ついにモネ展の開催です。
夏の始めの頃に、秋になるとモネが来るのを見ていたのですが
すっかり忘れていました。
それが、先日の外勤の時に看板を見て、思い出しました。
シルバーウィーク初日の今日から開催。
印象派好きで、モネ好きとなったオヤジには見逃せない展示会。
それも、ずっと見たかった「印象、日の出」が来るんですよ。
これは興奮ものです。
場所は上野の東京都美術館です。
久しぶりの快晴なので、朝から主夫をし、洗車までし終えて出掛けました。
展示会の初日に行くのなんて初めてです。
とってもワクワクでした。
相当待たされるんだろうなと覚悟してましたが、それ程混んで無かったですね。
この展示会は、モネ本人が描いた作品のプライベートコレクションと、
モネが収集した作品、それにモネの愛用したパレットとかも展示されていました。
入場して最初が、ルノワールの描いた「新聞を読むクロード・モネ」
これが、凄い存在感でこれからもっと凄い作品があるぞって言ってるようでした。
一番印象に残ったっていうか、やっぱりって感じたのは
「印象、日の出」です。
連作の睡蓮もあれだけ並ぶと圧巻でしたが、それを超えるものがありました。
この画像はネットからの広い物ですが、朝日の色、そこから延びる朝日に光る波。
煙突の煙とか、全くこの写真とは違うもののようでした。
やはりホンモノを見る事って大切ですね。
感動を呼ぶってこれなんだって感じです。
この絵だけは、ロープを張った所をゆっくり歩きながら順番に見るようになってました。
歩きながら見て、今度はロープの外から、少し離れた感じで眺めてました。
気が付いたら20分近くも眺めてて自分でもビックリです。
ここから印象派が始まったんだと思うと、オヤジ途中でウルっときたりしてました。
それと表現が変ですが、やはりジヴェルニー時代のモネは安定してますね。
日本橋とか、しだれ柳とか日本贔屓が顕著でした。
そう言えば、太鼓橋は1902年に取り払われてしまったんですね。
だから、太鼓橋があるのは1902年以前の作品(?)
最後の晩年の頃の作品は、それまでのモネを否定するような粗いタッチで
色も赤系が目立って、全然違う人の作品のようでした。
白内障で相当苦しんでいたようなので、そんなになったんですかね?
最後は、少しガッカリでしたが、全体的にはとても満足です。
それから、上野公園内で「全国大陶器市」が開かれてたので、そこも見て歩きました。
何か良い物があれば買おうかなくらいの軽い気持ちで見てたら、ちょっと良い物発見。
一度通り過ぎたんですが、気になって仕方ないので舞い戻って買っちゃいました。
お酒が2合弱くらいはいる徳利(?)です。
手に持った感覚もよくて、色合いも絶妙なんです。
備前焼ばかり使ってましたが、こんな感じで綺麗な白の入った陶器も良いですね。
丁度昨日、冷蔵庫に日本酒を冷やしたので、今夜はこれで一人酒です。
そうそう、この作品の作家さんですが、何と福山市芦田町の作家さんだったんですよ。
どうもそこで、ひとつひとつ丁寧に作られてるようです。
とても真面目そうなヒョロっとした作家さんでした。
そんなこんなで、シルバーウィーク初日のオヤジは、大満足でこれから一献です。
明日は、どう過ごしましょうかね?