自閉症・日常生活を快適にする On Air | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

昨日放送されたFMちゅーピーすまいるパフェ
MISAKO先生のVIVA!発達凸凹~s!
タイトルは「自閉症・日常生活を快適にしよう!」でした

昨日のうちに話した内容をブログに
書いておこうと思っていたのだけれど、、、
今、2月スタートの感覚統合入門講習会基礎コースの
お申込み受付が立て込んでいて、、、
そのお問合せや入金確認等に対応していたら、、、
あっという間に深夜になってしまっていました

年齢的に早く寝ないと次の日、体がもたない私は
ブログを書くのをあきらめて寝てしまったのでありました。

それで今頃、ラジオでしゃべった内容を
必死で思い出しながら、書こうとしています。

前置きが長くなりましたが、昨日は以下のようなお話をしました。

1人暮しをしたことがある人はよく分かると思うのですが
家事全般というのは結構大変なものです。

食事の準備、掃除、片づけ、洗濯など
普通の人でも大変なのに、、、
発達障害の人達はとんでもなく
大変になってしまう可能性があります。

どれもこれも流れや手順を身につけていないと
どうしていいか分からず呆然としてしまう
発達障害の人達がどれだけ多いことか、ご存知ですか?

それは不器用であったり、いろいろ背景があるのですが、
小さい頃、お母さんが全部やってくれるので
その必要性を感じてこなかったということもあります。

ある自閉症の青年が言っていました。
「なんか家での手伝いが面倒で、というか、嫌でしょうがなくって
母親から手伝ってと言われると反抗しまくっていました」

この言葉から分かるように、
発達障害の子ども達には
家事全般ができるようになることは
「生きる力をつける」ということなのだと
教えながら育てないといけないのかもしれません。

また、家事のような課題に取り組むと
生活にリズムができてきて
規則正しい生活ができるようになるんですね。
それは自閉症の人達はルーティンが得意だからです

でも、私達大人はどうしても勉強をすることが
一番大事と考えてしまいます。
だから、そこそこ学校時代に成績がよかったりすると
家事全般ができなくてもよしとする風潮があります。

つまり、学業や就労ばかりに重きを置いて
日常生活や身辺自立をおろそかに
していることが多いわけです。

発達障害の人達は周りを見て
自然に学んでいくということが
とても難しいのです。

だから、小さい頃から丁寧に手順書などを使って
(目で見て分かるようにして)身辺自立できるように
教えて育てることが大事なのですね

それを、発達障害の子ども達はとても喜んで受け入れてくれるのです
それは彼らにとって分かりやすいからです。

「何度言えば分かるの?」
「何回言っても、できない」と
叱られてばかりでは、彼らは何をどうしていいか
分かるようにはならないのです。

まず何をして、次に何をするかを
順番に見えるようにしておいてあげると
発達障害の子ども達も手順書を見て
自然に学ぶことができますから、
保護者の皆さんはちょっと手間はかかりますが
子ども達が小さいうちはいろいろ工夫してあげてくださいね。
あとが楽ですから~

発達障害の子ども達をどのようにサポートしたらいいか
よく分からないんです~という人達のために、
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