逮捕者率が低い

幼児期は、阪本さんのお母さんがやられたように、好奇心に火を点けるやり方が賢いのだと思います。

学びとは、学識を一個人に詰め込むことではなく、人間の心に火を点けること

 

 

ハイビスカス(林)

阪本さんの成長促進に大きな役割を果たしたと思うこと

1 クラスメイトへの講義

知識の理解度は、”知っている”から”分かっている”、そして”使える”というように段階的に深まっていく

 

2 知的好奇心

受験勉強という枠や理数系科目に捉われることなく、ダイナミックな広がりを見せていた

 

3 質問力

分からないことを分からないまま放置しない。

一方で、無駄な質問もせず、その切り分けや判断が的確。

 

4 観察力

自分にとって有益と判断したものや面白いと感じたものに対して、納得するまで観察を続ける。

この観察眼は、後に批判的観察眼ともいうべき判断力に繋がっていった。

 

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