僕らのような職種は、健康な人たちと接することはまずないと考えていいでしょう。
何かしら身体に不具合があり、それを立て直したくて相談に来られているわけですから。。。
普通なら病院に行くのでしょうが、それでは治らない、もしくは相手にされないために、こんな辺鄙なところに相談に来られるのでしょう。。。
はっきり言って、西洋医学単独で治せない病気なんて山ほどあることもわかっているし、健康な方とお話しする仕事ではないので、僕自身は、「非常に生きるためには何が必要か?」を勉強するのが趣味になってしまっています。
この業界にいると、やれ食品添加物やら、シャンプーや消毒剤、消臭剤などからの経皮毒やら、塩素で消毒された水道水やら、抗生物質が含まれたエサを食べた家畜、養殖魚などの弊害をよく耳にします。
これらが実際、どこまで影響を及ぼしているのか、僕にはわかりません。
またこれらから逃れて、無添加・無農薬の超自然食、昔ながらの食生活を送ろうとも思いません。
なぜなら、日本に住んでいる限り、それらを避け続けるのは、不可能に近いと思うからです。
はっきり言って、20世紀は「感染症との闘い」で21世紀は「化学物質との闘い」の世紀だと思っています。
なんでこういう時代になったのか、誰がそうしたのかはわかりませんが、人類が生きてきて、「どうにかしてこの時代を良くしていこう」という結果が、現代だと思いますので、僕は上述の化学物質を否定する気はありません。
確かに摂らないほうがよいのはわかりますが、自宅から一歩外に出た時点で、車の排気ガス、工場からの排気ガス、粉塵などから逃れることはできませんし、食事をするにしても、これらの物質を避けていくのには、非常に多くの労力を要します。
僕は、ここを避けるのは現実的ではないので、できる限り運動して、代謝を良くして排出するように心がけています。
つまり、入り口を制限するのではなく、出口を広げて、これらの化学物質が体内から出ていく環境を強化するという手段を取っているわけです。
よく相談者の中には、「食事をすごく気を付けたけど、症状がよくならないのでやめた。」「運動してたけど、変わらないのでやめた。」という方がいらっしゃいますが、病気を治すために養生するのではなく、自分の身体のバランスがこれ以上崩れたら、人生が大きく崩れてしまう可能性を秘めているということに、早く気づいて、食事や運動に気を付けることは、リスクのない自分の人生に対しての投資だということをわかってほしいのですが、なかなか欲や楽したいという気持ちには勝てないようです。
世の中健康的に過ごすための情報が氾濫していますが、その中のどれを選択するか、これで人生は大きく変わるので、真剣に考えないと、思わぬ事態が起こっちゃいますよ(怖)