ロックとは何だ! | 犬神サアカス團 犬神明オフィシャルブログ「呪ってポン!」Powered by Ameba

ロックとは何だ!

同じ音楽でありながら、学校の音楽の授業は興味なかったけどテレビの歌番組やラジオから流れる英語の歌は大好きだった。
少し乱暴な言い方をすれば、そこには保健体育の教科書とエロ本くらいの違いがあるw
思春期にロックを聴く行為は、親に隠れてエロ本を読む感覚と似ているんだ。または親に隠れて酒やタバコをやる感覚と同じなんだな。そうじゃなかったら俺はロックをやらなかっただろう。
逆に言えば、ロックは親や教師には理解して欲しくないものだ。親や教師に理解出来ないくらい過激な方がいいわけだ。なんせ不良の文化だからね。
これ、現代の若者とはズレてるかも知れないけど、俺の世代にはピンとくるでしょ?
もし、義務教育における保健体育の教科書がSMスナイパーだったらどうなる?誕生日のプレゼントに親がエロトピア買ってくれたらどうなる?
そんなことしたら思春期に芽生える卑猥な感覚が消えてしまわないか?子供は淫らなセックスに対して興味を失わないか?そうなったら人類は滅亡するんじゃないか?

子供は、あえて教えなくても聖と俗、良識と卑猥、立派なものと如何わしいものの区別くらいフィーリングで学習するもの。
だから一般の大人たちはロックを「あんなのは音楽ではない!」と卑下してくれないと、本来ロックは成立しないんだ。

しかし、現代の音楽の教科書にはビートルズの曲が載ってるし、国語の教科書には寺山修司の短歌が載ってるし、推薦図書に村上春樹のノルウェーの森が挙がってる。

これはロックの危機であると同時に人類の危機ではないか?