発達障害は「理解とサポート」があれば個性になる!

自閉症スペクトラム、ADHD、LD、特別支援教育、インクルーシブ教育、家庭生活、社会生活、心を育む考え方等について書いています。
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広島で発達障害への正しい認識とインクルーシブ教育の
普及活動をしている日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

さて、今日はFMちゅーピーでしゃべっていました。

内容は「アニメから学ぶ発達障害特性」です。

 

最近は発達障害という言葉をよく聞くようになってきましたから
発達障害について知っている人も多くなってきて嬉しいことなのですが、、、

 

中途半端な知識の方が多くなってきて、
障害というのは「ない方がいいもの」とか「恥ずかしいもの」といった
考えをする人も出てきたりして、、、ちょっと困っています。

 

そんな話から今日のラジオは始まりました。

話した内容を下記にまとめておきますので参考になさってください。

 

障害というのは人数が少ないと「障害」になるわけですから
他の言葉に言い換えると「違い」ということになります。

 

この違いを正しく理解していないと
どうしても差別や偏見が生まれてしまうので
こうやって今日も私は一般的に「発達障害」と言う
発達の違いについてお話しているわけです。

 

そして、周囲の接し方であったり、
本人の意識次第で「生きにくさ」を感じることなく
発達障害の症状と上手く付き合っていく
もしくは、その症状を活かす方法を
今日はアニメを通してお伝えしてみました。

 

栗原さんもご著書の中で書かれていましたけど
映画のファインディングドリーのドリーが
栗原類さんに似ているということで、
すぐに忘れてしまう、覚えていられないようです。

 

だから、ドリーは(映画の中の設定ですが)
海の中でお父さんとお母さんとはぐれてしまって
家族の記憶も思い出せなくって
いろんな冒険をすることになるんですね。

 

この「家族の記憶」さえも思い出せない
道もあっちなのか、こっちなのか、
方向が分からなくなるといった特徴がドリーにはあるわけなんですけど、

それも、度が過ぎるといった感じで。

 

こういったドリーの特徴が栗原類さんは
「ぼくとよく似てる」とおっしゃっているわけです。

 

この度が過ぎる特徴がドリーというキャラクターを
更におもしろくさせているわけなのですが、、、
 

発達障害の1つADHD(注意欠如多動症)をもっている人達にとっては

ドリーが自分のことのように思えて、笑えないとおっしゃる方も多いのです。

 

そのくらい覚えていられない
記憶として残しておけない脳をもっていることの辛さを
語る方が多いのが現状なんですね。

 

でも、見方を変えれば、おおらかですよね。
このおおらかさを周りが理解してくれていれば
繰り返し伝えるとか紙に書いて渡すとか
今だとスマホを使って位地の確認はできるし
計算もできる、メモもできるし、
リマインダーを使えば、その時間になったら知らせてくれるから
随分、困難さも解消してくれる時代になりました。

 

あとは周りの人々の理解だと私は思うのです。


みんな得意なことや、苦手なことを持っていて、
みんな同じようにできないといけないという固定観念にしばられない
人それぞれ違っていいんだという考えさえあれば
みんな大丈夫なんです。

 

「違うこと」がいけないと思う人がいなくなれば
誰もが生きやすい社会になれるんじゃないかな~。

 

あと、「サザエさん」のお話もしました。


サザエさんは「お魚加えたどらねこ、追っかけて
裸足でかけてく愉快なサザエさん」というくらいですから、
そそっかしいですよね。
そして、見ていて愉快ですよね。

 

本人は真剣にやっているわけなのですが
周りから見ると愉快だったりする、
こういった人達はおそらくADHDの特徴があったりするわけです。

 

つまり、ADHDを持っている人はそそっかしいのです。

そそっかしいというのは
落ち着きがなく不注意で、早合点や失敗が多いという意味で
あわてんぼうという言い方もできます。

 

あわてんぼうというのは
そそっかしくて始終忘れ物をしていたり
おっちょこちょいなわけです。

 

でも、見方を変えれば、理解が早いということでもありますし、
「おっちょこちょい」という言葉は
嫌いな人にはあまり使わない言葉ですから
周りから結構愛されていることも多いのです。

 

サザエさんがそうであるように
周囲の人々にはその欠点も本人の個性として認められていて
周りの人達をつい笑わせてしまうところもあって
みんなが愉快に過ごせるといった特徴があります。

 

結果として人当たりも決して悪くありませんから
人気者だったりもするわけです。

 

じゃ、サザエさんのお父さん・波平さんはどうかな?と考えると、

磯野波平さんには趣味がたくさんあって
囲碁、盆栽、釣り、俳句、骨董品の収集などなど、、、

 

そして、一家の長として威厳と貫録もあって、
まがったことが大嫌いですよね。

同時に人の良さも兼ね備えていらっしゃいます。
 

波平さんはASD(自閉症)の特徴である純粋でまっすぐなところや
人の良さなど、たくさん特徴をもっていらっしゃるように私は思います。

 

タラちゃんは?というと、、、

フグ田タラオ=タラちゃんは3歳なんですが、
誰に対しても敬語を使いますよね。
「~です」「~ます」がついています。

 

3歳で敬語が使えるというのは
アスペルガー症候群の特徴があるのかな?と思ったりもします。
将来は研究者になられるかもしれませんね。

 

また、今、敬語が使えない若者が増えてきていると言われていますから
幼少期から敬語が使えるというのは大きなメリットがあると思います。

 

そして、磯野カツオくん、11歳でかもめ第三小学校5年3組だそうですが、
頭の回転が速くて、お調子者で、クラスで一番目立つ存在ですよね。

趣味は野球とサッカー、そしてイタズラ!

 

いつも明るく社交的な性格のカツオくんですが
学校の勉強は不得意で、テストの成績が悪く
お父さんの波平から説教を受けるシーンがよく描かれていますよね。

このあたりから、LD(学習症)があるのかもしれません。
 

LDがある人達は学び方が違う人達なので
カツオくんには、ぜひとも【カツオくんの学び方】で学べば
大丈夫なのだと私は伝えてあげたいです。

 

今であれば、ipadや電卓を使えば
学校の授業についていけますし、
テストも時間を延長する等の合理的配慮があれば大丈夫です。

 

こんな感じで磯野家は個性的な人達の集まりですけれど
唯一、磯野フネさんが平均的な発達をされている人のようで
落ち着いた風格で、家族から尊敬されている一家の重鎮的な存在ですね。
 

フネさんが磯野家のバランスを保ってくれているように、私は思うのです。


そして、「ドラえもん」についても簡単にお話しました。

20年も前に出版された【のび太・ジャイアン症候群】という本を紹介しました。

*本の表紙をクリックすると詳細を見ることができます。
 

この本は司馬理英子さんというお医者さんが書かれています。

医師としての科学的な視点と
母親としての経験をふまえて書いていらっしゃって、

とても分かりやすいです。

 

ADHDについて、ジャイアン型とのび太型と

二つに分けて説明してあるところが面白いですよ。
 

今回はちょっと盛りだくさんの内容にしてしまったため、

ドラえもんについて、丁寧にお話する時間がなくなってしまい

申し訳なかったと思っています。

 

次回は2月14日バレンタインデーの午後2時からお話する予定です。

何を話すか?まだ決めていませんので

ご希望の内容がありましたらお知らせください。

では、また~。

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スタッフ募集のご案内です。

 

