国語で人生に輝きと潤いを! 吉田裕子(ヨシダユウコ)BLOG | 予備校講師・講演・執筆

国語を学ぶことで感受性と対話力を磨いたら、人生はもっと楽しいと思う。国語の先生を始めて12年目。(予備校講師、カルチャースクール(大人向け古典講座)講師、ライター) 東大教養学部・慶應通信(文学部第1類・教職)卒。

予備校講師・カルチャースクール講師・ライターとして、楽しい「国語」「古典」をお届けします。このブログには、日々の気づき・学びを記録!(ホームページはこちら 、「国語」ブログはこちら

 
国語で人生に輝きと潤いを! 吉田裕子(ヨシダユウコ)BLOG | 塾講師・家庭教師(東京西部)・講演・執筆-image 国語で人生に輝きと潤いを! 吉田裕子(ヨシダユウコ)BLOG | 塾講師・家庭教師(東京西部)・講演・執筆-image

テーマ:

{1F2BAFAB-2261-44BF-BF59-FB60B45DB2AC:01}


千代田区の生涯学習講座(ちよだジュニアカレッジ)のひとつ、「目指せ! 子ども小説家への道」という講座を担当させていただきましたニコニコ

講座名の通り、小説や文章の書き方を学ぶ講座で、小1・2、小3・4、小5・6~中学生の3クラスが開講されています。

中でも、小1・2のクラスを担当していて感激したのが、文章を書くこと自体や、書き方を習得するための練習を積極的に楽しんでいる子どもが多かったこと。

もちろん「子ども全員が作文好きである」とまでは言いませんが、実際に、書くことを楽しいと感じている子どもを目の当たりして、嬉しくも頼もしくも感じました。


{AA2C157E-B82B-4CEF-9808-3C518FA309A0:01}


気をつけなくてはいけないなぁ、と感じたのは、

もしかしたら、私たちが先回りして、「作文=大変なもの、嫌なもの」という固定観念を押し付けてしまっているのではないか

ということ。

これは、勉強全体にも当てはまる話かなぁ、と思うのですが、「大変だけど、やってみてね」とか、「こんなに勉強してエライね」とか、大人がそういう言い方をしているのを聞いて、子ども達は、「勉強=大変なもの、嫌なもの」という価値観を内在化していくのかもしれません。


実際、参加者アンケートを読んでいても、

「すきなさく文ができて、うれしかったです。」

「えをみてかいたのがたのしかった。」

「げんこうようしのつかいかたがべんきょうできてたのしかったです。」

という声がほとんどでした。素敵だなぁ、いいなぁ、と思います。


後ろで参観していた保護者様からは、

「このような内容は新鮮で、楽しそうに取り組んでいたと思います。」

「2時間という長い時間の講座に、積極的に参加し、発表する姿を見て、とても感心しました。」

「子どもが一生懸命に書いている姿がとても良かった。」

などのご感想が寄せられました。私も、彼らが真剣に書いたり考えたりする姿に感激しきりだったので、親御さんならなおさらですよねひらめき電球


学校でも、塾でも、カルチャースクールでも、「学ぶこと自体を楽しめる場をつくる」という思いは忘れずにいたいと思います。


★ホームページはこちら。著書(『正しい日本語の使い方』、『大人の文章術』、『源氏物語を知りたい』、『東大生の超勉強法』、『百人一首を知りたい』(枻出版社))でも情報を発信しております。隔週月曜13時に東急セミナーBE講座「古典文学Cafe」を担当する他、吉祥寺 古典を読む会も主宰(6月22日(日)『建礼門院右京大夫集』+『新古今和歌集』)。
いいね!した人  |  コメント(0)

テーマ:

去る5/17(日)、株式会社お節介の奈須野様にお招きいただき、「書いて覚える文章美人の秘密レッスン」という講座を担当させていただきました。

昨年の拙著『大人の文章術』(枻出版社)をベースに、

1.正確で、年齢・立場に合った言葉遣いとは?
2.核心のメッセージを絞り込もう
3.効果的に伝えるための書く順序とは?

