先月27日、オンライン授業のSchooさんで4回目の授業がありました。
 
 
テーマはほめ言葉
 
 
上手く使えば、人間関係の潤滑油になるほめ言葉。
 
ただし、実際には、白々しいお世辞に聞こえてしまったり……。
褒めているつもりなのに、上から目線の評価になってしまったり……。
意外に難しいんですよね。
 
そんなほめ言葉を皆さんと共に考える1時間でした。
 
 
 
講座の中で、平昌オリンピックで話題になったほめ言葉を引用しました。羽生結弦選手が演技を終えたとき、中国のスポーツチャンネ『CCTV5』の実況担当者が発した言葉です。
 
容颜如玉 身姿如松
翩若惊鸿 婉若游龙
 
(羽生選手の容貌は宝玉。
 すらっとした立ち姿は松。
 飛ぶ様子はまるで大白鳥、
 美しさはまさに遊ぶ龍)

漢詩! 即興なのか準備していたのかは分かりませんが、そのアナウンサーの方は、対句を駆使した漢詩を詠んで、羽生選手を讃えたのでした。
 
これは、素晴らしい語彙力・表現力……
 
ここまでのレベルに達するのは、なかなか難しいことでしょうが、やはり、こういう豊かな表現力には憧れてしまいますよね。
 
せめて、「すごい、マジですごい。ホントすごい」というような、ワンパターンなほめ方は卒業したいところ。
 
 
実は、「ルックスが良い(男性)」ということを褒めるだけでも、以下のようなたくさんの言い方ができます。

・イケメン
・ハンサム
・格好良い
・目鼻立ちの整った
・男前
・二枚目
・甘いマスク
・美形
・端整(正)な顔立ち
・見目麗しい
・眉目秀麗


類語辞典を使ったり、自身のボキャブラリーを引っ張り出したりして、その状況にぴったり合う言葉を選び出せるようになりたいものですね。
 
 
講座では、上記の「ルックスが良い」を紹介した後、「おいしい」というほめ言葉に関し、類義語を募集しました。
 
私が解説用に用意していたのは、
 
・存分に堪能させていただきました。
・旅館の夕食に舌鼓を打った。
・先日頂戴したお菓子、絶品でした。
・初めて食べましたが、なかなか乙な味ですね。
・あのお酒はコクがあって美味しい。
・舌ざわりのなめらかなプリン。
 
といったものだったのですが、皆さんからは、
「極上の味です」
「ほっぺたがとろけそうです」
「家族にも食べさせたいです」

など、私の候補にはなかった、多数の回答が寄せられました。
 
ご投稿ありがとうございました!
 
ある名回答には、他の受講者の方からの「いいね」が多数集まっていました。こんな風に講師からの学びだけでなく、受講者同士での学びも生まれているのは、素敵なことですよね。
 
 
次回は、明日6日(金)21時~です。依頼の言葉遣いです。
 
生放送は無料で視聴できますので、お気軽にご覧ください。そして、ぜひ積極的にご参加くださいませ。
 
 
 
 
なお、「講座は直接聞くに限る!」という、生講義派の人は、ぜひ以下の講座にお越しください。池袋で受講可能です(間もなく開講!)。
 
 
 
 

 

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