日本インクルーシブ教育研究所は、

在宅で仕事をしてくださるスタッフを募集します。

 

子育てが一段落して在宅ワークで

社会貢献したいと思っている45歳くらいまでの主婦の方で、

特別支援教育やインクルーシブ教育に興味があり、

今を生きる少数派の子ども達を救っていきたいと考えていて、

自分の得意と不得意を知っていて(自己理解が進んでいて)

協調性のある方を希望しています。

 

仕事内容は下記の通りです。

 

1)チラシ置き

セミナーや講座のチラシをカンプリ等の印刷店で印刷し、

各機関に行き、チラシを置かせて頂きます。

※1件=500円(ガソリン代は別途支払います)

 

2)会場予約

朝8時頃に予約会場へ行き、

会場予約開始時間まで順番待ちをし、

会場事務局で手続きをとります。

※1会場=1000円(ガソリン代含む)をお支払します。

 

3)メール作業

届いたメールを読んで、それぞれのメールに

臨機応変に対応します。

※1日=500円で、繁忙期は1日=1000円です。

1日に来るメール件数は2~3件です。

繁忙期は1日10~20件くらいです。

 

4)送付作業

必要データをプリントアウトし、手紙を添えて封筒に詰めて送付します。

送付に必要な文書作成もします。

※作業にかかった時間(30分)×400円をお支払します。

 

5)事業ディレクター

新しい事業を企画・構成し、その事業を進めていきます。

助成金などが必要であれば、その申請書の作成、講師交渉、取材、

ボランティアスタッフの募集等もします。

※お支払は要相談。

 

6)通常総会の準備

日程調整をして理事・社員(10名)に連絡をとり、

委任状のとりまとめや配布資料の準備をします。

総会では司会進行をします。

※お支払は要相談。

 

7)後援申請・報告書作成

行政やメディアへの申請書類を作成し送付作業。

事業が終わったら報告書を作成し管理。

担当者と電話でやりとりする場合もあるため

特別支援教育やインクルーシブ教育への知識が必要です。

※1件=1500円

 

8)プレスリリース用の文書作成

メディアへの文書作成のため、

特別支援教育やインクルーシブ教育をよく理解しておく必要があります。

※1件=1500円

 

9)助成金申請書類作成・プレゼンテーション

日本インクルーシブ教育研究所の事業理解と共に

伝える力が必要です。

※お支払は要相談。

 

10)チラシ作成

自分でチラシの構成やデザインをする場合もあれば、

単に文言や日時を書き換えるだけのときもあります。

※1件=1000円

※自分で構成・デザインする場合は要相談。

 

11)ホームぺージ等のコーディング

ホームページを更新する場合や新しいページをつくる時にコーディングします。

※お支払は要相談

 

12)当日スタッフ

講座当日、午前9時に会場入りし、講座の準備をします。

テーブルセッティング、拭き掃除、パソコンセッティング、マイクテスト、

スクリーンテスト、配布資料セッティング、名札の用意、受付名簿確認、

領収書準備、照明・音声チェック、出欠確認、電話受付、写真撮影、

講師や受講者へのおもてなしの心や対応が必要です。

当日スタッフの仕事はビジネススキルも求められますので、

対人交渉がお得意な方を望みます。

講座終了後には、会場の片づけをして、スタッフ会議に参加し

よりよい事業づくりに向けて話し合います。

※当日スタッフは無料で受講できるためお支払はありません。

 

【注意】

■基本的に、ワードとエクセルが使える人が望ましいです。

 

■メール作業をする方は文書作成がお得意な方が望ましいです。

 

■どの仕事も人との関わりが必要となりますので、ビジネススキルがあり、

他者とのあたたかい関わりができる方を希望します。

 

■スタッフには個人情報も入ってきますので守秘義務を守って頂きます。

 

■仕事のやりとりはFBメッセンジャーやLINE、メールを使うため、

その日のうちにお返事くださる方を望みます。

*お返事に2~3日かかる方や返信が苦手な方は応募をご遠慮ください。

 

■お子さんがまだ小さい方(7歳以下のお子さんをお持ちの方)の

応募もご遠慮ください。

 

■自己理解が進んでいない方(自分の得意・不得意が分からない方)や

感情コントロールが難しい方の応募もご遠慮願います。

 

まずは、講座当日スタッフと会場予約の仕事から始めて

徐々に仕事に慣れていって当NPOの全体像が見えてきたところで、

その他の仕事(自分の得意を活かせる仕事)を

して頂ければと思っています。

 

広島市内にお住いで社会貢献をしたいと思っていて

私達と一緒に、責任をもって、長くスタッフをしてくださる方は

下記までご連絡をよろしくお願いします。

 

メールでの連絡はこちらです→ inclusive@hikk.biz

電話での連絡はこちらです→ 080-5757-7711(担当:中谷)

 

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広島でインクルーシブ教育の普及活動をしている

日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

さて、昨日は第2期学習・発達支援員養成講座第4回を開催していました。

 

午前中はビデオでの講座で講師は兵庫県立リハビリテーション中央病院

子どもの睡眠と発達医療センター副センター長の中井昭夫先生でした。

講座の中でセロトニンを活性化させる表情の作り方や

姿勢等についてのお話があり参加者と一緒に練習してみました。

 

セロトニンを活性化させるために口角をあげる練習をしています。

 

こちらはセロトニンを活性化させることのできる姿勢の練習です。

 

この他にもセロトニンを活性化させることのできる音楽や

リズム運動などもご紹介いたしました。

 

ではアンケートの報告です。

 

・生活で見落としがちな睡眠について見直すきっかけになりました。
大人にとっても大きな影響を与えるのに、

成長過程にある子どもたちにとってはどうであるのか、とても考えることができました。
【教員】

 

・我が子のことを話されたのかと思うほど当てはまっていました。
ASDの特性があり不登校になる前に、

塾で慢性的に睡眠不足になっていたなぁとハッとしました。
食事、運動、睡眠表をつけることを頑張りたいと思います。
今回も細やかに心遣いして下さりありがとうございます。
楽しく快適に学ばせて頂いてます。
【保護者】

 

・リズム障害という言葉が印象に残っています。
心のリズムも大切だと思いますが、

身体的なリズムを崩すことがとても怖いことだと感じました。
まずは自分、家族の睡眠状況を見直すことをしてみたいと思いました。

【児童デイサービス勤務】

 

・先生の話がわかりやすく、VTRがしんどくなかったです。
ADHDの子どもと関わっていますが、

確かに睡眠時間がグチャグチャだったり、

食事が時間も内容も決まっていなかったりで、

そんな所からも子どもを見る必要がある事に気づきました。
【放課後児童支援員】

 

・いつも気持ちよく対応して頂き、資料やお菓子の用意などありがとうございます。
パワーポイントにあって資料にないところもあり、

写しきれないところがあったのは残念でしたが、

帰って検索などしたり、本を読んで学びたいと思います。
基本的な生活習慣(食事、睡眠など)当たり前にするべきことが

いかに大切かを考えさせられました。
便利な世の中になってはいるが、人間はずっと変わっていないので、

世の中に振り回されるのではなく、

夜は寝て朝は起きての当たり前をこれからもしていきたいものです。
【保育士】

 

