Y。 | ぽっぽっぽ、散歩の旅。

ぽっぽっぽ、散歩の旅。

ひねもすのたりの日々報告。

睦月二十九日。

晴れ後曇り。


何だか暖かいぞぉ。

朝にストーブを点けなくても大丈夫になってきた。

良くない傾向だ。

頑張れ冬将軍。


今朝の新聞に、作家サリンジャー氏が亡くなった記事が掲載されていた。

それだけ。


当方にとっては、先の十七日に亡くなった Mr. Erich Wolf Segal の記事の方が、

衝撃だった。

また、昨年亡くなった翻訳家の永井淳氏の記事も大衝撃だった。

当方お気に入りの作家の本を殆ど翻訳されていたから。

我が御大は未だ現役なれど、もう可也の御年。

心配だ。

既刊の本を今の内に手に入れなくては。


先日図書館にて、

ぽっぽっぽ、散歩の旅。

この本を借りて来て読んだ。

彼もお気に入りの一人で、既刊は全て読破して居る、筈。

で、この物語、怖い。

それも殺人事件が起きるまでが、兎に角怖い。

あまりにも怖くて、日に二頁しか読み進む事が出来なかった。

おかしなもので、殺人事件が起こってからはススッと読めたのである。

これが、筆力なるものか。

興味のある方、お試しあれ。



さて、我が手許には、


ぽっぽっぽ、散歩の旅。


この文庫本が何故か二冊あります。

多分、既読した筈なのに、未読だと勘違いして再購入したみたいだ。

と云う事で、

「Y」が読んでみたい方、先着一名、

当方に何処かで対面して、

「頂戴」と手を出されたら、差し上げます。


この物語も可也面白いです。

お奨め。





追伸   昨日まで「ぎぶそん」の著者は、女性だと思って居りました。