ここずっと、過去のパニック障害の事を遡ってブログを書いています。
今まで調子の良い時期が続いている時には
パニック障害の辛かった時の事を思い出したり、人に話しても平気だけど
調子が悪い時期は、パニック障害の事を思い出すだけでドキドキしたり、不安になるし
もしかしたら、それがまた新たなパニック発作の引き金になるのでは・・・と考えると怖くって
極力、過去に起こしたパニック障害の事、特にネガティブな事を考えないよーにずっとして来た。
でも、今回久しぶりに調子の悪い期間がやって来て
しかもそれが、私のパニック障害人生で最大のピンチなご様子で（苦笑）
過去のパニック障害の経験から
全て分かっているつもりでも、上手に付き合える術を知っていたつもりでも
やっぱり慌てるし、凹むし、嘆くし、あーでもないこーでもないってウジウジ考え続けちゃうし
「あぁ、私ってば成長してないなぁ～」と思いつつ
でも、喉元過ぎれば熱さを忘れる・・・だっけ？
辛い時期を越えてしまうと辛かった時の事を忘れちゃうって意味合いの諺があるけれど
私も、調子が良い時だって
もちろん完全にパニック障害と辛さを忘れる訳ではないけれど
やっぱり調子が良い日々が続くと
理性で辛かった時期の事を考える事が出来るし
まぁ、だからこそ（調子の良い時だからこそ）気付ける事も沢山あるんだけど
でも、その反面、パニック発作に怯える本当の意味での怖さは薄れて
辛かった時期を振り返っても、何か見落としてる事がなにかあるかもしれない。
そして、もしかすると
自分自身の過去の記憶の中から
パニック障害と上手に付き合うヒントが得れるかも・・・と思った。
で、これは１番最初のブログでもちょっと書いたんだけど
私の場合は、人に話したり
文章にすると凄く頭の中が整理整頓されるタイプなので
ブログと言う形で書くことにした。
まだ完全に「何かを掴んだ」って訳ではないけれど
それでも、当時の事を振り返りつつブログを書いていると
「あぁ、そう言えば、こんな事を言われたなぁ～
当時は良く分からなかったけれど、今だったら理解出来る。」と思う事があったり
「こんな事もあったんだよな、スッカリ忘れてた。」って事を思い出したり
それに・・・
過去の自分に私自身が励まされる事が沢山あった。
また、同じくパニック障害の方
過去にパニック障害を経験して今は落ち着いてる方
また、パニック障害とは関係ないけれど、このブログを読んで下さった方
色々な方から思いがけず沢山のコメントやメッセージを頂いて
私は今、その言葉達に凄く元気や勇気を貰えてます。本当にありがとう！！！！
今日は、現在の状況とあわせて
比較的最近の様子を書いておきます。
去年の１０月に
数年ぶりにパニック発作を起こした。
ちなみに調子の良かった数年間の事はまた改めて書く予定だけど
日常生活に何の不安を持つこともなく、元気に楽しく暮らしていました。
この期間に、１０年ぶりに飛行機にも乗ってLA旅行もした！
この時は、職場でのパニック発作だったんだけど
久しぶりの発作にショックを受けた、えぇ、そりゃ～もう大ショックだったわよ。
対処法は全て分かっていたつもりだったのに
パニック発作の前で全て吹っ飛んだわよね。
ホント、どんまい自分って感じ。
で、その後、恐怖感と戦いながらも
何とか職場に通い続けていたんだけどシンドかった。
元々（パニック発作を起こす前から）
その数ヵ月後には退職する予定だったんだけど
ちょっと予定を早めて職場を退職した。えぇ、とんだ負け犬ちゃんよ。
その後、リハビリ的な感じで
外に出るのは怖いけれど、なるべく出かけるよーに心がけて
良くなったり、悪くなったりを繰り返しつつ
まぁ、何とか日常生活を送れるよーにはなってたんだけど
１月に、友達とランチを食べに行った先で具合が悪くなって
それ以来、外食するのが辛い・・・と感じるよーになってしまった。
レストランなどでは
席について、注文して
料理が運ばれてくるまで待って
一緒に行ったメンバーが料理を食べ終わるまで出ることが出来ない。
いや、冷静に考えれば
どーしても辛かったら途中で帰ることは出来るんだけど
