2022年5月6、7、8日、待ちに待った「こぎんフェス」が開催されました。
前日、5月5日には『そらとぶこぎん』編集長鈴木真枝さんによるご講演もあり、
たくさんの笑顔がひらいた4日間となりました。
集会所indriyaでは、コギンザシスト三つ豆さんのブースに5月6、7、8日の3日間
お邪魔させていただきました。
いろいろと振り返りながらレポートしたいと思います。
ご来場のみなさま、ありがとうございました。
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5月8日 日曜日
三つ豆ブースドレスコード:野良着Tシャツ
持参弁当:天ぷらそば
2日の間に多くの方の笑顔を浴びたおかげで、元気満々で最終日を迎えました。
集会所indriyaのこぎん刺し教室に参加されていたみなさんにもお会いできました。
作品展示コーナーには、教室のみなさんの作品が展示されています。
刻字とこぎん刺しの作品、お節句飾り、エプロン、ストールなど、
思い思いの作品が並びます。
こうしてお披露目できるのも三つ豆さんのこぎん刺し教室が長く続き、
初心者から上級者まで、幅広くこぎん刺しを楽しみたいという方を受けとめ、
伴走しながら、それぞれのこぎん刺しのある暮らしを柔らかく包んでいるから。
そして、そうした中で誰もがのびのびとこぎん刺しをたのしんでいるから。
こうした一人ひとりの思いは『紙上こぎん刺し教室watashi_to_kogin_to』に記されています。
冊子の冒頭「はじめに」には、
こぎん刺しが好きな理由は皆さんさまざまですが、いろいろな環境や立場の中で、
月に一度仲間と過ごす時間はとても貴重でした。
わたしたちに共通して言えることは「こぎん刺し」を通して心や暮らしが健やかで
いられるということ。
厳しい生活環境の中から生まれたこぎん刺しには、どんな環境でも辛抱強く、
美しく、賢く、より良く生きようとした
津軽の女性たちの逞しさを感じずにはいられません。現代に生きるわたしたちにと
っても、心や暮らしが健やかでいられるアイテムとなっています。
こぎん刺しはわたしたちに、よりよく生きることを教えてくれています。
とあります。
人は誰しも、自分の中に抱える何かを持っているのだと思います。
喜びも悲しみもあって、自分のこと、自分以外の誰かのこと、家族のこと・・・
身の回りのなにかしらに自分を生かし生かされ、思い思われ、
そういう一人ひとりの気持ちで社会は成り立っているのだろうと思います。
だから、わたしたちが毎日を生きる時に、例えばこぎん刺しのような存在があると心強く、
よりよく生きることができるのではないでしょうか。
コロナ禍にこぎん刺し教室に参加する生徒さんとリレー方式で制作した作品「grayish winter」を眺めながら、
改めてそう思いました。
「grayish winter」2020
3日の間に、美しいものにたくさん出逢いました。
差し入れもたくさんいただきました。
こぎんフェスのおかげでまた新しいことがはじまりそうです。
お客さま、出展者のみなさん、主催者のみなさんをはじめとする
こぎんフェス関係者すべてにありがとうございました♡
▼instagram上での作品展
▼mitumameオンラインショップ
『紙上こぎん刺し教室watashi_to_kogin_to』お取り扱い店
・弘前れんが倉庫美術館ミュージアムショップ「BRICK」
・津軽工房社
・でる・そーれ(五所川原駅前)
・三つ豆オンラインショップ