・当たり前だと思っている睡眠と食事の大切さ、

なんとなくやってきたことがとても意味のあることだと実感できました。
なんのためにそれが大切なのか、

その理由も同時に伝えていくことが必要なのだとより強く感じました。

(根拠をもって伝える大切さ)
照明(光)ですぐ改善できることもありそうなので、意識してみようと思います。
とても良い内容・話でしたが、内容的にもりだくさんすぎて集中するのが難しかったです。
しかし、中谷さんが何度も途中で「切り換え」を入れて下さったのでありがたかったです。
【コンサルタント】

 

・睡眠の大切さがわかった。
いろんな影響が脳・心身に出ることがわかり、関わっている子どもにも伝えたい。
昔から言われていた「早寝、早起き、朝ごはん」を最近いい加減にしていた。
今晩から睡眠を大切にしていきたい。
【特別支援教育アシスタント】

 

・まず自分の家庭から睡眠のことを見直して改善しようと思いました。
あとは、食事についても時間を一定にする事が大切だとあらためて感じました。
【教員】

 

・早寝、早起き、朝ごはんが大切だと常々言っていても「なんで?」と

聞かれた時にどう答えたらいいのか、

具体的にわかりやすく説明ができなかったので、とても参考になりました。
中谷さんの語り口にいつも励まされ、講座に来ることがいつも楽しみになっています。
子ども達の支援がふわっとさりげなくできるよう、

学びを忘れずにいたいといつも思っています。
【児童デイサービス】

 

・自分の子どもの頃の睡眠リズムを思い出し、

このころすでに診断?わかっていたんだと少し楽になりました。
テンポもよく、よかったです。ありがとうございました。
【技師】

 

・睡眠が人に与える影響の大きさを知ることができた。
特別支援学級の生徒で授業中よく居眠りをしている子がいるので気になっていたが、

ASD児の睡眠障害の頻度が高いということで納得できた。
【特別支援学級指導員】

 

・優しい話し方をされる先生の為、たまに眠くなりました。
内容は素晴らしいです。専門用語がわからない時がありました。
スライド資料が全てそろってないのが非常に残念です。
自分自身がスマホのゲームが悪いとわかりながら「あと少し」、

「あと何分」とやめられなくなる時があるので気持ちが引き締まりました。
スライドの資料と実際に提供していただいている資料が一致せず

不足しているのでメモが追い付かず、できれば一致してほしい。
可能ならカラープリントが助かります。グラフ等わかりやすくなります。
【保護者】

 

睡眠不足と体温にも深い関わりがあること、

医食同源、やはり人は体を動かさなければならない動物でもある事、

今さらながら突き付けられました。
支援がわかっても、実践していただける機関(特に教育)が身近にないのが、

もうすぐ成人していく子どもたちのことを考えると不安です。
【児童デイサービス】

 

・脳や生活リズムやセロトニンからみる、

発達障害の子どもへの関係性という、普段聞けないお話が聞けました。
セロトニンは幸せホルモンだということは聞いたことがあり知っていましたが、

それが笑顔や姿勢やすべてのことにつながっているというお話は

興味深いものがありました。
私自身も家事や子育て以外の活動を熱心にすると

(勉強や仕事やPTA活動など何かの活動)

ついつい家庭や食事のことにしわ寄せがいくことがよくありがちですが、

やはり食事・睡眠と子どもたちと基本的なことを

一緒にして楽しく過ごすことがまず何より1番大切で、

療育以前に大事にしたいことなのだと、

本末転倒にならないようにしたいと改めてそう思いました。
【保護者】

 

 

午後からは広島大学大学院教育学研究科

附属特別支援教育実践センター長の川合紀宗先生の講座でした。

川合先生は日本インクルーシブ教育研究所のアドバイザーもしてくださっています。

 

後半40分は学習等に困難がある子どもの事例を各グループに与えられ

各グループで以下の支援の手立ては何が考えられるかを話し合い

各グループの代表が発表しました。

 

・教室環境の整備から

・授業の組み立ての工夫から

・板書やノート指導の工夫から

・発問や指示の出し方、注意の仕方の工夫から

・個々に応じた支援(合理的配慮)の工夫から

・保護者との連携・理解・啓発から

 

 

では川合先生の講座アンケートをご紹介します。

 

・職業的に今、1番関わっている部分であり、

知りたいことだったのでとても勉強になりました。
ワークショップは各々の考えを伝え合い、よい刺激になります。
時間的に無理でしたが、各事例に対し対処の仕方を(ほとんどの事例の子がいるため)

教えていただきたかったです。今日もありがとうございました。
【児童デイサービス】

 

・身近にある事でうんうんと思いながら聴くことができました。
ワークショップも参考になることがたくさんありよかったです。
今、関わっている子ども達のことが頭に浮かびました。
その子の困りはどういうところでつまづいているのか知り、

それに合った支援の方法を考えていきたいと思った。
個に応じた学びの提供をしなくてはいけないと思いました。
【保育士、学習支援員】

 

・合理的配慮は今の学校にとても必要なことです。
学校・学級のユニバーサルデザイン化が上手くできていると、

生徒もイキイキワクワクしていくんだろうと改めて感じました。
子どもたちの困難さに対して、保護者との連携が難しいことがよくあります。
ラポート形成が早くできることがいいのですが、

どうしても大人は扉を開けるのが時間がかかると思います。
何かいい方法や事例が知りたいです。
【教員】

 

・ヒトの認知情報処理過程に基づいた困難さ、

支援の説明が素人の私にもわかりやすかったです。
成人後に必要になるメタ言語力を育てていくというビジョンも印象深かったです。
ワークショップでは、具体的な対策を思いつくことが難しかったです。
もっと考えていきたいと思います。
【保護者】

 

・配慮の必要な子どもにとって望ましい方策が理解できた。
ただし、それを学校現場において実行する際、

平等とか逆差別の問題があり(教育が気にする)、容易でないことも分かった。
【弁護士】

 

・どこが苦手でつまづくのか、つまづきに気づきどう配慮するかが大切だと感じた。
各合理的配慮例、1人1人の対応の検討、二次障害への対応
【就労支援員】

 

・事例を通して話ができたことが、

普段子どもたちの背景をくみ取ることの重要性をとても感じました。
【児童デイサービス】

 

・後半のワークショップで、具体的な事例について考えることができました。
川合先生の話を聞いた後で、実際に子供にどのように対応すればよいかを

参加者の方々と考えることができて有意義でした。
【特別支援学級指導員】

 

・事例が多くて参考になりました。

(パワーポイントの文字が多くて、そこは少ししんどかったです…)
ワークショップの個別事例の解説を1つずつ学びたかったです。
引き出しはたくさんあった方が、支援のやり方もいろいろできます。

(自分の思い付き、考えでは限界があるので…)
【保護者】

 

・ワークショップで事例への対応を話し合ったとき、

実際に中学校の教師をされている方の例や

ほかの方のご自分が体験された事例などを聞くことができたので、

学校現場での実例を聞くことができ参考になりました。
講義にて、学校生活での困難さ、学習の困難さがあって、

その中のどこにつまづいているのでその困難が現れているのかを見ていく大切さ、

それに応じて細かく対応することを聞いて、

家庭での子どもを育てていく時の対応の仕方や教え方、声のかけ方などにも

参考になり活かせると思いました。
(もっと細かく否定の注意や感情的な言い方・

伝え方になる面を改善して焦らずに具体的に教える姿勢でいるなど…)
【保護者】

 