といったことを、約4時間かけてお伝えしていきました。


私が話すというより、参加者の皆さんが手を動かす時間を中心に。実際に手を動かして文章を書いてもらうことを大切にしました。

”「人に見られる」という緊張感のもと、
 アウトプットを練り上げる”


そのことこそが、人の文章力を磨き上げてくれると考えているからです。


私は大学受験時、Z会の通信添削に随分お世話になりましたが、

「添削される」という緊張感のもとに、
時間をかけてでも全力の解答を作成して提出する


というプロセスが、添削コメント以上に思考力・記述力を伸ばしてくれたように感じています。


参加者の皆様からは、

フォーマットにのっとることで、説得力のある文章ができることを実感しました。今回教えていただいた文章構成を用いて、読む相手にわかりやすいものにしていきます」

「日頃の自分を反省いたしました」

ちょっとした言葉の使い方によって、相手に与える印象は雲泥の差があることを学んだので、これから、読み手にわかりやすい文章を目指していこうと思います」

「ワークがたくさんあって実践的でした」

などのご感想を頂戴しております


★ホームページはこちら。著書(『正しい日本語の使い方』、『大人の文章術』、『源氏物語を知りたい』、『東大生の超勉強法』、『百人一首を知りたい』(枻出版社))でも情報を発信しております。隔週月曜13時に東急セミナーBE講座「古典文学Cafe」を担当する他、吉祥寺 古典を読む会も主宰(6月22日(日)『建礼門院右京大夫集』+『新古今和歌集』)。
いいね!した人  |  コメント(0)

テーマ:
{B9EF507F-79B5-4F5D-8462-63290D764F88:01}


5/11(日)に「吉祥寺 古典を読む会」の5月定例会を開催しましたニコニコ

今回のテーマは、

『おくのほそ道(奥の細道)』
「夏草や兵どもが夢のあと」の場面を読む

です。平泉で「夏草や……」と詠む場面は、この初夏の時期にぴったりの場面。
まずは、こちらのテキストの内容も引用しつつ、耳馴染みのある芭蕉の秀句を鑑賞。

長谷川さんによると、蕉風を確立した後の芭蕉の句は、実景と心象風景が二重うつしになっているものが多いといいます。

「古池やかはづ飛び込む水の音」も、耳に入った「かはづ飛び込む水の音」(実景)から、「古池」を連想した(心象風景)のではないかというわけです。


この補助線を加えると、「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」も、

(実景)岩にしみ入る蝉の声
(心象風景)閑かさや

と、分けて捉えることができます。

そう考えると、「蝉が鳴いていてうるさいはずなのに、どうして“閑か”なのか?」という疑問も解消することができますね。

(蝉の鳴き声が岩にしみ入るように感じられる、立石寺の自然の中で、芭蕉の心が閑かに澄み渡っていたということではないでしょうか?)



さて、本題の、平泉の場面。かつての栄華の地はすっかり草原に化していました。

ここまでの旅の中で、古歌のゆかりの景物が荒れ果てていたこともありました。それらは失望とともに眺められたかもしれませんが、この地に関していえば、荒れ果てていたこと自体が感慨深いことだったのではないでしょうか。

現在の平泉を見ながら、源義経と奥州藤原氏に思いを馳せるとともに、杜甫の漢詩「春望」も重ねてゆきます。

多くの人が死に、人為的な建物が滅びた、その跡地に、毎年、変わることなく植物は生えてゆくのです。

そうした重層的な感慨の中で紡がれたのが、「夏草や兵どもが夢のあと」なのですね。


奇しくも、6月の定例会は、『建礼門院右京大夫集』

筆者の仕えていた女主人は、壇ノ浦で入水した建礼門院(助かってしまったのちに出家)。恋人の男性は平家で、源平合戦の中で戦死しました。

平泉同様、源平合戦の動乱の中で滅び、失われたものがテーマになった作品です。


こちら、6月「吉祥寺 古典を読む会」参加者募集中です。初めての方、古典初心者の方も、お気軽にどうぞ。


この回は、ゲストスピーカーの梶間和歌さんから『新古今和歌集』のお話をいただく予定もあり、私自身も楽しみな回です。



★ホームページはこちら。著書(『正しい日本語の使い方』、『大人の文章術』、『源氏物語を知りたい』、『東大生の超勉強法』、『百人一首を知りたい』(枻出版社))でも情報を発信しております。隔週月曜13時に東急セミナーBE講座「古典文学Cafe」を担当する他、吉祥寺 古典を読む会も主宰(6月22日(日)『建礼門院右京大夫集』+『新古今和歌集』)。
いいね!した人  |  コメント(0)