まぁ、こんなもんでえぇんとちゃう?

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【6/18追記;タイトルおよび文章の一部を修正】


昨日付けの毎日新聞の記事を読み、著しい不審点があると感じた為、それについて記しておく。


該当記事は下記のものである。


口蹄疫:「県マニュアルに欠陥」…初期症状、水疱なく下痢

30万頭近くも牛や豚を殺処分せざるを得ない事態になった宮崎県の口蹄疫(こうていえき)禍。10年前に同県で発生した際には速やかに制圧できたのに、なぜ今回は初期の封じ込めに失敗したのか。獣医師の証言から追った。【中尾祐児】

【以下略】

毎日新聞 2010年6月16日 20時59分(最終更新 6月16日 22時13分)

http://mainichi.jp/photo/news/20100617k0000m040062000c.html 魚拓


記事の文章は後でまとめて紹介するとして、この記事について、自分の疑問点および考えを逐次挙げてみる。(記事の元の文章は緑我楽者の疑問や意見は青で示した)


★記事序文(上記記載)

我楽者私見:今回口蹄疫の封じ込めに失敗したのは、第一にウイルスが伝染性が強い(これが通常で、10年前は偶々弱かった)ものであった。第二に地元では大騒ぎになったにも拘らず、農水省を初めとして政府機関が全く危機感を有しておらず、対応が後手後手に回った。この二点が最大の理由ではなかろうか?森内閣の様に、初めに百億円を準備して、国から細かい指令を出して地方を支えていれば、このような事にならずに済んだ筈だが?


★後に初発と判った水牛を診察した獣医師の言葉掲載

我楽者私見;該当獣医の「後悔」ともとれる発言を記しているが、本人は本当にその様に述べたのであろうか?「下痢と発熱」から口蹄疫を疑う事は不可能であり、その様な自責にかられる必要など無い。


★水牛を診察した当時の概要(かなり省略されている)

我楽者私見;水泡のみならず、口蹄疫の症状として重要な「流涎」(涎の量の増加)が無かった事を記していない事は、記者が無知であるか或いは悪意のある情報操作の可能性がある。また発熱した水牛が増加したことから、中毒を疑い家畜保健所(保健衛生所)に通報したと記されているが、何故中毒を疑ったのかは不明であるが、保健所の検査を依頼したのは賢明な処置であろう。


★宮崎家畜保健衛生所の立ち入り検査について

我楽者私見;明らかに宮崎県に責任があると記者が考えており、そのストーリーで記事が作成されていると自分は推測した。


だが、県も「主に下痢の症状だった」と見逃し、3月31日に採取した水牛の検体を、動物衛生研究所(東京)に送ったのは4月22日(翌日陽性と判明)。別の農家の牛が感染第1例と確認された同20日の2日後だった。


この時採取された検体(糞であったらしい)は、より可能性の高い疾病に対する検査が行なわれ、それらが陰性であった事。また牛の口蹄疫疑似患畜が発生した為に、残っていたサンプルについて口蹄疫の検査を行なった事を記していない。

そして記事の後半で『下痢から口蹄疫を疑うのは不可能だ』という別の獣医師の言葉を掲載しておきながら、『県も「主に下痢の症状だった」と見逃し』と記しているのは、明らかにダブルスタンダードであり、記者が口蹄疫拡大の責任が宮崎県にあると主張したいが為の情報操作であると自分は考える


★10年前の口蹄疫について宮崎県で3軒の農家の感染で終息した事実記載

我楽者私見;『県は「我が国の防疫体制が国際的にも高く評価された」(同県発行「口蹄疫防疫の記録」)と誇った。』と記載しているが、事実をそのまま記して其れが何故「誇った」事になるのか、甚だ疑問である。元の資料を見なければその判断は出来ないが、少なくとも家畜衛生試験場は、以下の言を記している。


日本における92年ぶりの口蹄疫の発生と家畜衛生試験場の防疫対応
(家畜衛生試験場口蹄疫対策本部)序文より

『同年9月26日,国際獣疫事務局(OIE)によって「日本は口蹄疫に対する清浄国」として再び認定されることになった。これは,国,地方自治体をはじめ,獣医,畜産関係者が一丸となって,口蹄疫の防疫対応にすばやく取り組んだ結果にほかならない。 』

 


★10年前に牛の口蹄疫を最初に通報した獣医師の言葉として以下の記載あり。

『 「下痢から口蹄疫を疑うのは不可能だ」と、水牛を診た獣医師の判断に同情する。10年前も、最初の1頭はややよだれが多い程度の風邪の症状。約1週間後、牛舎の他の9頭すべてに広がって初めて「変だ」と気が付いた。「初期症状は教科書とは全く違う。水疱はなかった」と振り返る


