大阪弁天町の漢方薬局「廣田漢方堂薬局」のブログ

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$大阪弁天町の漢方薬局「廣田漢方堂薬局・鍼灸院」

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いつもお世話をしている20代のアトピー性皮膚炎に悩む男性のお母さん。

去年の秋ごろから、めまい・ふらつき・頭重感・耳鳴り・体の極度の疲労感・背中や下肢のだるさという多彩な症状が出始め、最初は病院で漢方治療をしていたのだけれど、ぜんぜん回復しないので、業を煮やして廣田漢方堂へと相談に来られました。

普段、ご子息のアトピーをお世話している関係上、これを治せないと、一気に信頼を失ってしまう可能性大!

こういうパターン、結構苦手です。。。

精神衛生上、あまりよくありませんね~。。。

といっても依頼を断るわけにもいかないので、しっかりと相談にのりました。

当初は耳鳴りがとても気になるということでしたので、耳鳴りを主訴として漢方を合わせました。

漢方を処方した病院では、お決まりの半夏白朮天麻湯から五積散など、気と水にアプローチをかける漢方が出ていました。

たしかに症状だけを考えると、これらの方剤がフィットしてきそうなのですが、舌診でそれらは完全に否定できました。

この医師はたぶん舌を見ていないのでしょうね。

明らかに陰虚舌でしたから。。。

上述の漢方が効かず、明らかな腎陰虚傾向があったため、六味丸系統の方剤を使いたかったのですが、この女性にとって地黄剤は、重たすぎて利用できないと思い、心脾の気血を補う方剤を補助的に用いて、服用した方剤から気血津液が生成されることを意識しました。


その結果、短期間で耳鳴り、めまい、ふらつきは消失しました。


しかし疲労感、背中や下肢のだるさは一向に改善する気配がありません。。。

困ったものだ・・・。

人の身体は一筋縄ではいきませんね~。

耳鳴りのための処方した漢方は、しっかりと効いてくれているので、それらは決して間違いではないはず。

この倦怠感・だるさには別病理が関係しているはずと考え、再度考察をし直しました。

そうすると倦怠感・だるさは気血の虚から生じているのではなく、痰熱が悪さをし、体の中に水の重りを抱えているため、身体が重たいという症状を呈しているという結論に達しました。

その証拠に陰虚舌+地図状のやや黄色がかった膩苔が特徴としてありました。

そこでこれまで使っていた方剤に1つだけ痰熱を処置する方剤を加味し、様子を見ることに。。。

あまり濃度を濃くしすぎると、陰虚を助長する危険性があるため、そのあたりは経験から微調節しました。

結果としては、滋陰・補気補血・去痰熱の3つの方剤で、それぞれの症状はほぼ消滅。

もう少しだけ同じ漢方を続け、調子が良ければ、濃度を薄くして維持量に減量する予定です。

多彩な症状を持っている方の漢方相談は、いろいろと考えないといけない部分が多くなって、本当に大変なんですよね~。

今回はそのいい例でしたが、良くなってくれて本当によかったよかった。。。
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全身脱毛症になってしまい体中の体毛が抜けてしまった女児。

もともとアレルギー体質でぜんそくやアトピー性皮膚炎もあり、病院に行ってステロイドの外用や紫外線、赤外線などの照射処置を行うも一進一退の状況が続いていました。

毛髮が抜けてしまったころから漢方相談を行っていましたが、身体の状態が非常に複雑で、どこに焦点を絞るべきか、なかなか病態の本質を見抜けないまま、かなりの時間が経過してしまいました。

親御さんも含め、あきらめずに漢方薬を使い続けてくれていたので、「何とかしないと!」という気持ちが強かったです。

毛髮は「腎が主る」、「血の余り」などという言葉から、補腎や活血、補血など、ありとあらゆる考えられる手段を講じてきましたが、あるときにふと気が付きました。

たしかに毛髮のみに重点を置けば、腎虚や血虚という病態は容易に想像がつくが、この女児の場合は、全身の体毛が抜けているということは、本質はそこにはないのではないかと・・・。

体の免疫が間違って毛根を攻撃してしまった結果、全身の体毛が成長しない状況が作られてしまっているのではないかと思ったのです。

そこで漢方では先人の知恵を生かし、アレルギー反応を改善することのできる漢方薬を1種類、やや濃度を濃くして使用することにしました。

そうしたところ服用し始めて2週間ほどで、少しずつ体毛が生えてきました。それに伴い毛髮も徐々に生えてきて、1か月たったころには、全身の体毛をはじめ、まつげ、眉毛、毛髮含めてしっかりと生えてくれるようになってきました。

