先日、当校のコーチ数名で「PBLアドバイザー養成講座」に参加してきました。
PBLとはProject Based Learningの略で、座学だけではなく、プロジェクトを通して学んでいく方法のことで、最近では欧米の大学で急速に取り入れられるようになり、日本の大学でも取組が始まっているところです。今回の講座では、特にミネソタ・ニューカントリースクール(MNCS)で開発されたPBLを研究されている方々のお話しを聞くことができました。
そこで驚いたのは、PBLというのはまさに当校で取り組んでいる学習方法と同じだということです。日本でもPBLを取り入れて教育活動を行っている長野県のグリーンヒルズ小中学校の上杉校長先生が、現場のお話しをしてくださいましたが、当校のシステムでコントラクトと呼んでいるものや、評価シートにあたるものが、とても似ている形で活用されていることがわかりました。
またPBLは実際にミネソタのチャータースクールに取り入れられており、一般的な公立校に比べ、生徒の自己評価、自己効力感や自尊感情、満足感によい影響を与えているという研究結果も説明いただきました。実際に卒業統一テストの点数も公立校を上回っているのだそうです。
興味のあることをテーマとしてコントラクトを立て、コーチのサポートを得ながら学習を進めていく当校のやり方を、研究結果からも認めてもらえた様に感じ、また同じことを目指している仲間がたくさんいることがわかり、とても心強く思いました。改善するためのヒントもいただくことができて、有意義な時間となりました。これをぜひ生徒たちにも還元していきたいと思います。