連れてってくれ | 『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

『命の授業』『5つの誓い』腰塚勇人

 体育教師がスキーでの事故をきっかけに、人生も人生観も大きく変わりました。今を自分らしく幸せに生きるためのヒントを普段の生活の中から紹介していきます。

連れてってくれ


昨日は選挙の投票でした
午前中に長野から帰ってくると母親から電話があり
「お父さんがあんたにお願いがあるんだって 代わるね」と

何?
すると突然親父が「選挙連れてってくれ」って

びっくりしました
でもなんだか嬉しくなりました

「いいよ」

母親は
「もう少し元気になって次でイイじゃないって言ったんだけど・・・」
すると親父の「次、生きてるか分からないだろ!」
の声が聞こえてきました
「お父さん、あたしと結婚してからたぶん選挙
 全部投票に行っていると思うわよ そういうとこまめなのよねぇ~」

そんなの当たり前だろ!!と思いながらも
親父と一緒に投票所へ行ったのは初めてでした
息子も3年前の投票にも連れて行きましたが
その時は投票所の中を走り回っていましたが
今回は興味津々でした

私、妻、じいちゃん、ばあちゃんの投票用紙を覗き込み

「パパ~、ママは○○さんって書いてたよ
 じじーとばーばは同じだった
 パパは○○さんだったね」と車の中でこっそり教えてくれました

こいつ漢字読めるんだと思いつつ
同じ事、私がいないときにママにも言うんだろうなぁ~と
なんだか面白くなりました

選挙の投票離れが叫ばれる中
今は意味が分からなくても
こうして一緒に来ることって大切かも知れません

麻痺して動きの悪い手で
一生懸命に自分が思う立候補者の名前を書いている親父
一緒にこれ、その姿が見れて良かったです

政治家に託すことも大切
でもそれ以上に自分が日本の国民の一人として
これからの日本のために何ができるか?

大したことはできなくてもその意識の中で
一人の大人として今を生きて行きたいです

今年も残すとことあと二週間
あっという間に終わりそうです
一日、一日大切にすごしたいです

感謝をこめて


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