我楽者私見;水泡は初期症状では無い。その事は下記「家畜疾病総合情報システム」にも記載されている様に、獣医少なくとも畜産専門の獣医であれば、誰でも知っている常識の筈である。自明の事を獣医本人が殊更に主張するだろうか?自分には甚だしく疑問である。


家畜疾病総合情報システム 口蹄疫(法定・海外)  より
3.主な症状

 初期には、発熱、食欲不振、鼻漏、流涎および跛行がみられ、その後、舌、唇、歯齦、咽頭、口蓋などの粘膜と蹄部および乳房、乳頭に水疱ができます。水疱は急速に増えて大きくなりますが、短期間のうちに破裂し、潰瘍やび爛ができ、激しい痛みを伴うことから、食欲減退と発育障害が生じます。蹄部の水疱は細菌の二次感染を受けやすく、時には蹄が離脱する場合があります



★宮崎県が2003年に作成した「口蹄疫防疫マニュアル」内容の記載


  『牛の典型的な病状に「口の中の水疱は発病後6~8時間以内に現れる」「蹄(ひづめ)の病変は口の中と同一時期」などと記載されている。 』


我楽者私見;そのマニュアルを見なければ、どの様に記載されているのか、実際の上記の記載があるのかどうか、またその文章が実際に記されていたとしても、診断の際の注意点などについても同時に確認せねばマニュアルの問題点が不明である。例えば前述の初期症状として「流涎および跛行」については記されていたであろうと、自分は考えている。

そして10年前の宮崎県での例では、発病後の水泡や潰瘍が時間は不明であるが画像として記録されている。 (上記日本における92年ぶりの口蹄疫の発生と家畜衛生試験場の防疫対応 の別添え資料4)


★既出の10年前に口蹄疫を最初に通報した獣医師の発言として、上記マニュアルに欠陥ありと記載

 『 「県はマニュアルで抑え込めると自信を持ったが、重大な欠陥があった。同時に複数の典型的な病状が出るという、誤った先入観を与えてしまったのでは」と指摘する。 』


我楽者私見;

1)本当にこの発言を当該獣医師がしたのか、甚だ疑問である。即ち「マニュアルに重大な欠陥」があったとは断定できないと考えるためである。


根拠の一つ目は、前述の家畜疾病総合情報システム 口蹄疫(法定・海外) の症状についての説明。


根拠の二つ目は、以下の「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針 」(平成16年12月1日 農林水産大臣公表)に以下の様に明記されており、即ち水泡は疾病鑑別の為の重要な症状である事は確かである。

第2 防疫措置
1 異常家畜の発見の通報から病性決定までの措置
(1)異常家畜の通報
【前略】

都道府県は、偶蹄類の家畜(牛、めん羊、山羊、豚、水牛、しか及びいのししをいう。以下同じ。)の所有者に対し、常日頃から家畜の状態を観察し、口腔や蹄などに水疱の形成等の異常が見られた場合には、直ちに獣医師の診察を求めるとともに、家畜保健衛生所に通報するなど、早期発見、早期通報に努めるよう指導する。



2)「獣医師の弁」として、「『「県はマニュアルで抑え込めると自信を持ったが、重大な欠陥があった」としているが、宮崎県が「抑え込める」と自信を持っていたのであれば、宮崎県知事が上京し、国に対策を陳情したのは何故であろうか?そして此れまでの報道を見る限り、宮崎県は対応に追われて「抑え込める自信」など、微塵も報道されていないと自分は判断している。

この記者は果たして何を根拠として宮崎県が「口蹄疫を収束させることが出来る」と自信を持っていたとするのか?そのような事実は無いと自分は考えるのだが?

事実無根の文章を記してはいけない。


また、此方のブログ記事 宮崎県口蹄疫事件その2  初期防疫の人災的失敗 )に発生直後の政治の動きを時系列で記されているので、一部引用させて頂く。


●同日。(我楽者注;4月20日)赤松大臣は「消毒液が現場で不足している」旨を宮崎県選出の外山いつき議員から陳情されます。


外山氏ブログ魚拓 )より)

『現場からは、早期の予算措置や消毒液等が手に入りにくい状態など様々な要望がありました。

それらの意見を、今朝、赤松農水大臣に申し入れをさせていただいたわけですが、大臣からも積極的な支援を行う旨を伝えられました。』 


●4月27日。東国原知事が上京し赤松農水大臣と自民党谷垣総裁に陳情。自民党は、翌日自民党口蹄疫対策本部を立ち上げます。対策本部長は谷垣総裁。かつての2000年時の政府トップが本部長に座り指揮する伝統的布陣を取ります。
ちなみに、鳩山首相は政府対策本部の指揮官にもなることもなく、5月1日に近隣の水俣病慰霊祭に出席していますが、この宮崎県口蹄疫についてはなんの発言もありませんでした。