・しゃべりのスピード、聞き手の自分にはMAX超えでした。
1つずつ丁寧な説明でよかったのですが。
自己肯定感を高める方法・自分の存在を認める方法を見つける方法、

探し方を身に着けたいです。
【技師】

 

・先生の立場、保護者の立場での講義は参考になりました。
ただ、現在、先生でこの場などで学習などされなかったら、

どこで子どもたちの苦手さ、困難、理解は、知るのかな?と考えました。
最後の声の大きさ、力の加減グラフ帰ってすぐやってみます。
前々回のお話を聞いて思ったポイントカードも何とか続いています。

【保護者】

 

・ワークショップでのグループディスカッションがとても楽しく、

観点・視点についてよい経験と学びでした。
スタッフの方々のお気遣いあふれる講座です。
【体育指導員】

 

・とても流暢にお話しされて素晴らしいのですが、

私には早口すぎて聞き取りづらく頭に入ってきませんでした。
すみません。(ずっと早口言葉を聞いてる感じ)
頭の中でイメージをしている間に次々進んでいくので、ついていけませんでした。
高度な教育を受けている方や教育者向けの講座だと感じました。
カラープリントでの資料提供は困難ですか?
質問時間を頂くこともありますが、保護者の立場で言うと、

自分の子どものことをみんなの前で言うのは抵抗があるのが現状です。
【保護者】

 

 

では来月の学習・発達支援員養成講座は1月22日(日)です。

詳細はこちらからご覧ください↓

NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

 

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広島で発達障害への正しい理解と

インクルーシブ教育の普及活動をしている

日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

さて、先日、不登校の子どもがピークに達したといった

ニュースが流れていましたが、

私はいつがピーク何だろう?と思うくらい

学校へ行けなくなっている子ども達が続出している感があります。

 

学校へ行っていても、仕方なく登校しているといった様子の子が多く

既存の学校教育が合わない子ども達が増えてきているように思うのです。

 

文部科学省による不登校の定義は

年間の欠席日数が30日という基準ですが、

『出席』にするかどうかの基準は各学校の判断になります。

 

そのため、保健室登校でも出席扱いとしたり、

正門まで行って先生に挨拶したら出席とみなしている学校もありますから、

不登校の子どもの数は、

実際には報告されている数よりもはるかに多いと思われます。

 

学校へ行けなくなってしまった子ども達の取材をしていると

どの子も同じようなことを言うな~と感じています。

今日はその代表的なものを紹介します。

 

「起立、着席だけで、一人でも遅れたら、

もう一回ってどの先生も言う。

そうすると生徒みんなで、遅れたその子を責めるんだ。

礼がちょっと早かっても、座るのがちょっと遅くても

【皆に責められる】というパターンが学校にはできている。

だから、集団攻撃を受けないために、

学校では、ずっとビクビクしていないといけない」

 

この言葉から分かるように、少しでも皆と違うものは

攻撃されやすいということです。

 

それを学校側は黙認しているのでしょうか?

それがいじめへの発展にもつながっていくことさえ

私達大人は気づいていないのでしょうか?

 

じゃ、「ビクビクしなくて済むように揃ってできるように努力しろよ!」

といった声も聞こえてきそうですが、

運動協調性障害があったり、ADHDがあったりすると

皆に揃えることは難しいのです。

 

また、HSP(Highly Sensitive Person)の子どもだっていますから、

人の心の奥底が見えてしまったり、

どこでどのような見えないいじめや偏見や差別が始まっているか等、

簡単に見抜けてしまう子どももいますから、

そうすると、学校がしんどくなってしまうのは当たり前です。

 

こういった多様性が認められにくい学校環境を改善しようと

文科省はインクルーシブ教育を推奨しているわけなのですが、

まずは私達大人が既存の考え方(すりこまれてきた記憶)を

変えていかなければなりませんから、

現状としては簡単なようで難しいのかもしれません。

 

何が子どもを痛めつけているのか?と問うなら、

恐らく私達大人の石頭が子どもをダメにしているようにも思えます。

 

「発達障害のある子を絶対怒って教育してはいけない!

いじめ等の体験も絶対させてはいけない!」と、

精神科医・本田秀夫先生は強くおっしゃいます。

 

それは、発達障害のある子ども達が怒られている部分というのは

たいていが障害特性であり、障害による症状だからです。

 

そのため、適切な対応方法で、

障害特性を叱るのではなくサポートするといった形が必要となってきます。

 

また、発達障害のある子がいじめに遭うのも

障害特性からくる症状をいじめられていることが大半です。

 

そのため、いじめに遭ったり、

症状を怒られ続けてきた発達障害の子ども達の中には、

思春期あたりから、どんなことに対しても無気力・無関心になり

インターネットゲームにはまってしまって

引きこもっている子ども達も多くいます。

 

どうか、彼らの症状を叱り続けるのをやめて、

適切なサポートをよろしくお願いしたいと思います。

子どもを叱って得られるもの等全くないのです。 

 

「罰」や「叱ること」は問題行動の代わりに

どうすれば良いのかを学ぶことができません。


そして、誰だって、人は罰を与える人や

叱る人を好きにはなれないのです。 

 

12月25日(日)子どもの睡眠と発達、

合理的配慮についての公開講座があります。

ご興味ある方はこちらをご覧ください↓

NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

 

 

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広島で発達障害への正しい理解と

インクルーシブ教育の普及活動をしている

日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

さて、先程、広島のFMラジオ(FMちゅーピー)で話してきました。

 

毎月第2火曜日午後2時から

広島すまいるパフェという番組があって

MISAKO先生のVIVA!発達凸凹~s!というコーナーがあります。

私はそこでしゃべっています。

 

写真左が水田薫アナで、右がわたくしです。

チーフディレクターの石田さんが撮ってくれました。

 

いつもは発達障害の特性や支援技術、

特別支援教育やインクルーシブ教育についてばかりしゃべっていますから

今回はちょっと視点を変えて

「世界で活躍する発達障害の有名人」を紹介してみました。

 

以下が今日話した内容です↓

 

最近は発達障害という言葉をよく聞くようになってきましたから

発達障害について知っている人も多くなってきましたが

中途半端な知識のため、

どうも障害というのは「ない方がいいもの」とか

「恥ずかしいもの」といった考えをする人がいるんですね。

 

障害というのは人数が少ないと「障害」になるわけですから

他の言葉に言い換えると「違い」ということになります。

 

この違いを正しく理解していないと

どうしても差別や偏見が生まれてしまうので

こうやって私は話し続けているわけなんです。

 

それで、一言に発達障害といっても

その傾向というのは多岐に渡りますので

ここで少し説明しておきますね。

 

発達障害は子どもの発育期に発見されて

その人の一生にわたって継続する違いなんです。

 

だから

発達障害というよりも、発達の違いと言った方がいいと

私は思っています。

 

中学生までは何の問題もないと思っていたのに

高校生になった途端、生きにくさを感じて

学校が嫌で嫌でしょうがなくなったとか、

 

学生時代は成績優秀で、友達もいて楽しかったのに、

就職してから「あれ?自分はどこかおかしいのではないか?」と

思うようになったとか、

 

子どもを産んで子どもの発達障害が分かって、

その後「あれ?ひょっとするとも私も発達障害かも?」と気がついたとか、

こういったケースがとても多いのです。

 

つまり、発達障害というのは

環境がその子の特性によく合っていたり

周りの人達のその子への関わり方があたたかなものであったりすると、

そんなに「生きにくさ」を感じることなくやっていけるものなんですね。

 

