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明けましておめでとうございます。
前回の更新から半年以上が過ぎ、皆さんお元気でお過ごしですか?
昨日(元旦)の朝、妹の所(実家)へ行くのに、駅へ向かって歩いていたところ…
近所の空き地(居宅が取り壊され、更地に雑草が立ち枯れている所)で、すずめ達に混じって薄緑色(って言うより正に鶯色)の小鳥が目の隅に飛び込んできました。
「うん?うぐいすか?」
それにしては羽根の色が美し過ぎる~!
一瞬の出来事で、私の頭上を飛び越え、もう一羽の同じ色彩の小鳥の元へ、空き地の向かいの屋根の上で飛び回っていました。
多分「めじろ」だったのでしょうね。
ま、私に取っては、めじろでもうぐいすでも良かったのですが、お正月早々自分の青い鳥を見たような、「今年は何か良い事がありそうだ!」ととっても浮きうきした気持ちで、駅に向かいましたよ。
去年半ばから、システムの納品後のクレイマー的担当者に翻弄されて、もう散々な気持ちで暮れを迎えたのも手伝って、ほんとに心機一転の兆しのようでした。
昨年暮れの一日、サークル「おゆくみ」の忘年会があり…
丹後半島の松っちゃん(今頃は大雪で、雪下ろしが大変じゃないのかな?)が、私のリクエストにお答えして、とある焼き物を持って来てくれました。
エヌ氏のトレードマーク、お酒(日本酒)に関する物です。
こう言うもので…
そしてこうなって…
こうなるのです。
筒になったお銚子(右)に生酒(キザケ)を入れ、左のポット状になった容器に熱湯を適宜入れ、自分で好きな温度に燗を付けて、手前のお猪口で頂くと言う仕掛けです。
今日はこれから、百合根の卵とじを作って、これで一杯やろうと思っています。
さて、私はお酒も頂くのですが、喫煙もいたします。
この記事をお読みの嫌煙の方(少なくともお一人以上)には、「まだエヌ氏はそんなことやってるんですか!」って叱られそうですがね。
と言っても沢山吸うわけではなく、だいたい紙巻タバコなら2日に1箱程度です。
…で、ちょっとあるお方の影響でこんなものを始めました。
これは「浅草煙管(きせる)」と言うもので、長さは10センチ程しかない豆煙管です。
しかも「延べ煙管」と言って、羅宇(ラオ又はラウ)と言う中継ぎの竹の管がありません。
そして、若い頃たしなんでいたパイプ(ブライアーパイプ)を引っ張り出してきて、紫煙をくゆらせています。
どちらも、紙巻煙草のようなフィルターがありませんから、そうとうキツイものです。
どちらも2~3服で充分という代物です。
あまり健康的な話題ではありませんから、決して人様にお勧めするものではありません。
今回は、エヌ氏未だ健在という話題をお伝えするに留めておきます。
今年はもう少しこまめに更新をするつもりです。(去年もそんな事言ってたかな?)
