01/26~01/28 Noism2 定期公演 vol.9 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

Noism2の皆さん

西澤真耶さん、片山夏波さん、門山楓さん、牧野彩季さん、三好綾音さん、岩城美桜さん、森加奈さん、森川真央さん、鈴木夢生さん

Noismレパートリー
演出:山田勇気さん

新作「私を泣かせてください」
演出振付:島地保武さん

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いろいろ書いていたらまとまりなくだらだらになってしまいましたけど、やむなしです(汗)。


いつも通りですが、ぜひサポーターズのブログを参照してください。
各日のとても丁寧なレポートとアフタートーク内容詳細なども確認できます。
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いつも非常に楽しみにしている Noism2 の公演。
今回の定期公演 vol.9 は 3日間4公演。そのうち私は3回観てきました。

そしてチケットは全公演売切れ。なによりです。

まずは初日。

なるべく予備知識は入れないようにとは思いましたけど、プログラムをもらってしまうとどうしても見てしまいます。最初はレパートリーの方は元公演がわかるかチャレンジしてみようか、とかも考えていましたけど結局事前に見てしまいました。

ただ、結果的に私の記憶力では全然わかりませんでしたね(汗)、、、観たことがない公演も多かったですし。

前半の Noismレパートリーは元々レパートリーということもあって、非常にNoism らしい作品という印象。全員でのパフォーマンスだけでなく、ソロ、トリオ、デュオなどでのパフォーマンスもあって、各メンバにそれぞれ見せ場がありましたよね。

本公演は今シーズンから加入したメンバにとっては初舞台になる(中学校公演とかを除けば)わけですけど、そういった意味でも各メンバにわかりやすい見せ場があるのはいい構成だな~、と。

ただこの段階では牧野さんと森川さんはそういった個人パート(?)が黒衣をまとった状態でのものであり、できればお二人にも表情とかが良く見える状態での見せ場が欲しいな~、とも思ったのですが、
 

「私を~」では結構早い段階でこのお二人によるデュオがあって、なんだかほっとしました。

個人的には前半では、
・やっぱり片山さんと西澤さんのソロ
・三好さん、森さん、鈴木さんによる表情豊かなパフォーマンス
・8人が4組のペアで鏡に映ったような動作をするパフォーマンス
が印象に残りました。

そして、今回の新しく加入したメンバも皆さん Noismの初舞台とは思えませんでしたけど、
 

・森さんは非常に小柄ではありましたけど、非常に安定感があるな~という印象ですし、
・森川さんは長身ではありますし、とにかく足が長いというか、足を上げるような姿勢が非常に美しいと感じましたし、
・鈴木さんは非常に落ち着いた確実なパフォーマンスという印象でしたし、
・岩城さんは非常にシャープな印象と、あとはなによりも新潟県出身メンバということもあり、ぜひ応援したいな、とも思いましたね。

あとは全体的に衣装も黒いし、黒衣系の演目が多かったのは、4月にある上野の森バレエホリデイ2018でのNoism1の作品「Mirroring Memories それは尊き光のごとく」(この作品は明確に黒衣に関する作品を集めたということになっている)に関連しているのかな、と思ってしまったのですが、どうやら関係ないようですね(汗)。

 

※アフタートークで山田さんから今回のレパートリーの選択は、

・元々音楽があって、女性が演じているもの

・ぜひメンバに経験しておいて欲しいもの

というような基準で選んだらあまり選択の余地がなかったというような話もありました。


そして後半「私を泣かせてください」。


事前にプログラムを確認すると、登場人物のプロフィールが記載されており、これは完璧に明確なストーリーを持った作品ということがわかります。


また登場人物名がメンバそれぞれの本名になっているのも結構新鮮(笑)。ただ、これによってストーリー上の登場人物とメンバとのリンクが非常にわかりやすくって個人的にはありがたいです。

このストーリーは「人間」と「魔女」によるお話とのことで、なんとなくですけど去年の「よるのち」の「少女」と「吸血鬼」のお話をちょっと連想させますが、今回はそこまでダークな雰囲気はありませんね。
既存メンバが「人間」、新規メンバが「魔女」というのもわかりやすい構図です。