自分も周りも発達障害の症状とうまくつきあっていければそれでいいわけです。

 

それには、個々が特性(発達障害の症状や特徴)を

しっかり理解しておく必要があるということです。

 

そこで、モデルの栗原類さんや

人気バンドのSEKAI NO OWARI のボーカル・fukaseさん、

ミッツ・マングローブさん、経済評論家の勝間和代さん、

黒柳徹子さん、ハリーポッターシリーズで知られるダニエル・ラドクリフさん、

アップル社の創設者 スティーブ・ジョブズさん、

スティーブン・スピルバーグさん、坂本龍馬さん等の特徴を紹介しました。

 

得手・不得手は誰にでもあることなのですが

発達障害を持つ人達は極端に「できる」ことと「できない」ことが

大きいのだと思ってもらえるといいと思います。

 

発達障害の子ども達の様子を見て

「甘えているだけ」とか「親の育て方が悪い」とか

「しつけができていない」等と思われる方に私はよく出くわすのですが

 

決してそんなことはなくて

本人も家族も、不具合を起こさないように

症状と上手につきあっていけるように

一所懸命、努力しているのだということを

どうか理解してもらいたいと思います。

 

先日、朝の連ドラ「べっぴんさん」を見ていたら

とても良いセリフがあったのですが

「手のかかる子は、手をかけて育てればいいんです。

誰が育てるかじゃなくて、みんなで育てるんです」

とお手伝いさんが母親に言うんです。

 

まさしく、「みんなで育てる」

この視点さえあれば、どんな子どもだって育ちますから

安心して子育てできる、教育できる社会をつくっていきましょう。

 

次回は来年1月10日(火)午後2時からしゃべる予定です。

まだ何を話すか決めていないので

ご希望トーク内容がありましたらお知らせください♪

 

12月25日(日)合理的配慮についての公開講座があります。

午前中はVTRでの講座で

子どものこころの発達と睡眠について

大阪にある子どもの睡眠と発達医療センターの医師

中井昭夫先生のお話です。

 

子どもの良い睡眠がいかに必要か、

その良い睡眠はどうやってとればいいのか、

また、インターネットゲームが覚醒剤のうん倍ものドーパミンを出してしまう等

ゲーム等への依存の恐ろしさについても

深く知って頂ける内容となっています。

 

午後からは広島大学大学院教育学研究科 

附属特別支援教育実践センター長の川合紀宗先生にお越し頂いて

インクルーシブ教育の在り方と合理的配慮についてお話いただきます。

 

参加ご希望の方はこちらからお申込ください↓

NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

 

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テーマ:

広島で発達障害への正しい理解と

インクルーシブ教育の普及活動をしている

日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

さて、一昨日、第2期学習・発達支援員養成講座

第3回「ライフステージによる対応」を開催しました。

 

昨日は私が毎月心待ちにしている

経理会社の方が来てくださる日だったので

経理についてあれこれしていましたら、、

、あっという間に一日が過ぎてしまい

今頃ブログを書いています。

 

さて、今回の養成講座では

前日からLSA本部の三森睦子先生が

広島入りしてくださったので私はとても心強く、

養成講座当日はADに徹することができました。

※ADHDのADではなく、Assistant Director のことです・笑

 

三森睦子先生です↓

 

いつもは、ディレクター兼AD状態で、

更には講師をすることもありますから、

養成講座日は一日中てんてこまいとなります。

 

↓こんな感じで、私は司会をして補講用のVTRの撮影をして

スタッフが忙しいときは写真撮影もするわけです。

 

こちらが、養成講座中フル回転してくれている

日本インクルーシブ教育研究所の運営スタッフです。

左から中田友美、星野真理子、中谷美佐子、井上理子。

※スタッフ会議のときに撮った自撮り写真↓

 

さて、午前中、VTRで信州大学医学部付属病院

子どものこころ診療部・精神科医師の本田秀夫先生から

「幼児期から成人期の関わり」についてお話を聞きました。

 

ほとんどの受講者がこれまで子ども達にやってきたことが

間違っていたことに気づかれたようで落ち込んでいらっしゃいました。

 

また、自分にも自閉症スペクトラムの特性が多くあることに気づかれた方もいて

「自分が支援している子どもを助けようと思って受講したのですが

どうも私がそのようです」とおっしゃっている方も、ちらほら。

 

そう!発達障害は他人事ではなく自分のこととして捉えると

世の中を良くしていこうといった意識を持った人が増えますから、

私はこういった気づきはとても良いと思っています。

 

 

では、本田秀夫先生の講座アンケートを紹介します。

 

・個性的であると障害があるの考え方など、本田先生の講義の中に

納得、共感することも多くあり、自閉症の子への負の経験(叱る、いじめる等)を

一切させてはならないには強く印象に残り、これからの配慮に必ず入れようと思いました。

【体育指導者】

 

・子どもの心に負担をかけず、自己肯定感・自己有用感を高めることを

念頭においた療育を心がけているものの、

現実には「頑張らせている」ことも多々あることに気づかされ

「合意」の大切さと難しさをひしひしと感じています。

【個人療育事業主宰】

 

・自閉症という診断名に対する教育の場面での

色々な考え方・やり方・矛盾等を見てきて、親として混乱を感じていました。

そもそも学校現場での指導要領に矛盾があり

先生方も混乱していたり、やりづらかったり、

支援者の対応も、相対する逆方向の支援・誤用などが混在している

ということが本講座でよく分かりました。

【保護者】

 

・とても理解しやすい言葉でのお話と

明日からすぐに改めることが大切なことがいくつか見つかりました。

【特別支援教育アシスタント】

 

・自分の子育ての反省や失敗だと思っていたこと等

本田先生のお話を聞いていると少し楽になりました。

子ども一人一人に合った成長をしっかり見ていこうと思いました。

【教員】

 

・早い段階からの支援がいかに重要かということ、

なぜ社会や学校で困った状況になるか、

何をやってはいけなくて、何をやるべきなのかが

はっきりと理解できました。

【保護者】

 

・一人の親として発達障害のあるなしにかかわらず

子どもとの関わり方で反省することも多くありました。

これからでも変えていこうと思えました。

そして伝えていきたいです。

【整理収納コンサルタント】

 

・ついできることがあると、「もっと」と欲が出ますが

苦手を知って、そこを基準にして期待値を設定していくことが

良い結果につながるということ。

その上で、苦手意識を持たせないように関わることの大切さを改めて感じました。

荒波にしない、温室設定でいいと言っていた

本田先生の言葉に救われた気がします。

【児童デイサービス】

 

・日々の子どもの支援の中で、

同時に何個もの目標を設定することは反省です。

他の支援員に「甘やかし」と言われながらでも

「この子ができない理由」「この子が困っていること」を

本田先生から学んだことを伝えていこうと思います。

【放課後児童支援員】

 

・思春期以降の二次障害を防ぐためにも

早い時期からの対応がどれほど大切かがよく分かりました。

【祖母】

 

・今まで自分が子どもにやってきたことが

二次障害を引き起こす要因だったことに気づき、

驚くとともに、とても勉強になりました。

【児童デイサービス】

 

・自分自身のことだと感じる講座内容でした。

ノルマを自分に対していくつも持っており、

子どもに対してもそれを求めているのを感じました。

良かれと思って子どもにさせていたことをやめて

もっと気楽にしてみようと思います。

【保護者】

 

