第171 回国会 議院運営委員会 第29 号(平成21 年6月5 日)より | まぁ、こんなもんでえぇんとちゃう?

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先日記事にした以下の記事について、その大元となった参議院の議事録を掲載する。

なおこの引用文章は、下記二番目の記事に追記した内容を、あらためてこちらに内容を移植したものである。


拙ブログの関連記事

 ・科学を無視した政治は危険ではないか?

 ・「食品安全のための科学」に関する日本学術会議 会長談話

 

【以下、第171 回国会 議院運営委員会 第29号 (7/12左記リンク先を’ http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/171/0017/17106050017029a.html ’に訂正した)より該当部分を引用

○委員長(西岡武夫君) 本件につきまして御意見のある方は御発言を願います。


○水岡俊一君 ただいま議題となりました国家公務員任命につき同意を求めるの件について意見を申し述べます。
 言うまでもなく、食品安全委員会は、規制や指導等のリスク管理を行う関係行政機関から独立して、科学的知見に基づき客観的かつ中立公正にリスク評価を行うべき機関です。しかしながら、政府が二〇〇五年十二月、米国産牛肉輸入再開を決定した際には、食品安全委員会は、科学的評価は困難だとしながらも、輸入再開に事実上お墨付きを与える内容の答申をまとめました。
 今回、食品安全委員会委員の候補者となっている吉川泰弘氏については、当時、食品安全委員会プリオン専門調査会座長として問題の答申をまとめた重大な責任があります。特に、その答申を出したことについて同専門調査会のメンバーの半数に当たる六人が辞任されるに至ったことを考えれば、民主党としては、同氏について同意することはできません。
 今後、食品安全委員会は原点に立ち返り、国民の健康と安全のため自らの職責を果たされるべきことを改めて申し上げ、意見表明とします。
 以上で意見表明を終わります。


○委員長(西岡武夫君) 他に御発言ございませんか。──他に御発言がなければ、ただいま説明の人事案件について、これより採決を行います。
 まず、食品安全委員会委員のうち吉川泰弘君の任命について同意を与えることに賛成の諸君の挙手を願います。
   〔賛成者挙手〕
○委員長(西岡武夫君) 可否同数と認めます。よって、国会法第五十条の規定に基づき、委員長においてこれを決します。
 委員長は、本件について同意を与えないことに決定いたします。
 次に、食品安全委員会委員のうち小泉直子君、長尾拓君、廣瀬雅雄君、野村一正君、畑江敬子君及び村田容常君、情報公開・個人情報保護審査会委員、預金保険機構理事、労働保険審査会委員、中央社会保険医療協議会委員並びに運輸審議会委員の任命について同意を与えることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○委員長(西岡武夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。


【該当部引用終了】