『創黎のアリシア』も今月のお奨めです | 一迅社文庫編集部のブログ

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新刊情報など中心に更新していく予定。

やっと書類整理や至急・火急の打ち合わせが終わったので自分の本の紹介ができます。
このところ、会った人たちからよく『えでぃっと!』の話を振られるので、『創黎のアリシア』も上原さん&桐野さんの長編シリーズ第一作なんですから話題してくださいと言ってたり。

さて、今月はそんな『創黎のアリシア』のターンですのでご紹介です。
一迅社文庫編集部のブログ-創黎のアリシアカバー

--あらすじ--

「アリシアさん、これは内緒ですよ。実はちーくん、魔法が使えるんです。手から炎を出せるんですよ――」

本馬千尋は幼馴染みである「さくや」の家からの帰り道にちょっとした不注意で、謎の男たちに追われていた金髪の少女アリシアを自転車で派手に轢いてしまう。それも派手に、壮絶に、漫画的に。
自分が怪我をさせたという責任感から、動けないアリシアをかつぎ追っ手をまいて逃げきる千尋だが、翌朝、目を覚ますと、すっかり回復したアリシアの凶暴さに脅され、ドツかれ、家を占拠されてしまう。

そして時を同じくして、町内で連続する通り魔殺人事件。大の男を微塵に切り裂くその手口に町中が震撼する中、アリシアもまた闇夜に暗躍する。
日本刀を持ち、ときに冷酷な顔を見せるアリシアが事件の犯人ではないかと疑う千尋。しかしそんなとき、彼の幼馴染みの巫女、さくやにも不審な動きがあることがわかる。
事件の真相はいかに。千尋が使う魔法の正体とは。そして……

 ア「それがきっかけになって千尋に惚れたのね」 
 さ「そ、そんな違っ……私は、ちーくんへの感謝を」
 ア「じゃあ、あいつが他の女と付き合っていてもいいんだ」
 さ「だ、駄目ですう!」

――そんな事件など関係無しに進む、千尋を巡るアリシアとさくやのバトルの行方もいかに。


◆主な登場人物

・アリシア
一迅社文庫編集部のブログ-アリシア
本作のメインヒロインの一人。
年齢不詳、ファミリーネーム不詳。日本刀に似た武器を所持しており、謎の男たちと戦っている。

主人公の千尋が乗っていた暴走自転車にはね飛ばされるなど、冒頭から千尋によりとことん酷い目にあわされ、とてもメインヒロインっぽくは見えないが、直後に劇的な大逆襲に成功し主従逆転関係を結ぶ。
可愛い動物が大好きなのだが、千尋の家に住むペンギンのギ太郎に威嚇されるなど、動物相手にはやたら酷い目にあい続ける薄幸の美少女。
一迅社文庫編集部のブログ-ギ太郎とアリシア

本作はペンギンをはじめ、どきどき動物王国のごとく動物が出てきます。


・大神さくや(おおがみ さくや)
一迅社文庫編集部のブログ-さくや4c
本作のメインヒロインその二。千尋の幼馴染み。家が神社のため放課後は巫女をしている。
ある事件がきっかけで、千尋のことを異性として強く意識しており、何かにつけて得意の料理で千尋のことをもてなす。
普段は天然ボケでクラスの癒し系だが、しかし、怒ると怖い。
一迅社文庫編集部のブログ-さくや


・本馬千尋(ほんま ちひろ)
一迅社文庫編集部のブログ-千尋
本作の主人公。
見た目と違って運動神経ゼロ。体育はオール1が当たり前。
千尋のことが大好きな幼馴染みのさくやですら、「あの運動音痴ぶりは不治の病なんです。激しい運動させたら死んでしまいます」と言い切ってしまうくらいの重症。

本作の主人公補正で、一応魔法使いジョブの持ち主ということにはなってるのだが、肉食系のアリシアの前では従順な下僕扱いに。

・黒沼俊平 (くろぬま・しゅんぺい)
一迅社文庫編集部のブログ-俊平
千尋の幼馴染みで、本作のオッパイ星人担当。
女性を見るときは胸から見る男で、見ただけでそのバストサイズを当てる特技を持つ。
さくやの本当の気持ちを知っており、何かにつけて千尋にアタックするようそそのかしたりもする。

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ということで、ラブコメと伝奇、どっちも盛りだくさんに詰め込んだ『創黎のアリシア』は今月発売予定です。
今月の四連休にぜひお楽しみください。

そうそう、リーナ二巻のボツシーンの件でH田君があれこれ書いてたので補足です。
私がH田君に意見を求めるときは、たいてい、多数決しようというつもりはなく、H田君の表情とか語りっぷりから、答えをはじき出しています。
H田君が瞳を輝かせて「このシーン、素晴らしいですね!」と言った時点で、「これはやりすぎだな」と判断しました。「H田が褒める時点でやめたほうがいいな。ごく一部の人しか喜ばないし」 by T澤

そんな風に、木曜日になると「ギャンブルフィッシュと刃牙せんせいと弱虫ペダルの続きが気になるから、今週のチャンピオンもついでに買ってきてください」と私をパシらせてくれるH田君の感性は有効活用しています。
一迅社文庫編集部のブログ-つーん
こんな感じで、H田君の全面肯定的な意見はスルーが基本です。採用しちゃいけない。ちなみに私は冥王神話とフルットとナガレが目的でチャンピオンは読んでます。

さて、次は『えでぃっと!』の詳細紹介の予定ですが、そろそろ夏バテから回復してきたH田君が文芸部~の宣伝しに割り込んでくるかも(T澤)