センスのない私ですが、各場面がプログラムに書いてある「あ~、この場面なんだな」というのは比較的わかりやすかったですね。

ただ、ときおりでてくる雰囲気が一転する場面、ちょっとコミカルで個性的な歌とか意味がよくわからない言葉とかは正直どういったことを表現しているのか、とか、つかみきれないことが多かったのも事実。
でもまあ、わからないのはいつものことですからあんまり気にしません(笑)。


そして、アフタートーク。特に印象的だったのは今回の公演は「ダブルキャスト」とのことです。どの部分が変わるのかを楽しみにしたいと思いましたね。

ただ、帰宅後考えていたりすると、レパートリーの方はダブルキャストというのはわかりやすいですけど、「私を泣かせてください」に関しては登場人物は本名とリンクしているわけだしどうやってダブルキャストにするのだろう? なんてことも。

そして最終日。この日2公演とも観る予定。
初日はステージ向かって左側最前列に席を確保していたのですが、事前情報によるとこの日の1回目がダブルキャストの公演ということで入場順は結構遅かったのですが空いている席での最前(2列目)を確保、そして最終公演は向かって右側やや後ろの席を確保しました。、

まずはレパートリー。ダブルキャストに関してはまずは三好さんと片山さんの役が入れ替わっているようですね。

三好さんの黒衣のソロは非常に迫力があります。そして、覆面とか衣装の着脱の仕方が三好さんと片山さんでちょっと違っていたような気もしますけど確実ではありません(汗)。


あと片山さんは森さん、鈴木さんと合わせての表情豊かというか笑った状態でのパフォーマンスがありましたけど、どうしても片山さんで笑っている演技というと去年の「よるのち」の印象が未だ強いですね。
我ながら、どれだけ「よるのち」の印象が強いのだ、、、と思ってしまいます。

あとは門山さんのソロも表現豊かで素敵でした。なんというか、これまた非常に主観的な話になってしまうのですが門山さんは表情とか雰囲気が一番色気があるというか艶っぽいと思いますね。

ただ、おそらく牧野さんとか森川さんが顔を出した状態で少人数の出番もあるかな、と思いましたけどそれはなし。ちょっと意外でした。

後半の島地さんの作品も私でもいくつか変わっているところに気づきましたけど(前半の壁の壊し方、とかカウントダウンの長さとか)、「ダブルキャスト」というのは???と思っていたのですが、最後のソロが変更になっていました。


なるほど、こういうのも「ダブルキャスト」というんですね。西澤さんのソロも素晴らしかったです。

でも、こういうのって、ストーリー的には「もう一つのエンディング」というよりは、ストーリーとしては完結した上でエンドロール的なもの、、、ということでよいのかな?


そして最後の3回目の公演(笑)では、どこが変わっているとか、あんまりそういうことは意識せずに純粋にメンバの身体表現というか、表情などなどを素直に見ていました。
 

本当に皆さん頑張っていますよね。素晴らしかったですし、3回分あらかじめチケットを確保しておいて正解でした。
(ただ、今回はチケットが売り切れになったのが結構公演間際でしたけど、もっと早く売り切れになるようだとあんまりひとりで何回も観るのは顰蹙かな、とも思いますが観たいものは仕方ないし、また複数回チケットは確保すると思います(汗))

また最終日のアフタートークでは島地さんからいろいろ「種明かし」的な話もありました。自分的にはかなり驚きだったのですが、言われると腑に落ちる感じがするんですよね。

願わくば、この「種明かし」を知った上でもう1回見たかったけど、それはかなわず(笑)。でも、初日のアフタートークにこの辺の質問がでたら答えてくれていたんでしょうかね。最終公演が終わったからこそここまで教えてくれたのかな? なんて。

4月には早速アートミックス内でNoism2の出番があるようですし、今期のNoims2メンバの活躍を楽しみにしています。

(スタジオB 1公演1800円(会員値引)×3公演)