「具合が悪いから帰りたい」と言い出すのは悪いよーな気がする。なるべく言いたくない。
そう考えるとレストランに行くのが苦痛になった。
こ～して苦手なものがどんどん増えていく（ションボリ）。
しばらくは、外食は苦手だけど
買い物や友達の家に遊びに行くよーにはしていた。
そして、少しずつ外食も、気心の知れたメンバーで
なおかつ、ちょっと調子が良さそうな時を選んで挑戦していた。
外食に行く友達には
「私、パニックで緊張して多分食べれないけど
もう、これパニック障害だから食べなくても気にしないで。
そーは言っても家に帰れば安心してバクバク食べてるから！」と最初に宣言しておいた。
そーしないと
「どうして由香ちゃんは食べないんだろう？」と周りが気にする。
周りが気にしているのが分かると
「食べなくっちゃ」とまた別のプレッシャーがかかってしまう。
だから最初に宣言しちゃえば楽なのだ。
いや、ドキドキしてる、緊張してるけど、まだマシなのだ。
まぁ、そんな状況だったので
外食に行ってももう、そこに座ってるだけで精一杯で
とてもじゃないけど、美味しくご飯を食べるって感じにはなれなかったけれど
レストランの席に座ると言う事を何度も繰り返して行くうちに
調子が良いと、少し食べれる時もあったり（また食べれない日もあったり）苦笑
買い物などのお出かけも
ま～ったく、じぇんじぇん大丈夫って思う日もあれば
出かける前は緊張してたのに
出かけてみたら大丈夫だったって日や
出かける前は平気だったのに
目的地に着いたらふいにドキドキしてしまった日や
出かける前も、出かけてからも緊張してしまう日や様々だった。
私の場合調子の波に規則性はない・・・と思うんだけど
天気が悪くて、湿気の多い日は、体調もイマイチと言う事が多いよーな気がする。
低気圧のしわだですかね？
・・・と、まぁ
１年弱、そんなこんなでリハビリを繰り返してたんだけど
先週の事、近所のアウトレットモールでパニック発作を起こしてしまった。
この日は、出かける前は平気だったんだけど
モールに着くころに緊張感が押し寄せて来たの。
でも、ここ数ヶ月は
目的地に着いてしばらくは緊張している。
でも、友達としばらく喋ったり
買い物に熱中しているうちに大丈夫になるって事が多かったんだよね。
緊張しているのは１５分から長くても１時間。
友達と一緒に出かけていて
話す相手が居る時だと気がまぎれるのが早いんだけど
１人で出かけている時は
中々気を紛らわすのが難しいので時間がかかる事が多い。
はっきり言って、気が紛れるまでの時間は
恐怖であせびっちょリ・・・みたいな（苦笑）
正直、テンパってる状態だから買い物どころではないし
本音を言えば、一刻も早く家に帰りたいっていつも思っている。
でも「場所に慣れれば大丈夫になるから。いつもそーだから。」と自分に言い聞かせ続ける。
それで、なるべく自分の好きな服やコスメなどを物色する事に集中しよーとする。
それで大丈夫になるのだ。
帰り道は大概「今日も出来た～♪」とルンルン気分。
が、その日は違った。
いつものように買い物に集中しようとするのに
どんどん不安感が増して行ってしまってどーにもならない。
でも、ここで怖さに負けて家に帰ってしまったら
次に家を出る時のハードルが上がってしまう。出るのがもっと怖くなる。
だから頑張れ。
頑張ってその場に留まれ！と
何度も、何度も自分を励まし続けた。
でも、とうとう耐えられなくなって家に帰ることにした。
いつもだったら「るるるる～♪」と思える帰り道も
パニックの不安とドキドキで今にも死にそうな気分だった。
家についても不安感でいっぱいで耐えられず友達に電話した。
幸い、友達が電話に出てくれたので
「私、パニック発作を起こしちゃった、怖い。」と言った。
私の状況を良く分かっていてくれる
前にブログにも書いたカウンセラーの資格を持つ友人なので
「何があったの？全部話してごらん？」と私が話すままに全て聞いてくれた。
話している内に、やっと落ち着いてきた。
その発作をきっかけに
すっかり外出が怖くなってしまった。
