【拡散希望】平成26年度神奈川県動物保護センター犬猫殺処分0達成 | 言葉を話せない動物たちからのSOS ~殺処分される命を救うために~

言葉を話せない動物たちからのSOS ~殺処分される命を救うために~

3本の脚を虐待できられてしまった育生(なるみ)ちゃんをきっかけに始まったブログででしたが、
チョコママの猫レスキューをしている日常の様子をご紹介してます。素敵なご縁探しもしています。

H25年度犬の殺処分0が達成されたその年の6月
猫は半年以上処分が見送られてきていました

魔の子猫シーズンを切り抜けた事で

とりあえずH26年度は無理でも
通年365日殺処分をめざそうと
猫登録ボラ5名が毎日連絡を取り合いながら
必死に走ってきました

そして、頑張ろうとみんなで誓った矢先に
小田原の77匹の放棄
鎌倉90匹の強制執行による収容という
相談がセンターに舞込みました

小田原の猫はほとんど触れない
でも、飼い主さんとボランティアを結んでくれたのは
行政の声掛け

手術をして、少しずつでも里親探しをしていこうと
行政とボランティアで飼主を説得しました

そして、犬猫救済の代表の結さんから
避妊去勢手術の協力申し入れがあり
お言葉に甘えさせていただきました

搬送のその日、
小田原保健所とセンターの職員さんは
休みの日というのにかけつけ協力

77頭捕まえるのは正直大変でした

その2日後には鎌倉レスキューが始まる事から
小田原の猫のレスキューを
すべて犬猫救済の輪さんにお願いをする事に・・・
体がいくつあっても足らない方なのに
川崎から何度も小田原までかけつけ
環境改善をして下さったり…
疾病猫を救急搬送して下さったり…

感謝しながらも恩返し一つできませんが
1匹でも多く助けられるようにと神奈川県登録ボランティア
皆で鎌倉猫をレスキューしました

あまりの状態のひどさに
獣医も看護師も
そして私達ボランティアも
言葉を失いました

食べさせなくても餓死…
食べさせても肝リピドーシスになり死亡

究極の餓死

こんな現場2度とあってはならないと思います


たった5日間の間に
77匹と90匹の保護という
あり得ない頭数を乗り切り…

収容シーズンが落ち着くクリスマスイヴに
寒川の35匹レスキュー
センターに飼い主が死んだんですという電話から始まったレスキュー


センターに収容された猫以外のセンター経由のレスキューの頭数は
まさかの200匹(うち70匹小田原は犬猫救済の輪さんが対応)
がいたというのを考えると
今年の神奈川県殺処分0は感慨深く、そして感無量です


センター以外にも
綾瀬多頭崩壊(センター経由)
軽井沢レスキュー
横須賀スコティッシュレスキュー
ソマリレスキュー

これらも神奈川県動物保護センターボランティアで
助けあっている5人の手助けあって・・・

今年度はどうか多頭崩壊が起きませんように

現状で多頭飼育する方を
行政指導をする市や県はほとんどありません
第2種の登録はボランティアであり
一般の方の多頭に対してのクレームでも
ご本人が認めなければ調査権はありません

きちんとした繁殖制限ができずにいる方を
指導できる行政になっていただきたいと
切に願うばかりです

上記、多頭崩壊はすべて行政が入っております
軽井沢、鎌倉に関しては警察も動いています

行政に連絡したら処分されると通報をしない事で
行政は多頭崩壊の現状を知る機会を失います

多頭崩壊は行政だけでもボランティアだけでも
何も解決はできません
行政、ボランティア、獣医師の連携あって成り立つからです



猫の殺処分0は収容される頭数も多い事から
無理であろうと皆に思われがちですが
H26年度、正直無理に無理を重ねて
意地で成しえた結果ですが
県センターのサポートも多大にあります

飼主の飼育放棄に対しては
本来であれば飼い主の責任で
病院で安楽死をするべきとおもいます

神奈川県動物保護センターで
猫をメインにレスキューしている仲間は
5名です
そこに新しい仲間も二人増えたと聞いています

命が繋がればいい…
そんな思いはありません

人に裏切られ、
時に目のあかぬうちから母猫と離され
哀しい思いをした猫だからこそ
命のバトンを託す方には

絶対に幸せにしますと
強い思いをもっている方へ
引き継いでいきたいと思っています

誰もが都道府県レベルの猫殺処分0は無理と思う中で
無理をしたのには理由があります。

乳のみ猫の収容をどう対応するか?

