観ました。
前にばぶぅから「バスで死ぬ青年の映画?」の話をチラっと聞いていて。
この前883が2度も見に行ったと聞き。
早速TSUTAYAで借りてきました。
感想は。
ナカナカ面白かった。
彼が何を考えていたのか結局よく分からないが。
音楽も良かったし。
失踪から出会う人々とのエピソードとアラスカへの最後の旅交互に進行する構成は面白かった。
文明に頼らない自由な旅と言いつつ。
けっこうな文明を持っていってるしww
だいたい誰かのバスに住んでるしww
金なんか要らないと言いつつ他人の世話になっている。
帰る気マンマンの戻るための目印は。
傲慢な両親への反抗心と現実逃避、
そして思春期に誰もが抱く冒険心から自由を求めた単なる若気の至りか?
戻る場所があるからこそ出来た身勝手な冒険か。
一番引っ掛かったのは。
未経験の彼がカヤックを買ってコロラド川を下ったクダリ。
これは確実にウソである。
仮に生きていたとしても酷い目にあったに違いない。
このウソのせいで全ての話の信憑性が落ちてしまったのは残念。
ところで監督のショーンペンですが。
役者としてはとても好きです。
2年前に映画「ミルク」でアカデミー主演男優賞を取っている。
さいきんノンフィクション多いな。
彼の代表作と言えばフェリーニの「道」のリメイクの「ギター弾きの恋」だろう。
この映画を観て。
あの悪名高きシーシェパードの支援者であると知ると。
どんな奴なのか想像してしまうwww
とにかくこの映画は。
自分勝手な青年が家出してちょっとの間自由を楽しもうとしたら間違えて死んじゃった。
死んじゃったのでドラマになった。
そんな物語です。