ソマトサイコロジストのロペスです。
いよいよこのシリーズも最終回に近づいていました。
バレエなどで下肢痛や開脚時痛がある方に
ランジを行われるとどうなるのかというと、
いわゆる大腿筋膜張筋から腸脛靱帯のところが
ばりばりに張って痛みを訴えたり、痛まなくても
張りが強くなります。場合によっては、腸脛靱帯炎の元となります。
腸脛靱帯炎は治療法としては、教科書とかみても
とことんストレッチが出てきますが、そんなことしなくても十分治ります。
というかこのときの腸脛靱帯は牽引ストレスがバリバリにかかっているので
すでに引っ張られています。なのでそこでストレッチをしたらどうなるか
これは理学療法の勉強した方ならわかりますよね。
少なくとも適応した介入方法ではないと思います。
話は戻りますが、ランジで硬くなる、大腿外側。
硬くなる筋の隣にはやわらかい筋(伸びている筋)があるのが
一般的です。教科書的には中殿筋になりますが、同時にハムストリングスを
触診すると、低緊張であることが多いです。
その場合、骨盤アライメントや腰椎の安定性に介入することが多いのですが
面倒なので、反対側の上肢を使うことが多いです。
そうするとあら不思議。痛みがある側の足の大腿外側の張りが
すっと抜けることが多いです。
自分でも不思議だなーと思うんですけど、冷静に考えると
なるほどーと人の動きに沿っただけのことであるのが
よくわかります。
また続きは今度。ごはん食べてきます。
今日も読んでくださりありがとうございました。