・もっと知りたい、もっと聞きたいと思う内容で

子ども達に接する時の役に立つことばかりでした。

【ピアノ教師】

 

本田先生の講座終了後に少しインタビューをしてみましたら、

皆さん、これまでお子さん達にやってきたことを反省しておられ

「どうしよう・・・すぐに改善しなければ!」となっていらっしゃいました。

 

 

では、ここからは午後の講座

「義務教育後の対応、就職してから大切なこと、学齢期から身につけておきたいこと」

について星槎教育研究所の三森睦子先生がお話くださいました。

アンケートをご紹介します。

 

 

・若者無業者、本人の悩みからの資料で現実がよく分かり参考になりました。

アサーションワーク、とてもいい体験ができました。

【就労支援員】

 

・WISCの結果と仕事に就かれた後のエピソードとの関係、

三森先生の生徒さんのエピソード、若年無業者本人の悩み等、

具体的にお話くださり理解しやすく有難かったです。

【保護者】

 

・いずれ働くことになる子ども達のために何が必要になるか

そこまで考えることがなかったので良い機会になりました。

【特別支援教育アシスタント】

 

・何にせよ、支援者の言動は子ども達の将来に

大きく影響するということを肝に銘じておきたいと思いました。

【児童デイサービス】

 

・小学生と関わっていますが自己肯定感が低い子が多いので

うれしい言葉をシャワーのように子どもに浴びせられる

大人になりたいと思いました。

【放課後児童支援員】

 

・私は小学校の子どもに接しているので

この子達が就職へとどのようにつながっていくのかがよく分かりました。

また難しさもあることがよく分かりました。

【指導員】

 

・発達障害の子が働くのがなぜ難しいのかがよく分かりました。

義務教育を終えた後の生徒たちの進路はどうなるのか?

とても気になっていたのですが、三森先生のお話を聞いて

雇用の実態やサポートの必要性などが分かりました。

【特別支援学級指導員】

 

・いずれ成長していく子ども達に適切な接し方・関わり方を考え、

自分を知り、自分に合った仕事に就き、生活していけるように

よき理解者・サポーターになれればいいと思いました。

「困った子」は「困っている子」。

大人目線でなく、子どもの立場に立って考えていきたいです。

【小学校・学習支援員】

 

・日頃から見方を変える癖をつけて

子どもの本心をより早くくみ取れるようになりたいと思いました。

子どもの本当の心をくみ取ることで

より適切な支援につながると思いました。

【児童デイサービス】

 

・若年無業者の悩み、就労の難しさ、うつ等

身近に多くいるので参考になりました。

【体育指導者】

 

・ワークショップは体験により多くの気づきがありました。

他の方の意見も聞けて参考になりました。

ご対応はもちろんですが、音楽や温度などなど手厚く

気持ちよく受講できています。本当にありがとうございます。

【整理収納コンサルタント】

 

・傾聴のワークショップでは日頃の自分の言動を振り返ることができました。

また、就労についてはこれまで学んだことがなかったので

学童期、思春期だけでなく、広い視点で子どもの特性に合った対応が

必要であると学べて良かったです。

【保護者】

 

・言葉や行動の背景に何があるのか、

しっかり観察することが大切なんだと改めて思いました。

【教員】

 

・傾聴ワークでは普段の我が子に対する向き合い方に気づかされ

ハッとさせられました。

【個人療育事業主宰】

 

・のびやかに、ポジティブな面をとらえて育てることが

よい方法ということが分かりました。

【保護者】

 

・断ることが苦手なので、今日は断り方を勉強できて良かったです。

【ピアノ講師】

 

・三森先生のお話を聞いて、環境を整えれば

よりよい仕事環境が作れると思いました。

自己理解、自己肯定感、ライフスキル、

私にもできる事なのでコツコツとやっていこうと思います。

【保護者】

 

 

三森先生、東京から2泊3日で広島へお越しくださり

本当にありがとうございました。

とても楽しい講座を頂き受講者・スタッフ一同

深く感謝申し上げます。

 

さて、次の公開講座は12月25日(日)クリスマスの日です。すみません。

子どもの心の発達と睡眠の関係、インクルーシブな教育の在り方・合理的配慮

についてのお話です。ご興味ある方はこちらからご覧頂けます↓

NPO法人日本インクルーシブな教育研究所

 

 

 

 

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広島でインクルーシブ教育と発達障害への正しい理解をすすめている

日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

さて、先日(9月14日)に文部科学省から

不登校児童生徒への支援の在り方についての通知が出ていたのですが

なかなかブログに書く時間がなく、今頃になってしまいました。

 

冒頭に

「不登校については,取り巻く環境によっては,

どの児童生徒にも起こり得ることとして捉える必要がある」

「不登校は『問題行動』ではない」とはっきりと謳われています。

 

画期的な文言です。

 

そして、学校外の学び(フリースクールも含む)も

かなり触れられています。

 

時代の変化に対応した内容です。

 

なんだか私が言いたいことを全部言ってくれている内容で

これから日本の教育も多様になっていくのではないかと

ちょっと期待してしまいます。

 

しかし、期待するだけではいけません。

各々が自ら動いて、みんなでより良い学校をつくっていくことが必要です。

 

じゃ、どうしたらいいのか?

 

まずは、ちょっと見方を変えてみるといいです。

 

先生の話を聞かずよくしゃべるうるさい→発言力がある

すぐに席を立つ→行動力がある

忘れ物が多い→おおらか

 

などと見方を変えて、

そこを活かせるような言葉がけと

代替行動を一緒に考えていくことから始めると

きっと、いい事がたくさん起こると思います。

 

ここからは、

不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)の一部抜粋です↓

 

報告においては,不登校児童生徒を支援する上での基本的な姿勢として,
(1)不登校については,取り巻く環境によっては,

どの児童生徒にも起こり得ることとして捉える必要がある。

また,不登校という状況が継続し,

結果として十分な支援が受けられない状況が継続することは,

自己肯定感の低下を招くなど,

本人の進路や社会的支援のために望ましいことではないことから,

支援を行う重要性について十分に認識する必要がある。

 

(2)不登校については,その要因や背景が多様・複雑であることから,

教育の観点のみで捉えて対応することが困難な場合があるが,

一方で,児童生徒に対して教育が果たす役割が大きいことから,

学校や教育関係者が一層充実した指導や家庭への働き掛け等を行うとともに,

学校への支援体制や関係機関との連携協力等のネットワークによる支援等を

図ることが必要である。

 

(3)不登校とは,多様な要因・背景により,

結果として不登校状態になっているということであり,

その行為を「問題行動」と判断してはならない。

不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭し,

学校・家庭・社会が不登校児童生徒に寄り添い

共感的理解と受容の姿勢を持つことが,

児童生徒の自己肯定感を高めるためにも重要 であり,

周囲の大人との信頼関係を構築していく過程が社会性や人間性の伸長につながり,

結果として児童生徒の社会的自立につながることが期待される。

という観点が示されたところです。
 

1  不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方

(1)支援の視点

不登校児童生徒への支援は,

「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,

児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,

社会的に自立することを目指す必要があること。

また,児童生徒によっては,

不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,

学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが

存在することに留意すること。

 

