誰にでもできる

ロックバンドは誰にでもできそうな気楽さがあるよね。ピアノやバイオリンのようにように幼少時から訓練しなくても、ギターやドラムなら少し練習すれば演奏できるし、そこそこ演奏できればバンドを組んでカッコつけられる。これなら俺にも出来るぞと誰もが思うことだろう。

しかし、だからが故にそれを商売にするのは難しい。

価値のあるバンドになるのは難しいんだよね。

たとえ演奏して唄うことが出来ても、楽曲、歌詞、ルックス、コンセプト、時代性、話術、気迫…いろんなことが絶妙なバランスで噛み合わないと魅力的なものは生まれない。これはもう奇蹟的な確率だ。

またメンバー各々が、バンド活動が出来る環境を築くのも大変なことだ。

実力だけだなく、こういった奇蹟がいくつも重なり合わないと魅力は生まれないんだ。

だが、そこにロマンがある。夢がある。

そこに賭けようじゃないか。