病気、怪我猫、ウイルスキャリアの猫の保護をどうするか?

頭数だけの問題ではありません

そういった事を、全国の行政にも考えてほしいのです

わずかな人数でも強い思いがあれば
センターとボランティアが力を合わせ
色んなことを発信していけば
成し得るという現実を知ってほしいのです

センターから助けた猫たちが
シェルターで保護され、
医療をかけて新たな飼い主さんの元へ
卒業するまでの費用は
全国の猫たちを応援してくださる皆様の
ご支援のおかげであることを
行政にも十分に知ってほしいと思います

ボランティアが無理をして潰れるのではなく
沢山のボランティアが活動しやすいように
行政もできる事をしてほしいのです


神奈川県のセンター職員も頑張って
ボランティアと2人3脚?で
命を繋ぐ為にいろんなことに協力をして下さいました事に
お礼を申し上げます

ただ…
神奈川県動物保護センターの猫舎は
とても老朽化というか
施設面では残念なところがたくさんあります
施設面、医療面での改善が行われることを切に願います




猫の収容は、日によって50匹を超えている日もありました
今年度、いつまで継続がつずくかわかりませんが
みんなで頑張って処分0の日が1日でも多く続くことを・・・

神奈川発で全国に殺処分0が薦む事を願って・・・

H25.10.11を最後にセンター内での
猫の処分は止まっています

1年と5か月19日の期間「殺処分0」
殺処分0だから持ち込んでも大丈夫ではありません

何度も処分の危機はありましたし
覚悟もしました

どうか、安易にセンターに持ち込むことがありませんように

処分の日は明日かもしれないし
明後日かもしれない

処分の日が隣り合わせであるという事
どうか知ってください


そして・・・

全国のたくさんのご支援を賜りました事が
H26年度神奈川県犬猫殺処分0が達成
沢山の命がつながった要因であると思っています

たんぽぽの里の猫たちの為にも
多大なるご支援、応援、
里親様とのご縁を結ぶ事が出来て
新たな保護につながっている事
突っ走るちょこママを
支えてくれるスタッフや家族の支えも
たんぽぽの里のにゃん’Sにとっても
感謝をしなくてはいけないと思っております

通年0を達成した時に
Leiさんから「今季殺処分ゼロを」
と言われたのですが、実現する事が出来
心よりお礼申し上げます

たんぽぽの里のシェルターも丸4年
今年5月15日5年目を迎えます

沢山改善点があり、
シェルター拡張なども予定をしております
(頭数を増やすためではありません
隔離室・運営費用捻出の為)

どうか、これからも
たんぽぽの里のにゃん’s
センターーにゃん’s
を見守ってくださいますよう
お願い申し上げます




2008.9.1初めてセンターを訪れ
9匹の子猫を引き出した事がきっかけで
始まったセンターの猫とのお付き合い
6年を超えています

愛猫ととが亡くなって
ボランティアをやめようと思った時に
プリモ動物病院の川野先生に
励まされてつづけた活動

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病魔とずっと闘った「とと」
(他団体のボランティアだったころ
東京都動物愛護センタ多摩支所から保護)

保護して3日目パルボ発症
カリシとヘルペス混合感染
免疫性介在性溶血貧血
リンパ腫

川野先生から
「ととちゃんは、石丸さんが大好きでした
石丸さんがいた事で
おなかをすかせて亡くなる事もなかったし
寒くて凍える思いをしながら亡くなる事もなかったし
大好きな石丸さんの元で愛されていたからこそ
何度も死線をさまよいながらも
石丸さんのそばにいたはずです

沢山の命を見送り
切ない思いをする石丸さんの心は
計り知れない悲しみを抱えていると思うけれど
石丸さんのしている事は意味が無い事ではなく
とても大切だという事です

心がつぶれてしまいそうなとき
いつでも病院に来てください
いつでも話を聞きますよ」

といったメッセージを頂き今に至ります

くじけそうになった時に支えてくれる人がいて

今私を支えてくださっているのは
たんぽぽの里のスタッフであり
家族…

そして、お会いしてお礼申し上げる事が出来ませんが
たんぽぽの里をささえてくださる皆様のおかげです

いつか、ととの元へ行ったとき
「お母さん、がんばったね」と言ってもらえるように
頑張っていきたいと思います

虹の橋を渡ったたんぽぽにゃん’sの為にも
あきらめることなく
一歩ずつすすんでいきたいと思います