国語で人生に輝きと潤いを! 吉田裕子(ヨシダユウコ)BLOG | 塾講師・家庭教師(東京西部)・講演・執筆

国語を学ぶことで感受性と対話力を磨いたら、人生はもっと楽しいと思う。国語の先生を始めて10年目。(塾講師、家庭教師、大人向け古典講座、作文・ES添削) 東大教養学部卒。今は慶應通信生(文学部第1類+教職コース)だったり婚活アドバイザーだったりもする。


テーマ:

photo:01




南場智子さんの『不格好経営―チームDeNAの挑戦』を読んだ。


ビジネス書を読むときには、名言やノウハウを探すような読み方になることが多い。でも、この本は、そうではなかった。「この後どうなってしまうんだろう?」と、ドキドキワクワクしながら一気に読み進めた。

印象に残った箇所を挙げるけれど、この言葉も、本当は、この本の文脈の中でぜひ味わって欲しいと思う。


「コンサルタント時代は、クライアント企業の弱点やできていないところばかりが目についてしまい、大事なことに気づかなかった。普通に物事が回る会社、普通にサービスや商品を提供し続けられる会社というのが、いかに普通でない努力をしていることか。」


「事業リーダーにとって、「正しい選択肢を選ぶ」ことは当然重要だが、それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要となる。」


「最も難しいのが、「信じて任せる」ということ。論理ではなく、勇気が必要だからだ。」


「ときには会社の仲間や社会に迷惑をかけるのもよいではないか。得るものと与えるものは、その瞬間でバランスがとれている必要はない。時間をかけてバランスさせようと努めればよい。かけた迷惑の分だけ、感情のヒダも豊かになる。」



テーマ:

とある仕事で使うため、2ページだけマンガを描いた。

私がマンガを熱心に描いていたのは、もう10年前の話。当時使っていた道具も、パソコンソフトも、もはや手元にはない。

とりあえず、アナログで描くにあたって、最低限必要な道具だけを揃えて描いた。

手を動かしていると、無性に楽しかったし、当時感じていたこと・考えていたことを色々と思い出した。


photo:01




マンガでも音楽でも何でも、好きなものができると、まずは、それを創造する側に回りたいと思う人が多いだろう。


ただ、年を重ねると、自分の才能の限界を思い知らされるものだ。

そうしたネガティブな要因と、「視野が広がる」というポジティブな要因とが相互作用することで、次第に、創造者以外のありかたにも目が向くようになる。


創造者が凄いのは言うまでもない。

ただ、最近では、その創造を成り立たせている関係者すべてが、不可欠で、尊いのだと思うようになった。

芸術家の助手も、事務所運営スタッフも、支援者も、作品購入者も、作品解説をする学者も、みんなみんな、それぞれの役割で、創造に貢献している。


こういう協力の構造は、芸術分野に限らず、学問やビジネスなど、あらゆる分野に存在しているものだと思う。


だから、自分にできることは、自分にいま期待されている役割に誠意を尽くすことしかないのだろうと思う。その真摯さは創造者のそれに引けをとらないものでありたい。




テーマ:

photo:01




「老人が1人死ぬということは、図書館を1つ失うのと同じことだ」

という、ギニアのことわざがあるそうだ。


私の夢に、「このことわざがふさわしい老人になりたい」という項目が加わった。


知識というものは、単純に量が多いとか少ないとか言うものではないと思う。

ある人の頭の中にある知識は、その人の価値観や体験に基づいて絶えず編み直されていくだろうし、場面に応じて有機的に組み合わせた形で取り出されるものだ。


たくさん勉強するのはもちろんとしても、それを創造的に編集することを意識しながら暮らしていきたいと思う。