年度末に物思い | インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

東京の神楽坂にて、インド・アラビア民族衣装と雑貨レンタル専門店+メヘンディ(ヘナ)アート/ジャグアタトゥのスクールを営む店主のブログ。衣装や雑貨は、CM、TV、映画、PV、雑誌などで実績多数。

冷たい雨と寒さに凍える3月末です。

3月は年度末ということで、一年を意識することが多いですが、昨年の今頃何をしていたかと調べてみましたら、丁度、あにのティーサロンの第一回目を開催しておりました。
http://ameblo.jp/indo/entry-12144392159.html

そして、桜も昨年の今頃は靖国の標準木はこんなに咲いてました(下記の写真)が、今年は開花宣言こそ早かったものの、その後、寒の戻りが強くて全然です。


一年はあっという間という表現もありますが、一年をとても長く感じる時もあります。

私は寒いのが苦手なので、冬をとても長く感じますね。

早く暖かくなって桜も咲いて、春になってほしい。

母のうちの庭の前に公園があって、桜がたくさん咲くのですが、今年は、せめて桜が咲く頃まで生きていて欲しかった人が、春を待たずして亡くなってしまい、桜を見ると悲しくなりそうです。

良い人って、あっというまに死んでしまいますね。
でも良い人は、死んでからまでも遺された人たちに良い影響を及ぼし、周囲の人間関係を円満にする力があります。
先日お通夜とお葬式でそれを実感して、私は感動してしまいました。
性格の良さは、お金で買えない宝物ですね。
人というのは、その外見や話し方ではわからない、その人が何を話すかでその人が決まる、と以前どこかに書いたかもしれませんが、(Facebookだったかも?)私が当時、そう書いたのは、性格の良し悪しとは別の話で、その人の趣味思考思想などについて、そのように書いただけでした。
しかし今回つくづく思ったのは、「人間として」は、頭の良し悪しよりも、性格の良さというものが優先されるべきだなと。
生前その人が人間関係についてどのようなポリシーをもち、スタンスを築いてきたかが、亡くなってからまでも本領を発揮するのを見て、性格の良さというのは、得がたい宝だなと思いました。

遺された人達の人間関係をも、円満に導いてくれるからです。

私には無い性質ですが、その影響と恩恵は大きかったです。
私は両親が離婚・再婚・愛人?などのいる家庭に育ったので、血のつながった家族、血のつながらない家族、そのほか擬似家族など、名目上は家族が沢山いるのですが、そのためか、神経質なところがありました。

しかし故人は寛大だったのです。
故人は、血のつながらない娘の私に寛大であり、故人の子供たちは、血のつながらない母に対して寛大でした。実家の相続問題にも生前、中立で寛大だったため、故人のきょうだい達も争いをやめ勢ぞろいしました。
その寛大さが、残された人達の人間関係を非常に円満にしてくれています。
死してなお良い影響力を発揮しているわけです。皆を円満で幸せにするという影響力です。

この偉業の前では、社会的地位とかなんぼのもんよと、目からうろこでした。

普段、激しい競争社会にあって、有用な人間ほどビジネスでは重要とみなされ、性格は置き去りにされてる感じありますが、人間としてよーく考えてみると、人は人を幸せにしてなんぼですね!

そういうのを目の前で見て、完全に毒気が抜かれるというか、反省しました。

私は自分の事も他人の事も、幸せにしようとしたことが多分無いです。

生き方をあらためるべきですね。