「mixi 足あと機能変更」に関するネットニュース等-2 | まぁ、こんなもんでえぇんとちゃう?

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mixi「足跡機能変更」は『改悪』だと思うので…【反対コミュニティーとガジェット通信記事】 http://amba.to/jtur3d )と、前記事 関連ニュース1【mixi 足あと機能に関するネットニュース-1】 の続き。


引き続き関連する記事のうち、mixiがプレスリリースにおいて紹介 しているmixiの外部記事を紹介するが、これらについての個人的感想は記す必要は無かろう。


2011年6月15日午前零時現在、「mixi 足あと機能改悪反対!」コミュニティー http://mixi.jp/view_community.pl?id=5663302 )の参加人数が運営期間たったの8日間で18万人を越え、更に人数が増加している事が、ユーザーの意思表示では無いだろうか?


【以下、japan.internet.comの記事2報紹介】

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「課題の解決と役割の見直しにより、時代に合った使いやすさを追求する」-ミクシィ原田氏・石橋氏に聞く「足あと」機能改善のポイント(前編)
 japan.internet.com 編集部 ≪魚拓


ソーシャルネットワーキングサービス「mixi」は6月6日に、mixi 上で自分のアカウントを訪れた人やアクセス数がわかる「足あと機能」を大幅に改善し、新たに「先週の訪問者」という機能としてパソコン版、モバイル版、スマートフォン版で6月13日からそれぞれ提供を開始すると発表した。


足あと機能は、2004年に mixi がサービスを開始した当時から提供されていた機能のひとつで、自分のアカウントの訪問者を把握したり、友人とのコミュニケーションのきっかけを生み出す機能として多くのユーザーに利用されてきたが、今回のリニューアルではその機能をどのような目的で、どのように生まれ変わらせたのだろうか。株式会社ミクシィ 代表取締役副社長 原田 明典氏と、開発を担当した同社 開発グループ ソーシャルグラフ開発チーム 石橋 智幸氏にお話を伺った。


● 足あと機能、大幅改善のポイント


まず、改善のポイントを整理しよう。


一点目、従来の過去20件分の足あとを時間順に、リアルタイムに更新する仕組みを廃止し、過去1週間分の訪問者情報を週1回定期的に更新する仕組みとなった。つまり、何度も訪れる友人が足あとに繰り返し名前を残していた状態が、「過去に訪れた友人」のひとりとして表示されることになるのだ。「訪問者」が更新された場合には、mixi のトップページにお知らせが表示されるようになっている。


二点目は、訪問者がどのような経緯で自分のページを訪れているのかが詳しくわかるようになった。具体的には、「友人」「友人の友人」「同僚」「同級生」「コミュニティ」など、mixi ユーザー同士をつなぐ様々な要素のどこに共通点があり、自分のページを訪れているのかが把握できるようになるのだ。従来では、「友人」または「友人の友人」のみわかる仕組みだったが、これによりユーザーの「なぜこの人は自分のページを訪れたのか?」という疑問が解決できるようになる。

そして三点目は、「先週の訪問者」には自分自身と何かしらの関係があるユーザーのみが表示され、自分と無関係なユーザーの情報を残さないようにした。従来の足あと機能では自分の友人以外の足あとが多く残ることで本当の友人の訪問を見逃してしまうことがあったが、今後は「自分のページを訪れてくれた友人・知人や自分に関係のある人」だけを正確に把握することができるようになるのだ。

● 足あと機能の課題と改善し、長所を伸ばす


このような大幅な改善の目的について、開発担当の石橋氏は従来の足あと機能がもつ「伸ばすべき長所」と「解決すべき課題」を挙げた。

まず、従来の足あと機能の長所は「mixi ユーザー同士のつながりが生まれる」ことだという。石橋氏によると、友人・知人が mixi 上で繋がる「マイミク申請」は、1日約10万件が足あとから生まれており、その承認率は80%と高い。つまり、誰かが誰かに足あとを残すことで、それがきっかけとなってリアルな友人・知人が mixi 上で巡り合い、mixi 上でも繋がりが生まれるのだ。


この点を石橋氏は足あと機能の大きな長所であり、また訪問者を「友人の友人」までしか把握できない点や「知らない人の訪問に不安を感じる」という点を課題と考え、それを改善して更に使いやすくする方向で開発を進めたのだという。

一方、従来の足あと機能の課題は「そのクイックすぎるレスポンスだった」と石橋氏は語る。従来の足あとは、一度アクセスすれば時間とともに足あとが必ず残る(あとで削除することも可能)。これは訪問される方にとっては訪問者の把握に役立つが、訪問する方にとっては自分の訪問がその時刻も含めて必ず相手に通知されるということがひとつのプレッシャーになってしまい、気軽に友人のページを訪問できなくなってしまっていたのだ。石橋氏によると、足あとの削除件数は増加傾向にあるそうだ。

石橋氏は、このような課題によってユーザー同士が交流を遠慮してしまう現状を「コミュニケーション機会の喪失につながっている」と考え、新機能のポイントである「週1回、過去1週間の訪問者を知らせる」という形を生み出したのだ。