(2)学校教育の意義・役割

特に義務教育段階の学校は,

各個人の有する能力を伸ばしつつ,

社会において自立的に生きる基礎を養うとともに,

国家・社会の形成者として必要とされる基本的な資質を培うことを目的としており,

その役割は極めて大きいことから,

学校教育の一層の充実を図るための取組が重要であること。

 

また,不登校児童生徒への支援については

児童生徒が不登校となった要因を的確に把握し,

学校関係者や家庭,必要に応じて関係機関が情報共有し,

組織的・計画的な,個々の児童生徒に応じたきめ細やかな支援策を策定することや,

社会的自立へ向けて進路の選択肢を広げる支援をすることが重要であること。

さらに,既存の学校教育になじめない児童生徒については,

学校としてどのように受け入れていくかを検討し,

なじめない要因の解消に努める必要があること。

 

また,児童生徒の才能や能力に応じて,それぞれの可能性を伸ばせるよう,

本人の希望を尊重した上で,

場合によっては,教育支援センターや不登校特例校,

ICTを活用した学習支援,フリースクール,夜間中学での受入れなど,

様々な関係機関等を活用し社会的自立への支援を行うこと。

 

その際,フリースクールなどの民間施設やNPO等と積極的に連携し,

相互に協力・補完することの意義は大きいこと。
      
(3)不登校の理由に応じた働き掛けや関わりの重要性 

不登校児童生徒が,主体的に社会的自立や学校復帰に向かうよう,

生徒自身を見守りつつ,不登校のきっかけや継続理由に応じて,

その環境づくりのために適切な支援や働き掛けを行う必要があること。

 

(4)家庭への支援

家庭教育は全ての教育の出発点であり,

不登校児童生徒の保護者の個々の状況に応じた働き掛けを行うことが重要であること。

また,不登校の要因・背景によっては,福祉や医療機関等と連携し,

家庭の状況を正確に把握した上で適切な支援や働き掛けを行う必要があるため,

家庭と学校,関係機関の連携を図ることが不可欠であること。

その際,保護者と課題意識を共有して一緒に取り組むという信頼関係をつくることや,

訪問型支援による保護者への支援等,

保護者が気軽に相談できる体制を整えることが重要であること。 

 

詳細はこちらから読んでみてください↓

不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1375981.htm
 

学習・発達支援員養成講座の公開講座が12月4日(日)にあります。

発達障害を持つ人の幼児期から成人期にかけての関わり方が学べます↓

NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

 

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テーマ:

 

広島でインクルーシブ教育と発達障害への正しい理解普及活動をしている
日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

昨日は第2期学習・発達支援員養成講座第2回を開いていました。

テーマは「発達障害への気づき、理解と支援」で

お2人の応用行動分析の専門の先生方をお呼びいたしました。

 

午前の部では広島国際大学の伊藤啓介先生にお越し頂き

子どもの見方や、困難さに気づく手立てについて

子どもの行動の理解と、考え方や対応方法を学びました。

 

伊藤先生にはご無理をお願いし、

早朝より、黒瀬キャンパスからお越し頂きました。

伊藤先生、本当にありがとうございました。

 

 

では、アンケートを紹介いたします。

 

・問題行動をつい注意してしまうので、その時の対応が参考になりました。

良い行動をとにかく褒めていますが、問題行動はなかなか無くならないので

観察が大切だということが分かりました。

(特別支援教育アシスタント)

 

・行動の強化と消去という考え方を詳しく知ることができました。

実際には消去が難しいだろうと思うので、もっと勉強したいと思いました。

(塾講師)

 

・生徒のママの相談に少しでも適切なお話ができたらと思っているので

とても役立つお話でした。私の生徒にすぐ対応できる内容を勉強させてもらえて

この養成講座に参加して本当に良かったと思いました。

(ピアノ講師)

 

・氷山モデルが分かりやすかったです。

今ある問題を冷静に捉えなおすよい機会となりました。

(教員)

 

・子どもへの対応方法が具体的で分かりやすかったです。

ただ子どもを見るだけでなく観察することの重要性がよく分かりました。

(コンサルタント)

 

・まず子どもを知るために、観察して記録することの大切さを学びました。

また褒めることで適切な行動を増やすことができ、

困った行動が減るという考えや実践が必要だと分かりました。

(民生委員)

 

・普段の自分が子ども達に接する行動を振り返ることができました。

どのように対応すれば良いのか考えるヒントになりました。

観察をして記録し、その申し送りをすることの大切さを認識し

周囲の人と協力して皆で取り組むことの大切さを感じました。

(教員)

 

・つい、子どもの「できないこと」や「マイナス面」に目が行きやすいのですが

「いいところ」や「少しでもできるところ」を見つけて褒めていきたいと思いました。

誤学習する前に、望ましい行動を学習していくこと、

誤学習しても先行事象を見極めることで望ましい行動が学習できるように

観察していくことの大切さを深く学べました。

(保育士)

 

・具体例が分かりやすく、観察する・記録するということが

とても大切だと感じました。早速、そこから始めたいと思います。

(児童デイサービス勤務)

 

・トークンシステムのことをお聞きして、

早速、家の中のお手伝いをしてくれた時に、ポイントカード制で

私が「ありがとう」と言うのと、カードの自己管理をやってみたいと考えました。

伊藤先生のお話を聞きながら「一番に自分なんだな。この子をどうしていくかは

私にかかっているんだ」ということに気づきました。

(保護者)

 

・抽象的なことではなく、子どもの実態に応じて適切な対応をすることが

可能であることが実感できました。

(特別支援学級指導員・中学校)

 

・今まで「水が好き」等のこだわりは「しません」と抑える方向で注意をしていましたが、

そのこだわりを強化子に使うという方法を聞いてとても勉強になりました。

(児童デイサービス勤務)

 

・「障害は症状なので叱っても良くならない」と先生からお聞きし

私も褒められれば、もっと褒められることをしようと思います。

本当にそうだなあと思います。

(祖母)

 

・以前、中谷さんのペアレントトレーニングを受けているので

復習になって良かったです。

褒めて、育てることで二次障害を防ぐことができます。

周りの理解や対応がとても大切だと思いました。

以前は子どものできない部分ばかりが目についていましたが

出来ない部分を探すより、出来ている部分を探すことに

今は楽しめています。

(保護者)

 

・今まで知らずに逆効果なことをしていたことが分かり、

これからの仕事に活かすことができる観察と記録の大切さも分かりました。

(特別支援教育アシスタント)

 

・障害特性を理解することや、その子の個性を知るには、観察することが大切で、

観察の仕方も適切な行動にも着目することが大事なことを改めて感じました。

肯定的に伝えていくことも今後も心がけたいことです。

(児童デイサービス勤務)

 

そして、午後からは星槎大学の西永堅先生に

不登校への対応も含めた認知発達を前提としたインクルージョンについて

お話いただきました。

 

西永先生は前夜、東京から飛行機で広島にお越しくださり

講師を務めてくださいました。

私からの無理なお願いを快く引き受けてくださり

本当に感謝しています。

 

 

では、アンケートをご紹介します。

 

・「電気スイッチをカチカチ」を止めるのは

「電球をとる」というのが目からウロコな発想でした。

(塾講師)

 

・機能分析をして、代替行動を考えて、目標をたてることで

具体的に褒めることができることが分かりました。

たくさん例を出してくださり認知発達を説明して頂いて

とても分かりやすかったです。

(特別支援教育アシスタント)

 

