大阪弁天町の漢方薬局「廣田漢方堂薬局」のブログ

大阪弁天町の漢方薬局「廣田漢方堂薬局」です。



$大阪弁天町の漢方薬局「廣田漢方堂薬局・鍼灸院」

〒552-0007 大阪府大阪市港区弁天4-5-1
TEL:0120-70-3989 FAX:06-6573-3952
【営業時間】
(月~金)10:00~18:00
(土)10:00~14:00

$大阪弁天町の漢方薬局「廣田漢方堂薬局・鍼灸院」



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お盆休みにキャンプに行き、そこで耳を少し痛めてしまい、外耳炎になってしまいました( ;∀;)

ほっときゃ治るだろうと病院にもいかず、とりあえず放置!

で1週間程度、放置しましたが、ぜ~んぜん治る気配ないやん・・・。

しかも柔術で患部を思いっきり強打してしまい、そこから一気に炎症が酷くなって耳が腫れると同時にやや聞こえにくい感覚が・・・ヤバい( ゚Д゚)


嫁さんは「病院へ行け~」というのですが、僕はかたくなに拒否。

とりあえず熱・赤み・痛みの炎症の三点セットが揃っていたので、伝家の宝刀の漢方薬を服用してみようということで、ここでやっと漢方薬を服用することを決意!

どんだけ遅いねん・・・。もっと早よ飲めよ・・・。

漢方がどれくらい効果的かを試すために、あえてひどい状態に持っていてから服用してやろうと思っていたわけではないのですが、こんな状態になって、これ以上酷くなったら大変だということで自分の腕試し。

使用した方剤は、一貫堂医学の知恵をお借りして、荊芥連翹湯合黄連解毒湯。

荊芥連翹湯にはもともと黄連解毒湯が配合されていますが、その比率が低いため、黄連解毒湯を追加して、抗炎症作用を強化してみました。

結果は、1回の服用で症状は⑩⇒①となり、あとはそのまま放置し、服用した翌日には完治。

現在、普通の状態に戻りました!!!

いや~長時間待って耳鼻科に行って診てもらうより、絶対こっちの方がええやん🎵

俺ってすごいやん🎵

と改めて漢方の素晴らしさと自分の臨床能力に自信を持ちました。


まぁ、嫁さんには、「俺が病気になっても誰も助けてくれへんし・・・。結局自分で解決せなアカンしな・・・」としっかり愚痴っときましたけど(^^♪

耳鼻科関連疾患には一貫堂医学が大いに役立ちますね!!
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最近、北辰会時代の旧友がfacebookを始めたらしく、鍼灸師時代の思い出に浸っております。。。

北辰会に所属していた時代は、本当によく勉強させていただきましたし、鍼灸という世界を何とか広く世間に認知していただき、鍼灸師のレベルを引き上げていくという熱い思いの中、僕も一生懸命頑張っていました。

旧店舗である廣田きらめき薬局・鍼灸院に交通事故を起こした車両が突っ込んでくる(!?)という事態により、鍼灸院の方だけが全壊し、鍼灸ができなくなっため、そこから同じ東洋医学の1種である漢方という世界を知り、不覚にもそちらの方に大いなる興味と可能性を持ってしまったことによって、「もう一生、北辰会の先生方には顔向けできない。でもそれでも自分の道を歩きたい!」という覚悟をもって、半ば無理やり、脱退させていただきました。

いわゆる不義理というものですね。

今でも先生方には多大なるご迷惑をおかけしたという思いしかなく、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、でもその決断があったからこそ、廣田漢方堂薬局・鍼灸院へと名称変更を行い、移転をし、漢方医学を志す薬剤師や有能な鍼灸師のスタッフと出会え、自分だけでなく、自分に続く者を育てることができる環境を作ることができるようになったとも思っています。


脱退してから約4年が過ぎましたが、相変わらずの熱気で、各先生方の鍼灸に対する思いを垣間見ると、素直に「すげ~な~」と思います。

残念ながら、漢方業界にはこういう熱さを一切感じず、自分の追い求める道とは全く違う勉強なので、勉強会にも参加せず、たった1人で専門書を買い漁って読み込みながら、師匠にだけいろいろと教えを乞うている状態です。

僕の知っている鍼灸の世界は、臨床能力に長け、漢方の世界は、経営能力に長けている。そんなイメージがあります。

だから漢方を極めたいという思いを持っている僕は、今の薬局業界の風潮と合わないんですね、きっと。。。

それから組織に属することに大きなストレスを感じるので、皆で仲良く頑張っていきましょう!という雰囲気にもなじむことができず、組織の中で役割を割り振られることにも苦痛を感じてしまいます。

なんて器の小さい人間なんだ~と思いますが、それが僕なので、それを隠して自分がしんどくなるのは嫌ですし、それで組織に大きなご迷惑をおかけするのも情けないので、最初から「存在しない」雰囲気をわざと出して雲隠れ状態を保っております(汗)

その一方で、「漢方を極めたい!」という大きな情熱は失うことはなく、経営の面白さを知っているにもかかわらず、なぜか時間があったら古典を読んでいるという。。。

心のどこかでは、この情熱を分かち合える仲間を求めているのですが、いかんせん外に出ないので、情熱的な仲間との出会いもなく、「それならば自分で作ればいいじゃないか?」と思い立ち、専門家のための様々な勉強会を企画するようになりました。

