突然ですが、
ちょっと頭の体操を
してみましょう。
簡単なクイズを出します。
今回は、
正解を求める
というよりも
自由な発想を楽しむ
という姿勢で
取り組んでみて下さい。
それでは、問題です。
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あるマンションの10階に
ひとりの男性が住んでいます。
その男性は出掛けるのが大好き。
仕事、友だちとの遊び、
買いもの、スポーツ観戦。
エレベーターを使って1階まで下りて、
いろんなところに出かけます。
しかし、
外出先から帰ってくると、
10階に住んでいるにもかかわらず
毎回7階でエレベーターを降りて
そこから10階まで階段を歩いて行きます。
実はこの男性、
階段嫌いで有名なんです。
なのに、
7階でエレベーターを降りて
10階まで階段で歩いていく。
いったいなぜでしょう？
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この問題は、
水平思考パズル
という思考パズルの中で
有名な問題です。
本来なら、
出題者に対して解答者が質問をして
それに対してYes／No／無関係で応えながら
解答者が出題者の考えを探る
という流れで進めます。
ですが、
ここではあえて
出題者と解答者のやり取り
を取っ払って、
「こうじゃないかな？」
と思う答えを探してみてください。
話をまとめるために
用意した「答え」を使いますが、
その答えにとらわれずに、
3つ以上を目標にして
発想を膨らましてみましょう。
近くに誰かいる時は、
一緒にやってみると効果的です。
もう一度
問題を読み返してもいいですよ。
・・・
3つ以上出てきましたか？
ちなみに、
僕の身の回りでは、
こんな答えが出てきました。
・ダイエットが気になるので、少しでも運動している
・家に帰るのがおっくうなので、時間稼ぎをしている
・ストーカーに追われているため、
自分の家がばれないように違う階で降りている
・7階、8階、9階に気になる人が住んでいて、
偶然出会えるのを楽しみにしている
・7階から上で見える風景が大好きだ
・7階から上の階段の踊り場に観葉植物があって、
その水やりをしている
・7階から上は全部その人の所有物で、
7階に入口がある
・7階から上にはあがれない、壊れかけのエレベーター
・7階より上の住人に手作りチラシを配っている
・階段嫌いと言っておきながら、本当は階段が好き
みなさんの答えは
いかがでしたか？
これは、
僕が実際に企業内の研修で使ったやり方で、
大きく二つの意図があります。
その１。
目に見える状況はひとつだけど、
複数の解釈ができる、
あるいは
複数の解釈をしてしまう
というのを知る。
今回の出題内容では、
「10階に住む男性が、
外出先から帰る時に
7階でエレベーターを降りて
10階まで階段で歩いて帰っている」
という状況がひとつあります。
それに対して、
いろんな解釈が出てきました。
現実世界でも
誰かの言動や風景に対して
人それぞれで解釈を行い、
僕たちは意識しないうちに
その解釈に振り回されることがあります。
そして、その２。
解釈の仕方を見ると、
普段その人の気にかけていることが
隠れている
というのが見えてくる。
ダイエットが気になっている方は、
クイズに出て来た男性に同じことを重ね、
クイズの男性が「家に帰るのがおっくうだ」と感じている
と答えた人は、
自分にも何かしらその傾向があるようです。
これは別に
「良い」とか「悪い」
ではありません。
その人のクセだったり、
今の状況を知るための
ひとつの糸口になります。
そこを紐解いていくと、
ストレスの解消にもつながるのです。
ちょっと長くなりましたので、
「ストレス」をテーマに
また次回に続けたいと思います。
ご質問等あれば、
メッセージ、コメント、
お寄せ下さい。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。