今晩は小売売上 | フューチャーズ・ブログ(仮

今晩は小売売上

今日の上海総合株価指数は、下げ幅が大きくなっています。


今日も、と言うべきでしょうか。


2営業日の下げ幅としては、3週間ぶりの大きさになっています。




上海総合株価指数
 日足 

(点線は、200日、400日移動平均線)



人民元の先安感が、元建て資産の圧迫要因になっているようです。





それでは今晩の予定です。

時間は日本時間(JST)です。



15:30 黒田日銀総裁記者会見



お昼に発表された声明では、政策は現状維持でした。

ただ、見通しについては下方修正。


次回こそは追加緩和????


記者さんたちも突っ込んきそうですね。


間もなくスタートです。





17:30 英国国民統計局発表

8月の消費者物価指数(CPI)


前回は、前月比-0.2%、前年比+0.1% 

今回の事前予想は、前月比+0.2%、前年比±0% 



「賃金の伸びが引き続き堅調に推移する中での雇用市場の引き締めは、インフレ率が2─3年で目標水準を上回る可能性を意味する」

「金融政策は、現在のインフレ率よりもこのことに基づいて決定されるべきだ。そのため、個人的には比較的早期の利上げが必要である可能性が高いと思える」

イングランド銀行(英中銀)金融政策委員会(MPC)のウィール委員、スコットランド・オン・サンデー紙への寄稿で 



http://jp.reuters.com/article/2015/09/13/britain-boe-weale-idJPKCN0RD0YH20150913 (ロイター通信)


ウィール委員の見解が正しければ、このインフレ率でも利上げは正当性を持つことになりますが・・・コンセンサスとなり得るかどうか。





18:00 EU統計局発表 

7月の貿易収支 


前回は、246億ユーロの黒字(季節調整済みで219億ユーロ)

今回の事前予想は、280億ユーロの黒字(季調後214億ユーロ)


黒字額は拡大するが、季節調整のフィルターかけると減額するという予想です。





18:00 ドイツZEW研究所発表

9月の景況感指数

ZEW=欧州経済調査研究所、ドイツの有力シンクタンク 


金融機関の調査担当や市場関係者約350名に質問状を送付、DI方式で指数を作成。

DI(ディフェージョン・インデックス)は日銀短観でも使用されている方式です。

「期待指数」は、6ヶ月先の景気が良くなるか、悪くなるかの質問に基づきます。


前回は、「現状」指数は65.7、「期待」指数は25.0 

今回の事前予想は、現状が64.0、期待が18.3


悪化?


ギリシャ問題が峠を越した現在に悪化するとは、中国の懸念の影響でしょうか?

ドイツ経済は日本以上に貿易のウェイトが大きく、対中国貿易も盛んです。


ロシア、中国と、ドイツのお得意先は次々とコケますな。



 


21:30 米国商務省発表 

8月の小売売上高 

米国のGDPの約70%を占める個人消費。その個人消費全体を占うに最も重要な指標とされれます。

ただしデパートなど一部大手企業をサンプル調査した上での推計のため、確実性については多少疑問符がつきます。

波動の大きい自動車を除いた数字も重要視されます。


前回は、総合;前月比+0.6% 自動車除く+0.4% 

前々回から比較すると、大幅な改善でした(21:30JST,米小売売上ほか 2015-08-13 21:58:52)。

今回の事前予想は+0.3% 自動車除くと+0.2% 


悪化? 


なお、この事前予想は80人のアナリストの平均値です(「自動車除くは74人)。


総合の予想レンジは、最小値-0.1%~最大値+1.0% 

マイナス転落から大幅改善まで、悲観と楽観でずいぶんと差がありますなぁ。


最近は、この小売売上の発表日に大きく相場が動くケースが増えました。

雇用統計に次ぐ米国利上げ時期を占う試金石との評もあります。


その指標の予想レンジがこれだけ広いというのはヤッカイですな。




21:30 米国NY地区連銀発表

9月のNY州製造業景況指数

別名「エンパイア・ステイト景況指数」 


日銀の短観と同じDI(ディフュージョン・インデックス)で、中間は「0」 プラスならば景気拡大、マイナスならば景気後退を示す、とされます。

買い手(消費者)のセンチメントの指数の代表がミシガン大指数やコンファレンスボードの指数だとすれば、売り手サイドのそれは、この「NY」、つづく「フェラデルフィア」のDIと、ISMのPMIが御三家、プラスしてシカゴ購買部協会のPMIといったところでしょうか。


先月は、-14.92 

今回の事前予想は-0.15 


マイナスながらも改善?


ただし、予想と結果が乖離することが多い指標ですのでご注意。

前回も、改善予想を裏切ってマイナス転落の大幅悪化という「サプライズ・メーカー」ぶりを見せました。




22:15 米国連邦準備制度理事会(FRB)発表 

8月の鉱工業生産指数・設備稼働率

前回は、生産指数;前月比+0.6% 稼働率78.0%

今回の事前予想は生産-0.2% 稼働率77.8% 


いずれも悪化? 


FRB当局者は、経済に内在するスラック(需給の緩み)を推し量るため、設備稼働率に注目しているそうです。


前回は予想以上に良好な数字が出たのですが(23:00JST,ミシガン大学消費者指数 2015-08-14 23:06:21)。



23:00 米国商務省発表 

7月の企業在庫 

前回は、前月比+0.8% 

今回の事前予想は、同+0.1% 




このほか今晩は、ニューヨークの国連本部では総会が開幕します。


ドイツでは、17日から一般公開されるフランクフルト国際自動車ショーのプレス公開が行われます。

対中国輸出でも看板商品であるドイツ車。

中国での自動車販売には陰りが見えてきていますが、魅力的な新車でカバーできるでしょうか?






そして、これは「明日の予定」ですが、


05:30 API(全米石油協会)発表 

週間在庫統計 








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