またまた、精々ご贔屓にお願いいたします。
大阪野田村 エヌ氏 九拝
前回記事のコメントから…
よく訪ねさせて頂いている実装者氏のブログ「実装者流」に、過去記事が復活されました。
「甲州街道遍路の始末」三部作です。
(壱)調布懐旧編・・・→■
(弐)調布市脱出編・→■
(参)新宿到達編・・・→■
・・・です。
今から二年前に書かれたものですが、私その当時、随分楽しませて頂きました。
ご興味がおありの方は、ぜひご一読ください。
(実装者さんへ・・・コメントのレスより、ご紹介の方が良いかなと、勝手に判断して掲載してしまいました、ごめんなさい。)
さて、前回の続きです。
最高のお天気に恵まれて、このあとどうしようかと迷ったエヌ氏は、とりあえず大川端を散策してみようと、天神橋を北へ渡ることにしました。
橋を渡りきって右(東)へ折れると、大川端の遊歩道(公園・南天満公園だったかな?)に降りることができます。
何やら水音がするので、中之島の突先を見ると、大量の水が45度程の角度で放水されています。
木立に邪魔されて、その綺麗さがお判り頂けないかも知れませんが、日差しの角度が少し違っていたら小さな虹も見えたかも知れません。
少し歩くと、「ねんねころいち」の子守娘像と、子守歌の歌詞が彫り込まれていました。
♪ねんねころいち 天満の市よ 大根揃へて舟に積む
舟に積んだら どこまでいきやる 木津や難波の橋の下
橋の下にハかもめがいやる かもめ取りたや 竹ほしや♪
その歩みを進めると、歩行者や自転車専用の橋が大川に渡っています。
それを渡ると、大阪城の北西側、片町口にたどり着きます。
いつもなら、この橋を渡って、大阪城に向かうのですが、今日はそれを止めて、桜宮(さくらのみや)に向かう事にします。
川には赤い提灯をぶら提げた、屋形舟風の小舟が、中で宴会でもしているのでしょうか、カラオケの陽気な唄声を響かせて通り過ぎて行きます。
この界隈は、大阪でも有名な桜の名所、川の端はソメイヨシノ、もう少し足を延ばせば遅咲き(八重桜が多い)で有名な造幣局の通り抜けです。
さすがにこの時期、桜花のかけらもありませんが、静かな散歩道です。
中之島と違って、ほんとに静か。
そろそろ造幣局の近くだと思っていると、大きな橋の下をくぐり抜けました。
桜宮橋(通称「銀橋」)です。
下から見上げていても仕方ないので、橋の袂の階段を上がってみました。
造幣局と国道一号線を挟んで反対側の泉布観が、どうやら工事中のようです。
娘が幼稚園の頃、ここで子供達の絵画が展示された事を思い出して、ふと懐かしく見入ってしまいました。
この遊歩道のほとんどの木が桜で、この時期その木々は散歩する人たちに、有り難い木陰を作ってくれています。
ベンチもそこここにあって、のんきに昼寝をむさぼる小父さんの近くのベンチに腰を下ろして、休憩にしました。
持参したお茶を飲みながら、宇江佐真理さんの短編小説を一編だけ読んで、さて休憩終了。
大川の遊覧船乗り場で、ひょっとしたら中之島の西橋に舟着き場があるので、そこに向かう舟でもあれば、優雅に舟で散歩を終えるのもよしかな?と、考えたのですが、あいにく遊覧だけで元のところへ戻るだけらしくて、その考えを断念しました。
少し行くと、源八(ゲンパチ)橋が見えます。
橋の袂から道路に上がって、大阪環状線の天満駅を目指す事にしました。
大阪天満宮(天満の天神さん)を訪ねても良いかとも思ったのですが、方向が反対なので、今回は見合わす事にしました。
さて、喉も乾いて、ここらで冷たい生ビールでも呑めば極楽至極。
天神橋筋商店街を北へ抜け、駅横の路地を入ると、昼間から営業している居酒屋がかなりあります。
一番汚そうな店を見付けて(失礼)、入ってみるとウナギの寝床、二間半間口の奥行六間余し、カウンターが奥まで続いています。
夕刻には少し早いカウンターには、ポツリポツリと小父さんが座っています。
一番奥の小父さんの一つ空けて隣に座って「生ビール!」
枝豆をつまみながら、ポメラ(携帯用のテキスト入力文具)を引っ張りだして、前日の居酒屋4周年の記事を、下手くそな手つきでポチポチと入力していると・・・
隣の小父さんが「あのぉ、それってポメラですよね、使い勝手はどんなもんですか?」と声を掛けて来られました。
「実は前々から気になって、買おうか買うまいか迷っているんですよ」ってお話で、長所と短所を詳しく説明して、「今度もう一度大型電器店で思案してみます」とおっしゃってました(笑)
結構、あちらこちらと散歩(ウォーキング?)をされているらしく、昨日は豊中・服部緑地公園、今日は私と同じ中之島バラ園と歩いてらしたそうです。
まさか、この居酒屋でそういう方と出会うなどとは、ここから先思っても居ませんでしたが、なにやら散歩の仕上げに「縁」らしきものを感じて、嬉しい一日になりました。
・・・とさ。
長文、お付き合い頂きまして、ありがとう御座いました。