★伝播の強い型のウイルスであることの農水省見解日(5/18)を記載

『 「10年前と比べ、伝播(でんぱ)力が強いという特徴があると考えられる」。農林水産省の牛豚等疾病小委員会が見解を出したのは、感染拡大後の5月18日だった。 』


確かに農水省の発表は遅かったと自分は考える。しかしこれは農水省の判断が遅かったのであり、現地では次々と疑似患畜が発生する状況から、伝播力が強いことは考えるまでも無く判っていたはずである。これは農水省の対応の遅さを記すことを装いつつ、実は「宮崎県の見通しが甘かった」という印象操作の為に入れられた一文であると考える。


なおこの記事の署名にある「中尾祐児」記者は、Googleで検索すると一貫して宮崎県知事東国原氏に対する批判を続けて居る様だが、真っ当な批判は不可欠であるが、この記事の様な「記者の考えを主張する為に、取材の形式を取り、自分の都合の良い部分のみを拾って記事とする」行動は、「社会の公器」を支える資格について、大きな疑問を抱かざるを得ない


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


以下、該当毎日新聞ネットニュースの紹介

口蹄疫:「県マニュアルに欠陥」…初期症状、水疱なく下痢

30万頭近くも牛や豚を殺処分せざるを得ない事態になった宮崎県の口蹄疫(こうていえき)禍。10年前に同県で発生した際には速やかに制圧できたのに、なぜ今回は初期の封じ込めに失敗したのか。獣医師の証言から追った。【中尾祐児】


 30万頭近くも牛や豚を殺処分せざるを得ない事態になった宮崎県の口蹄疫(こうていえき)禍。10年前に同県で発生した際には速やかに制圧できたのに、なぜ今回は初期の封じ込めに失敗したのか。獣医師の証言から追った。【中尾祐児】

 「今でも悪夢を見ているようだ。まさか『日本中を震撼(しんかん)させる大惨事』になるなんて……」

 3月26日、宮崎県都農(つの)町の牧場で、下痢の症状が出た水牛を診断した開業獣医師の男性(61)=同県高鍋町=は声を震わせた。

 前日夕、モッツァレラチーズを作るために水牛42頭を飼育する牧場主から「いつもと違う。ボーッとしている」と電話が入った。

 往診に出向いた26日午前10時。雌1頭の便がゆるかった。口蹄疫に典型的な口の中やひづめの水疱(すいほう)は見あたらない。「冷たい水につかって、腹をこわしたのかな?」。風邪の治療を施し、経過観察することにした。

 次の30日の往診。平熱(約38度)より1~2度高い水牛が一気に10頭になっていた。徐々に感染が広がる風邪とは違う。敷料のオガクズにまざった化学物質などの中毒を疑い、県宮崎家畜保健衛生所に通報し、立ち入り検査を要請した。

 だが、県も「主に下痢の症状だった」と見逃し、3月31日に採取した水牛の検体を、動物衛生研究所(東京)に送ったのは4月22日(翌日陽性と判明)。別の農家の牛が感染第1例と確認された同20日の2日後だった。

 10年前の00年3月、国内で92年ぶりに発生した口蹄疫も宮崎県が震源地だった。宮崎市内で3戸の牛38頭が殺処分され、47日後には終息。県は「我が国の防疫体制が国際的にも高く評価された」(同県発行「口蹄疫防疫の記録」)と誇った。

 当時、最初に牛の異常を通報した獣医師、舛田利弘さん(66)は「下痢から口蹄疫を疑うのは不可能だ」と、水牛を診た獣医師の判断に同情する。10年前も、最初の1頭はややよだれが多い程度の風邪の症状。約1週間後、牛舎の他の9頭すべてに広がって初めて「変だ」と気が付いた。「初期症状は教科書とは全く違う。水疱はなかった」と振り返る。

 03年に県が策定した「口蹄疫防疫マニュアル」。牛の典型的な病状に「口の中の水疱は発病後6~8時間以内に現れる」「蹄(ひづめ)の病変は口の中と同一時期」などと記載されている。

 舛田さんは「県はマニュアルで抑え込めると自信を持ったが、重大な欠陥があった。同時に複数の典型的な病状が出るという、誤った先入観を与えてしまったのでは」と指摘する。

 「10年前と比べ、伝播(でんぱ)力が強いという特徴があると考えられる」。農林水産省の牛豚等疾病小委員会が見解を出したのは、感染拡大後の5月18日だった。

毎日新聞 2010年6月16日 20時59分(最終更新 6月16日 22時13分)

http://mainichi.jp/photo/news/20100617k0000m040062000c.html 魚拓


【記事紹介終了】



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