久しぶりにこぐま会の本を読みました。

3歳からの「考える力」教育/講談社



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この本は3歳・4歳・5歳という年齢軸でそれぞれの年齢に特徴的な思考や誤りと、それを正すのに有効な家庭での取り組みが色々と書かれているのですが、この中で書かれている内容を項目軸で整理し直すと以前記事に書いたこちら左下矢印の書籍になる気がしました。


「子どもが賢くなる75の方法」 (単行本)/幻冬舎



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こぐま会の書籍はどれも、「授業の中で子ども達がどのような点で躓いたか」、「その原因はどのような思考・着眼点に基づくものなのか」という事例が豊富なので読んでいてイメージし易く、また、家庭でどんな取り組みをすれば良いかという具体的なアドバイスが惜しみなく披露されているので私は個人的にかなり好きなのですが、この書籍も期待を裏切らない内容でした。

この本では、


1 論理に強い子を育てる

2 視点を変えてものを見る目を育てる

3 数に強い子を育てる

4 図形感覚を育てる

5 聞く力・話す力の基礎作り


という、5つの領域の能力の伸ばし方を解説しています。




何れの領域も


ブーケ2 教室での子どもたちの取り組みを総括した課題(どんな誤りに陥りやすいか)

ブーケ2 上記を踏まえた家庭での取り組みアドバイス

ブーケ2 年少児/年中児/年長児別の到達目標チェックリスト


で構成されているのですが、




例えば2(視点を変えてものを見る目を育てる)であれば、


① 位置の相対化、系列化

② 模様作り

③ 右手・左手の理解


など12の領域に分解して、家庭でどのような働きかけをすれば良いかが述べられており、更に2の領域における年齢別到達目標が箇条書きにされています。



photo:01


当初、図書館で借りて読み始めたのですが、内容が充実しているので結局この本も購入してしまいました・・・。
こぐま会の書籍は全てこのパターンで、結局最後は購入していますあせる



小学校受験をする・しないに関わらず、子どもの能力を伸ばすために家庭でどんな取り組みをすれば良いかが、こぐま会特有の(プリントは使わず、)事物を使った知識の定着のさせ方という観点から解説されている本なので、この本に書かれていることを参考に娘への働きかけを行ってみようと思っています。




関連記事: こぐま会①「こどもが賢くなる75の方法」

関連記事: こぐま会②「論理の<芽>を育てる」

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