「タクシー王子」って、知ってますか?

川鍋 一朗氏。

日本最大のタクシー会社である、日本交通の社長さんです。



大学卒業後、アメリカのトップビジネススクールで、MBAを取得し、大手コンサル会社に入社、その後、実家の日本交通に入社し、34才で代表取締役社長に就任。
入社当時、1900億円の負債を抱えていた会社を、大胆な経営改革で立て直す。

ここまで聞くと、「ただのスーパーエリートなんじゃねーの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、その川鍋社長が1ヶ月間、タクシーの乗務員を経験した記録が、この「タクシー王子、東京を往く。」

この若社長と、再建を手伝った、日本の会社再建弁護士の第一人者である清水直弁護士との会話が印象的だった。

清水先生が、「確かに、君も僕も頑張ったけど、神風も吹いた。どうしてそういう事が起こるかというと、君の会社が過去に積んだ徳があったからだ」という趣旨の事をおっしゃっています。また、川鍋社長も「お天道様が見ている」という発言をたびたびしています。

私が再生をお手伝いしたある社長も、「再建するのに、何をやった事が一番良かったと思う?」との質問に、「何が良かったかはよくわからないけど、よい事をするように心がけていた」といっていた事を思い出しました。
確かに、目の前で転んだ人を車から降りて走って行って助けたりしていたなー。

経営も、真っ当に、正しい事を正しく行う事が大切なのだと改めて確認させていただきました。

川鍋社長は、僕と同じ年。
しかも、同じ大学。

たぶん、キャンパスのどこかですれ違っていたんだなー。

いつか、会いたいなー。

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