『放課後トゥーランドット』発売中! | 一迅社文庫編集部のブログ

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新刊情報など中心に更新していく予定。

いよいよ4月の一迅社文庫4冊の紹介も最後の一冊になりました。
ということで、新シリーズから『放課後トゥーランドット』の紹介です。

名作オペラ「トゥーランドット」を軸に始まる、青春と音楽、そして恋の物語。
「トゥーランドット」はある意味では「未完の大作」といった側面のあるオペラ作品で、本作ではその空隙などもテーマに盛り込み、シリーズとして展開していく予定です。
「トゥーランドットって名前だけ知ってるけど、どんなオペラなの?」「ある意味では未完ってどういうこと?」というかたも楽しく読めるよう、そういうウンチクも結構たくさん入った作品ですので、ちょっとしたトリビアも知る機会になるのでお勧めです。

一迅社文庫編集部のブログ-■放課後トゥーランドット:カバー.jpg
--あらすじ--

再会した幼なじみの彼女は学園の独裁者?! 入学式の直後に生徒会長を 糾弾して追い落とし、自ら学園権力を握った彼女の名前は姫ノ咲楼蘭。ドイツ帰りの世界的な歌姫。サムライ魂を胸に秘めた楼蘭が掲げる『部活道不覚悟制度』 の旗印のもと、活動実績の無い部活が淘汰される中、なんと僕の吹奏楽部と渚の演劇部も文化祭で公演の一つもしなければお取りつぶしの危機に。え、オペラ公演のために僕は楼蘭をスカウトしてくる任務なの? しかも、楼蘭は変な謎々を出してきたんだけど……。青春と音楽、そして恋。吹奏楽部と演劇部を守るため の僕たちの戦いが始まる。

◆主な登場人物
・姫ノ咲 楼蘭(ひめのざき ろうらん)
一迅社文庫編集部のブログ-楼蘭
「男なんて死滅すればいい」とか言い放っちゃうほど男嫌いな独裁生徒会長。

武士道精神にあふれ、やる気のない部活動やたるんだ生徒たちの性根を鍛え直すと、生徒会権限での制裁を連発。黙ってれば類まれな美少女だが傲岸不遜、口を開けばきつい発言ばかりで、誰一人として彼女をくどこうなんて思わない。
母は伝説の歌姫と名高い歌手で、その母の才能を引き継いだ美声の持ち主でもある。
どこから手に入れたのか鉄扇などを常に愛用し、自分に歯向かう無礼者をのしたりするのにも使っている。

なぞなぞ対決に正解するものがいたら言うことをなんでも聞くと約束してしまい、いろんな意味で実はピンチかもしれない本作の正ヒロイン。

・渚 琉沙(なぎさ りゅうさ
一迅社文庫編集部のブログ-渚

今にも潰れそうな演劇部の部長。部員数が少ない部長同士である千尋と仲が良い。
性格はおっとり。いつも前向き。
母性愛に溢れ同級生なのになぜかおねえさんオーラを発散しており、千尋もすっかり弟気分で甘えている側面がある。
実は巨乳、かなりの巨乳 。大事なことなので二回繰り返しました。女帝が出てくる別作品の主人公「月見里悠太」 が見たらたぶん大喜び。

楼蘭とは親同士の何か確執があるらしいのだが……。

・篠山 千尋(しのやま・ちひろ)
一迅社文庫編集部のブログ-千尋
本作の主人公。
吹奏楽部部長だが、クラシックよりゲーム音楽が好き。ゲーム音楽を吹奏楽でやろうとしている。
楼蘭とは幼稚園が一緒だったという幼馴染だが、高校で再会を果たすもすっかり忘れられていたどころか、今の彼女の変貌っぷりにハートブレイク。
可愛さあまってなんとやらではないが、楼蘭と後に部の方針などを巡って対立、そして衝突。
負けたら楼蘭の下僕になる約束をしてしまう。
渚に思春期の少年にありがちな淡い恋心を抱いていたが、楼蘭と再会してからは彼女に対しても不思議な感情を抱くようになっていく。

・河瀬 剛(かわせ・たけし)
一迅社文庫編集部のブログ-剛
千尋の小学校からの悪友。吹奏楽部がモンハン部と化してしまった元凶。
エロ本能の塊、エッチな小説と漫画そして海外の無料動画とかの収集に余念がない。
ルックスは悪くないのに、煩悩丸出しの発言と行動で周囲の女性陣から不興をかいまくっている。
「千尋に時折むらっとくるも理性で止めている節も?」という設定があるのは作者の趣味?

「楼蘭とのなぞなぞ対決に勝ったら、あんなことやこんなことさせてやる」と息巻いている。
彼の考える「あんなことやこんなこと」は読者の想像にお任せします。

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ただいま二巻なども打ち合わせが進行中です。
2巻は「今度は楼蘭たちがドキドキ温泉合宿?! ポロリもあるよ(……と思う)」なお話になりそうな気がするので、いまのうちに一巻を読んでおくのがお勧めかも。

楼蘭と千尋の関係が一巻から一気にステップアップするのか否か、担当としてもドキドキワクワクしながら作者のみかづき紅月さんと打ち合わせなど進めていますので、お楽しみに(T澤)