アンパンの話 | 丸の内で働く社長のフロク Powered by アメブロ

アンパンの話

いつだったか某ゲーム会社の経営者に中国でのコピー問題について聞いたことを思い出します。
「コピーしてもらっていいんですよ。そうやってゲームが広がってくれる方が市場の拡大につながるので」

それとはスケールがあまりにも違いますが、新丸ビルのベイカリー「ポワンエリーニュ」のマネ商品が出てくれたのは栄誉以外の何物でもありません。

 

 

主力商品の「アンビザー」はポワンを開業した5年半前、斬新なアンパンを標榜して開発したもの。
実際、お客さまからの評価も高く、一番の売れ筋に育っています。
実は、販売開始以降、こまめにチューニングを重ねていて、ずっと同じを維持しているわけではありません。
(このあたりは、虎屋さんをお手本にしています。変らないように見えて、変わっている。変えることを恐れない精神ってやつです。もちろん、ポワンのスタッフが優秀だからできていることと思っています。)
http://www.point-et-ligne.com/

 


で、今回真似してもらったものとは、やっぱり成分が違いますよね。
ついこの前、「成分表示をよく見よう」というお話を聞いたばかりだったので、今回のマネ品の表示もジロジロ見てみました。
やはり、大量に流通させるには、色んな物を入れないといけないってことがわかります。
マーガリン、食塩くらいは理解できるけど、ソルビット、乳化剤、増粘剤…何だか知らないものがたくさん入ってる。

成分表示

 
キャッチコピーも真似してもらってありがたく思ってます。

キャッチコピー 

ポワンのアンビザーは【あんこ、小麦粉、パン酵母、塩、オリーブオイル】しか入ってないので、このあたりは丸の内で作って・焼いて・売っている「小さいベイカリー」らしさなんでしょう。

 

 


ついでに、ベイカリーなんだけど、実は後ろ側は「バール」業態になっていて、こっちの売上もお陰様でかなり伸びています。
こんな感じのサインも最近取り付けて、認知拡大を図ってます。
(小さいお店でも知恵と工夫で「床あたりの売上」が伸長するんだということを実感してます。)

バールサイン 


12月21日から丸の内でプロジェクション・マッピングがスタートするので、皆さんもたまには丸の内、いかがでしょう。
その節は是非、ポワンにお立ち寄りくださいまし。
http://www.tokyo-michiterasu.jp/main/hikari_vision.html