前回ホ・オポノポノのごめんなさいに違和感があるというお話をいたしました所反響がありました。違和感を覚えたのはごめんなさいだけではないという意見もありましたので、4フレーズについて検証していきます。

ホ・オポノポノの「ごめんなさい」に違和感があるのはなぜか


ホ・オポノポノの4フレーズと原文の対応は以下のようになります。

ごめんなさい=I'm sorry.
許して下さい=Please forgive me.
ありがとう=Thank you.
愛してます=I love you.


このうち「ありがとう=Thank you.」は大丈夫かと思います。そして「ごめんなさい=I'm sorry.」については前回の記事にてお話させていただきました。すなわち英語のsorryとは単に謝っているのではなく相手の感情に共感していることが本質であるということです。

許して下さい=Please forgive me.も「悪いことしているわけでもないのになぜ謝罪しなければならないのか。」という声がありました。これもforgiveの訳の難しさにあります。

forgiveはfor+giveです。forは「遠くへ」の意味があります。giveはご存じのとおり「あげる」です。するとforgiveは「遠くへあげる、遠くへ放ってしまう」ということが本質にあることになります。何を遠くへやってしまうのかと言いますと、他人に対する怒りなどのネガティブな感情です。

forgiveとは怒りの感情をその人ではなく、遠くへ放ってしまって取り除きましょう、という意味になります。日本語の「怒りを静める」とか「ゆるす」ですと、当人が怒りを飲み込んだり我慢したりというニュアンスがあります。英語のforgiveは我慢したり無かったことにしたりではなく、あくまでも取り除いて遠くに放ってしまう(そして忘れてしまう)ということなのです。

怒りの感情を取り除くと冷静になれます。すると問題点に対して感情的に爆発するのではなく、理性的に処理出来るようになります。forgiveで怒りの感情を遠くへ放ることの目的はそこにあります。日本語の「許して下さい」は訳としては近いけれど、本質的ではないのです。やはり言語の違いによる致し方ない点なのです。

そして「愛してます=I love you.」について。日本語の愛するという単語は一般的に異性に対して使います。一方英語のloveは同性に対しても使われます。映画でも難しいプロジェクトに取り組む同僚同士が信頼しているという意思表示のために「I love you.」という台詞を使う場面があります。もちろん2人はゲイというわけではありません。

最近日本語の「愛する」の意味も広い意味で性別に関係なく他者を認め合う意味で使おうという動きがスピリチュアルな活動においては広まりつつあると言えますが、日常生活全般に浸透するにはまだまだ時間がかかりそうです。

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