そしてこの思いに賛同してくれる仲間がいたことに少しうれしさを感じ、どうすればレベルを一気に引き上げることができるかを考えています。

薬局業界では、漢方薬局での就職は非常に難しく、調剤薬局系の世界に将来を見いだせない人が少なからずいますが、そういう方を受け入れる土台はほとんどありません。

僕自身も、この障壁にぶち当たり、結局、漢方薬局で修業することなく、鍼灸師として扇町漢方クリニックで2年間修業したのち開業しました。

仕事をしていると、「この業界で働きたいんですけど、どうすればよいでしょうか?」と悩んでいる若手の薬剤師の相談を受けることもあるのですが、そんなときにはその情熱を活かす場を提供できないことに申し訳ない気持ちでいっぱいになります。


「自分が若いときに悩んでいたことと同じ思いをさせてしまっているんだろうな~」と・・・


ようやく廣田漢方堂では僕1人では抱えきることのできないくらいの相談数になってきているため、薬剤師や鍼灸師のスタッフの手を借りて日常の相談業務を行うくらい成長してきました。

少しずつですが、この業界に恩返しができるようになってきたのではないかと自分勝手に思ったりしています。


僕の中では、多店舗化は僕らしくないので、今ある店舗でどれくらい成長し、そしてこの業界で働きたいと思っている薬剤師・鍼灸師を1人でも多く受け入れられる体制を作り、師匠から教えていただいている高度な漢方技術、黄帝内経や傷寒雑病論、温病条辨、温熱経緯などの書物から人間理解と病気の根本、そして治療の仕方を伝え、師匠の漢方理論が絶えないようにしたいという夢を持っています。

過去の経験から、僕自身は組織に属し、組織の一員として動くことに大きなストレスを感じるようなので、組織化はせず、あくまでも個人的に動くだけですけど。。。

北辰会の先生方とは方法は違いますが、同じように東洋医学の世界観をたくさんの人に知っていただけるように、僕は僕なりに行動したい。

そしてあれだけの不義理をしたにもかかわらず、今でも交流してくれる旧友に感謝をしながら、この漢方業界の中で腐らないように、あの時代の情熱を持ち続けようと初心に帰ることができました!

漢方薬局といえども、いろんなやり方がありますが、僕はどこまで行っても東洋医学、そして東洋思想を大切にしていきたい!
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アトピー性皮膚炎を漢方で治療する場合、絶対に考えないといけないのは、「気血津液の盈虚通滞」をなくし、皮膚表面に潤沢な気血津液が巡る環境を作ること。また炎症の土台となる鬱熱がなぜ作られているのかを、ありとあらゆる方向から検討し、それを解決することです。

50代の男性のアトピー性皮膚炎では、皮膚表面は象の皮のようになって強度の乾燥から干からび、掻破によって見るも無残な状況でした。

その昔、皮膚病が得意だという中医師に皮膚病の場合は舌診を捨てて、皮損を中心に弁証を構築すべきだということを教えていただいたことがあり、当初はその通りに滋陰薬や清熱薬を使ったりしていましたが、まったくもって効果はありませんでした。

しかし、この男性はアトピー性皮膚炎で他の漢方薬局・漢方医院で散々な目に会ってきた経験を持っているため、状況が好転しなくても、僕を信頼し、通い続けてくれました。

僕はその期待に応えるべく、これまでの知識・常識としていた考えをすべて捨てて、上述の「気血津液の盈虚通滞」は皮膚のみに現れるべからず、全身各所に現れるはずだと初心に帰り、舌診を含めて全体的に皮膚環境がなぜ壊れてしまったのかを考えるようにしました。

この方の舌は、淡暗で冷えている印象があり、水滑舌で水滞があり、さらにネタネタとした膩苔傾向を持っていました。

これを素直に考えると、陽虚水滞から湿痰で、三焦空間内の陽虚で気が不足して冷えが生じ、その結果、水を全身各所に運ぶことができない状況で、身体の中で水たまり現象、乾燥現象という矛盾が生じている状況と読み取ることができました。

そこで漢方では、陽虚水滞・湿痰を改善するために真武湯+延年半夏湯、さらに皮膚の表面では衛気虚により三焦空間が狭くなり、その空間に保持できる水分量が減った結果、象の皮のように乾燥状態に陥っていると考え、玉屏風散製剤などを加えて様子を見ることにしました。


皮膚表面は極度に乾燥しているにもかかわらず、身体を乾燥させる漢方を使って皮膚症状を治しにかかるという、素人には到底理解することのできない治療法を選択しました。

その結果、アトピー性皮膚炎の症状は劇的に完全し、今では一見するとアトピー性皮膚炎とはわからない状態にまで持っていくことができるようになりました。

この方は、極度の便秘でもあったのですが、これらの燥湿剤を使うことで、便秘も解消し、バナナ状の便が出るようになるという副次的な効果もありました。

これは、皮膚表面のみならず、大腸粘膜も三焦空間の水滞と乾燥に伴うムラによって乾燥を起こし、便を柔らかくするための水分量が枯渇していたと考えることができます。


ここから、皮膚の状態がどんな状態であれ、寒熱・虚実、そして何よりも、「なぜ皮膚表面で気血津液の異常が起こってアトピー状態になっているのか?」を根本からしっかりと考えて、表面上の治療をするのではなく、根本的な治療をすることが重要かが理解できます。

そのような考察をせず、他人の意見を鵜呑みにしているだけでは、絶対に腕は上がりません。それをいかに自分の臨床へと落とし込み、自分の理論に転換していくかが大切です。

アトピー性皮膚炎で炎症により痒みが起こっていたり、強度な皮膚の乾燥があったとしても、その根本原因が陽虚や水滞によるものであるならば、温めたり、燥湿したりしても、今回のケースのように治ってくれるのです!
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