出発点であるSembalun(スンバルン)村まで
戻ってきました。
行きと同じように
最後はトラックで輸送され(笑)・・・。
今回の登山では、
何かあった場合にすぐに対応できるようにと
このスンバルン村の宿にOさんが滞在して下さいました。
お陰で私達は安心して山を登る事が出来ました。
Oさん、本当にありがとうございます!
そしてその宿が
私達にとっての最終ゴールという事で、
そちらの方に歩いていくと、
マタラム市内で留守番部隊をしてくれた、
KさんとYさんも宿で出迎えてくれて、
何とこんな演出をしてくれました・・・。
ゴォォーール!
テープカットです。
一同、大盛り上がり!
さらに宿の食堂に入ると
冷たい飲み物を用意して下さった上に・・・。
こんなものまで!
さらに
もしかしてこれは!
すごぉーい!
2人して、しこしこと作成してくれたそうです。
ありがと~~!!
こうして3日間のビッグイベントは
幕を閉じました。
登れてよかった。
皆さん、ホントにありがとね。
ポーターさん達と、最後の記念撮影。
ところで、リンジャニ山は聖なる地という事で、
特にロンボク島のバリ人は
毎年雨季の初めに、お祈り登山をします。
山頂ではなく湖畔までなのですが、
そこで雨がきちんと降って豊作になりますようにと祈祷をし、
湖の湧き水を汲んでくるのです。
今年は10月17日~、その行事が始まっています。
実は、聖なる山、
そんな印象を受けたひとつの出来事がありました。
3,726mの山頂に
一匹の大きな黒ザルが横たわっていたのです。
黒い毛が風に吹かれ、
長い尻尾が地面を張ってました。
この黒ザル、食べ物をあさる茶色い猿たちとは違って
滅多に遭遇できません。
私達も過去のトレーニングの最中に、
遠くの木々に潜んでいるのを
望遠で確認した事があるだけです。
なぜ、そんな黒ザルが木も一本も生えていない
荒涼とした山頂で死んでいるのか?
どうやってそんなところまでたどりついたのか?
ナゾは深まるばかり。
下山して、登山経験豊富なMさん(バリ人)に報告すると
今回の事は、たまたまではないようで
驚いたフシもなく、2つの説があると説明してくれました。
1つは、黒ザルがボス争いをここで行い、負けた方が命を落としたという説。
もうひとつは、死期を悟った黒ザルが
死に場所をここに選んで登って来るという説。
いずれにせよ、
何故わざわざこんな高い山を選んで来るのか?
ものすごくミステリアスです。
登頂した感激とともに、
あの風に吹かれた黒ざるの亡骸も
今なお、脳裏にくっきりと焼きついてます。
我が家の近くから見えるリンジャニ山。(こんなクリアに見える事は滅多にありません)
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