今回のリニューアルによって、従来の足あと機能にあった「リアルタイム性」や「訪問者数」という要素が姿を消すことになるのは、従来の足あと機能に親しみのあったユーザーにとっては少し違和感を覚えるかもしれない。しかし、ユーザー同士のコミュニケーションは「いつ訪問してくれた」ではなく「誰が訪問してくれた」から生まれるものであり、今回の機能改善はそれをよりわかりやすく整理したものと言えよう。


後編では、原田氏に足あと機能改善の背景や今後の mixi のサービス開発の方向性について伺う


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「課題の解決と役割の見直しにより、時代に合った使いやすさを追求する」-ミクシィ原田氏・石橋氏に聞く「足あと」機能改善のポイント(後編)

 japan.internet.com 編集部 ≪魚拓


ソーシャルネットワーキングサービス「mixi」は6月6日に、mixi 上で自分のアカウントを訪れた人やアクセス数がわかる「足あと機能」を大幅に改善し、新たに「先週の訪問者」という機能としてパソコン版、モバイル版、スマートフォン版で6月13日からそれぞれ提供を開始すると発表した。

後編では、今回の機能改善の背景にどのような考えがあるのか、株式会社ミクシィ 代表取締役副社長 原田 明典氏に伺う。(前編はこちら)


● 機能改善の背景に「足あとの意義」の変化


2004年の mixi スタート当時、mixi におけるコミュニケーションの中心は「日記」「メッセージ」で、ユーザーが相手のページを訪問することで交流が生まれていた。しかしその後 mixi には様々なコミュニケーションの在り方が生まれ、「足あと」の意義も大きく変化してきたという。

原田氏はそのターニングポイントをいくつか挙げた。ひとつは足あと機能に削除機能が追加されたこと。これを原田氏は「足あと機能最大の変化だった」と振り返る。相手に知られたくない場合に訪問情報を残さないというファンクションが生まれたことで、訪問者を正確に把握するという足あと本来の前提が覆ったからだ。


そして、その後には「mixi アプリ」「mixi ボイス」など、足あとを残さずに友人・知人と交流したり近況を把握することができる手段が発展し、そして友人・知人に簡単にリアクションを返すことができる「イイネ!ボタン」の登場で、ユーザーは相手のページを訪問しなくても友人・知人の近況を把握し、リアルタイムなレスポンスを返すことができるようになった。これら mixi における様々な機能の変化、コミュニケーションスタイルの変化によって、「今、本当に足あとに必要な役割は何かを、見つめなおす時期が来た」と原田氏は説明する。


確かに、現在の mixi のトップページには友人・知人のボイス、チェック、アプリゲームの成績や日記、写真など様々なアップデート=近況が表示され、相手のページを訪問しなくても簡単に友人の近況を把握することができる。相手のページを訪問するのは日記や写真を見るときくらいで、自分の ホームには「イイネ!」や mixi ボイスに対するコメントなど 友人・知人からのレスポンスがあふれており、足あとを確認する必要がない。


このような状況で「足あと」に求めるものは、「誰が私のページを訪問してくれたのか」という"まとめ"と、新たな友人・知人とのつながりを生み出すきっかけであり、今回のリニューアルは現在の mixi の使い方やコミュニケーションから生まれるニーズに合わせた機能の最適化と言うことができるのだ。


● ミクシィが目指すのは、「わかりやすさ」「使いやすさ」の追求


最後に、原田氏に今後の mixi が考える機能の方向性について伺った。原田氏は、現在の mixi の状況について「ユーザーが増え続ける中でその使い方や機能の要望は多様化し続けており、すべてのニーズに運営者が100%応えるのは難しい状況になってきた」と、一般的なウェブコンテンツ・ウェブサービスにはない、コミュニケーションプラットフォームとしての難しさを語る。


同社は機能のリニューアルや追加の際には、ユーザーのコメントやサポート窓口への意見などのほか、利用者のログ解析などによる「声なき声」にも耳を傾け、多くのユーザーが満足できる機能を提供しようと努力を続けているという。しかし、mixi はもはやメディアでもサービスでもなく、ユーザー自身が自分の好みやスタイルに応じて活用するコミュニケーションの道具であり、その使い方やニーズは実に千差万別なのだ。


その中で運営者である同社は、機能の複雑さやわかりにくさによってユーザーがその道具を不便に感じないよう、ユーザーの声や時代の変化に合わせて機能の見直しや追加、統廃合を続けていくことで、いかに mixi が「友人といつでも簡単に会話ができる使いやすい道具」としてユーザーに愛されるかを目指していくという。また、同社は機能の外部開放(いわゆるオープン化)も引き続き推進し、同社でカバーしきれない要望や機能については、外部のパートナーと様々な形で連携し、そのニーズに応えていきたいとしている。


原田氏はこの点を強調し、「mixi が目指すのは"Easy"なコミュニケーション。ユーザーにとってのわかりやすさ、使いやすさはもっと改善できる。時間、場所、デバイスを問わず、親しい友人・知人と気軽に簡単に多くのコミュニケーションを生み出せる世界を追求していきたい」と抱負を語った。


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