試合結果:村田3回KO勝利
ブロッキング主体のディフェンスのイメージが強い村田だがこの試合ではリングを旋回、軽打中心の相手に合わせてストッピング中心。やや八の字のハイガードのフォームを保持しながらリングをカット、打ち終わりを狙うディレイの左で鋭角から圧力を掛けパワフルな右を顔面ボディへ狙い撃ち。この右からスムーズに繋ぐ鳩尾への左ボディと攻防は隙なくポジショニングに則り頗る機能的だ。
システマチックで一挙手一投足に無駄なく無理なく本当にスタイルの完成度が高いと思う。
無理なフットワークを使いリングを回り、上体を揺すり、左フック、肝臓打ちのアングル、タイミングを探して四苦八苦していた時分と比べるとまるで別人の試合運び。
vsサンダースも噂されるが前戦の記事で書いた通り文句なしに階級No.3の力あり、GGG打倒の最右翼となる存在だと思う。