ちょっと前まで出かけていた近所も怖い。
おまけに、ずっと私の中では
家の中は安全地帯で、誰かと一緒の時も安心だったのに
夫と２人で居ても、家の中に居ても「怖いっ」と突然不安になる事も出てきた。
逃げたいと思う。
でも、逃げ場が無いと感じた。
今までもずっと
パニック障害で怖いと感じるのは
自分が作り出してしまっている恐怖だと言う事はもちろん理解していた。
でも、私の中ではずっと
「家の中」と「誰かと一緒の時」は不安になる事はなかったのだ。
今まではリハビリ中に外でパニックを起こしそうになっても
「家に帰れば大丈夫」とか「友達に連絡すれば大丈夫」と自分に言い聞かせて来た。ずっと。
が、今まで私の唯一の安らぎの場や状況でも
不安で不安でたまらなくなってしまうなんて、私はどーしたら良いんだろう？
でも、それがもう通じないなんて
も～、神様の意地悪！！！！である。
なんつ～か、四面楚歌な気分(´＿｀｡)
私は夫の前で子供のよーにワンワン泣いた。
こんなに、こんなに頑張ってるのに辛い。
この辛さはいつまで続くの？いつになったら楽になれるの？
大切で、大好きな人達みんなに心配かけて、迷惑もかけて
もう嫌、自分が嫌、全てが嫌、何もかもが嫌！！！
パニック障害が嫌。
パニック障害になった自分も嫌。
死にたいとは思わない。
でも、この恐怖感から逃げられないのなら
私ごと一緒に消えてなくなってしまいたいと思った。
散々泣いて、泣いて、泣いて
で
気が済んだｗ
この時私は「底を見た」と思った。
今までの私は、パニック障害を受け入れてたつもりでいた。
でも、家なら大丈夫、人と一緒なら大丈夫。
そう思って逃げながら、ちょぴっと挑戦（リハビリ）していただけでは
本当の意味で、パニック障害と分かり合えていなかったのではないか？
逃げ場がない。
どこに居ても不安の波はやって来る。
それは足がすくむ怖さだ。
絶望ってこう言うことを言うのかと思った。てか絶望した。
でも、逆に考えれば
今までずっと「家から遠いから怖かった」
「すぐに家に帰れない状況や距離だから怖かった」
「すぐに助けに来てくれる友達が居ない状況が怖かった。」
でも、それ、もう関係なくね？
だって、誰かと一緒でも
家にいよーが外にいよーが
パニック発作起こす時は起こすんでしょ？
もう、私には逃げ場、ないんでしょ？
いんや、違う。
今まで私が逃げ場だと思ってたのは
うっかり勘違い、どんまい自分・・・って話だったのだ。
元々逃げ場なんてない。
それが今回の事でよ～～～く分かった。
だったら、外も中も一緒じゃん。
誰かと一緒でも、１人でも一緒じゃん。
全てが怖いって事は
全てが怖くないって事なのよっ。
どこに居ても、誰と居てもパニックはやって来る。
なら、どこにでも行けるし、１人にもなれる。
フンッ てな感じである。
気持ち的には完全に開き直った。
とは言え・・・
長年の外苦手、遠い所はもっと苦手
この悪循環の思考回路は中々スッパリ切れるものでもなく
今でも、やっぱり外に出る時の方が緊張するし
不安の波が襲ってきた時には「もうダメだ・・・」と限りなくネガティブになる。
まだハッキリつかめていないけれど
でも、今までずっと「○○だから怖い」と思っていたのは
実は私が作り出した妄想だって事がよ～～～～～く分かった、体感した。
今までもそれ、分かってたつもりだったんだけど
でも、やっぱり「家安全」ってずっと思い込んでたんだよね、それに縋ってたの。ヘタレでしょ？（笑）
でも「家の安全神話（私の中で）」が崩れた今
外に出るのを怖がっても無駄なのである！！！
理屈は分かった。
体で教えて頂きました！
あとは実践あるのみ。
で、今は外で不安の波にさらわれそーになった時
「てか、家に逃げ帰ったって一緒よ、どこでもパニック発作は来るわ。」と思うよーにしている。
してるけど、習慣で「ギャー家に逃げ帰りたい」ってやっぱり思うんだけど（長年の癖って怖いわね）
私もしつこく負けじと「だ～か～らぁ～、家に帰っても一緒だっつーの！」と自己ツッコミを繰り返している。
そんなこんなの今日この頃です。
やれやれ。