病院の治療は頭部に艾葉のステロイドを塗布し、紫外線を当てているので、これにより全身の体毛が生えてくることはあまり考えにくく、漢方薬によって全身の体毛が生えてくれているのだと確信しています。

今までは生えては抜けを繰り返していましたが、今回は全体的に髦量が増えてきているので、このままいけば大丈夫だと思います。

それにしても先人の知恵はやっぱりすごい。

いくら中医学を勉強しているからと言って、日本漢方の精神を疎かにしてはいけないと痛感しています。

やはり日本漢方のよいところをしっかりと学び、それを中医学的に応用することが大切なんだと思いました。

今回の症例は、時間がかかりましたが、何とかよくなってくれているので安心しております。
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これまで2000冊近くの漢方や健康、食養生、運動、人生の生き方、会社の経営についての本を読んできましたので、このジャンルに関しては教養はそこそこあると自負しています。

先日、長女と食事に行く機会があり、普段はゆっくりと話すこともないので、食事の場を借りて人生の効率よい歩み方について教えました。

長女は今年中学一年生になり、我が家では「中学1年生から携帯電話を持ってよし!」というルールを設定しているので、4人兄弟で一番最初に自分の携帯を手にしました。

この年頃であれば、携帯を使ってゲームをしたり、LINEをしたり、一日中触りたくなるでしょう。

普通なら、「携帯は何時まで」とルールを決める家庭も多いと思いますが、ウチの家庭ではそんなルールは設定していません。

「好き勝手にやればいい」というスタンスです。

僕の感覚でいえば、携帯を視るのも、テレビを見るのも、ゲームをするのも同じです。

ただツールと見れるものが違うだけ。

それで学校の成績が落ちたら、誰のせいでもありません。


「100%自分のせいです。」

そしてそこに行ってしまったら、ペナルティーがあるよ。そこまで甘やかさないよ。

ということを教えると、四六時中携帯をいじるような生活にはならないですから。。。

というか怖すぎてなれないです。。。(苦笑)

最近では、携帯を使った出会い系やいかがわしい写真、SNSを使ったいじめなど、いろんな問題も起こっています。

これについては親であれば、誰しも気になるところです。

でもウチでは、そういうものから遠ざけるような守りの教育はしていません。

人間の本質とはそんなに綺麗なものではないし、そういうものも当たり前のように存在してこの社会が成り立っているのですから、そういうダーティーな部分も普通に教えて、そんなものに巻き込まれないように自分自身をコントロールする術を伝えています。

親が監視するより、自分で守るすべを学んだほうが、はるかに安全ですから。

使う側が倫理観を持っていれば、巻き込まれる可能性は極端に少なくなるし、いちいち心配しなくてもよくなりますので。。。

なのでフィルタリング設定すらしていません。

携帯をいじれる時間の制限に関しても、人間には平等に24時間という時間が与えられており、それをどう使うのか、自分でコントロールする術をこの年齢から知っていれば、将来の目標に向かって、うまく時間を使いこなす感覚が身につくと思います。

それともう1つ。親が自由に携帯さわっているのに、子供だけ制限するなんて、子供からしたら全然納得できないですからね。

子供の人生を親が管理してしまったら、子供が自分の人生に責任を持てなくなってしまいます。

大人になれば自分の人生は自分でしかコントロールできないということに気づきにくくなり、人生の選択をできなくなることだってあるかもしれません。

長女には昔から「自分の夢、目標を持って生きること」「他人とは違う自分らしさを自分で見つけること」を念頭に教育してきました。

親が過保護になって守るのではなく、自分で自分の身を守り、自分で自分の人生設計、時間設計をできるような人間になってほしいという願いから、ウチの家庭では、自分で考えることを最優先した教育を行っています。

いろんな本を読んできて、自分の人生のみならず、自分の子供に伝えていくべきことも一緒に学び、実践しています。

適当に子育てをするのではなく、子供の特徴を捉え、その子にフィットした教育ができるように心がけています。

したがって4人とも教育方針が変わるという、不思議な教育の仕方を我が家では取っているのでした!


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