・西永先生のお話は具体例も分かりやすく

保護者へお話する時の伝え方の参考になりました。

(個別療育施設代表)

 

・(VTRではなく)直接、先生のお話が聞けてよかったです。

(児童デイサービス勤務)

 

・発達障害や認知について、これまでの認識が変わりました。

(保護者)

 

・その子なりの発達があり、発達に応じた支援が

必要だということがよく分かりました。

しかし、学校の同じクラスで学習する子どもには、

どのようにその子にあったプログラムを組めばいいのか

まだ分からないので、引き続き勉強していきます。

内言と外言を知ってとても良かったです。

(特別支援教育アシスタント)

 

・漠然と思っていたことを分かりやすく解説して頂けました。

事例が分かりやすかったです。

(保護者)

 

・支援員、大人として、子どもに対してたくさんのアンテナを張り、

小さな事にも気づき、褒めて、いいところをたくさん見つけてあげる事から

始めていこうと思いました。

(児童デイサービス勤務)

 

・ワークショップで、色々な事例や代替行動、行動目標を聞けたり

西永先生のアドバイスを頂けて良かったです。

(特別支援学級指導員・中学校)

 

・「同じ」ではなく、個に合った学び、支援方法も考えていきたいと思いました。

(学習支援員)

 

・ワークショップは難しかったのですが、

問題行動の捉え方と解決の方法の組み立て方が参考になりました。

(放課後児童支援員)

 

・機能分析の大切さを感じました。

行動目標を設定していくプロセスがあると

問題行動に対して対応できるのだと思いました。

(教員)

 

・去年はVTRで勉強されていたと聞き、

今年は東京から先生に来て頂けて本当に幸せです。

休憩時間もたくさんとって頂き、バックミュージックもすごく

リラックスできていいです。

西永先生のお話、よく分かり、おもしろかったです。

(祖母)

 

・問題行動には様々な機能があり、その機能を見つけ出し、代替行動を強化し

問題行動を減らしていく、というお話が一番頭に残っています。

職場でも使いたいと思います。

グループワークも色々と意見を出し合い、楽しかったです。

(児童デイサービス勤務)

 

・ユーモアたっぷりのお話で、発達の違いを時代背景も含めて

いろんな例をあげて頂き、理解しやすかったです。

生の西永先生のお話は面白くて楽しくて参加して良かったです。

(保護者)

 

さて、昨日は午後の部が終わった後、

第一回目のLD疑似体験を欠席された方の補講がありまして

西永先生をお見送りした後、私はLD疑似体験の講師をしておりました。

 

 

私は、子どもを急かす先生役です↓

 

読み・書き・計算を体験した後、不器用の体験もして頂きました↓

 

補講のLD疑似体験では、次のような感想を頂きました。

 

・子どものしんどさや苦しみがよく分かりました。

また、自分の学生時代を思い出しました。

(曖昧な)言葉がけが当たり前になっており、

出来て当たり前的な意識を植えつけさせられてきたように思います。

教育(学校)のあり方の影響の恐ろしさを改めて感じました。

 

・やってみないと、体験してみないと、本当に分からないと思いました。

通常、無意識にやっていることがLDのある子ども達にとって、

こんなに難しいことなのだということがとてもよく分かりました。

 

教育というのは私達大人の視点が中心になるのではなく、

常に、子どもがどう感じるか、子どもがどう捉えるかを大切に

皆でよりよいものにしていけるといいな~と私は思っています。

 

昨日は長丁場で、今朝ヘロヘロになっていた私ですが、

既に、次回の養成講座準備をスタッフと共に始めております。

 

日本インクルーシブ教育研究所は

現在、人件費が十分支払えるNPOではありませんから、

スタッフ全員、ほぼボランティアに近い状態で

仕事から帰ったあと、夜な夜な事務作業をしています。

私は本業そっちのけで、朝から晩までNPOの運営をしています。

 

どうか、民間事業をしている私達に

「受講料を無料にして欲しい」とか

「受講料が高すぎる」等と言わないでください。

 

受講料を頂かなければ、

日本インクルーシブ教育研究所は

活動を続けていくことができなくなります。

皆様にも、NPOの経営について十分理解して頂けると助かります。

 

私達はヘロヘロになりながらも、この3年間

「発達障害への無理解という社会問題」を解決するために

何とか活動を続けてきたといった「風前の灯」状態です。

 

どうか、皆さま、日本インクルーシブ教育研究所の運営資金を

支えて頂けると助かります。よろしくお願いします。

NPOの活動についてはこちらをご覧ください↓
日本インクルーシブ教育研究所HP「NPOとは」

 

第3回目の養成講座「ライフステージによる対応」は12月4日(日)です。

現在、公開講座のお申込を受付けています↓

NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

 

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広島でインクルーシブ教育と

発達障害への正しい認識普及活動をしている

日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

 

さて、一昨日のラジオ放送内容について

今頃、ブログを書こうと思っているわたし。

 

10月2日に学習・発達支援員養成講座がスタートしたので

一段落ついたものの、、、

 

9月30日にNPO第3期が終了したため

理事会や通常総会に向けての準備が始まり、

更には広島市への提出書類作成、

 

そして、8つの公開講座のチラシ作成に加え、

来年5月開催予定の感覚統合療法入門講習会

基礎コースの企画構成もあり、

実にやることがいっぱいなのであります。

 

体一つしかないので

一日にできることが限られてしまうので、

ブログを書くのがおろそかになってしまいます。

とほほ。

 

というわけで、

10月11日(火)に放送された

FMちゅーピー広島すまいるパフェ

MISAKO先生のVIVA!発達凸凹~s!では

発達障害のある人の傍にいる人達について

お話してみました。

 

というのは、

タレントの栗原類さんが先日、10月6日に

自身の生い立ちから現在までを綴った著書

『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』を

発売されたのをきっかけに、

随分多くの人が発達障害がどんなものなのかな?と

興味を示してくださるようになってきている感があったので

周りにいる人達の視点もお伝えしてみようかなと思い

3冊の本を紹介いたしました。

 

どちらも、互いの違いを知ろうとしない限り、

ずっと平行線のままになってしまいますから、

多数派の人達と少数派の人達が

共に分かり合おうとするには

双方の視点を互いに知ることが大切だと思うわけです。

 

1冊目はこちらの本を紹介しました↓

※表紙の上をクリックすると詳細を見ることができます。

こちらは、オーストラリアに住む
カトリン・ベントリーさんという女性が書かれていて、

結婚後に、どうもご主人がアスペルガー症候群のようだと分かってから、

理解できなかったことが理解できるようになったというお話なんですね。

 

こういった結婚後にご主人がアスペルガー症候群だと

分かるケースは徐々に増えてきていて、

私のところにもお子さんのことでご相談にいらっしゃったのに、

いつの間にかご主人の相談になっていたということが間々あります。

 

それで、お子さんへの対応方法を学んだことで、

ご主人ともうまくいくようになったといったケースもあるのですが、

そんなご夫婦が直面する困難というのは計り知れなくて、

お互いのコミュニケーションがうまくいかなかったり、

価値観の違いなどから喧嘩が絶えなかったり、

両者ともに大変な苦労をしていることが多いようです。

 

こちらの「一緒にいてもひとり」を書かれたカトリン・ベントリーさんは

結婚後17年を経て夫のアスペルガー症候群を知って、

長年の自身の孤独と欲求不満の原因や説明できるものを

見つけられたわけです。

 

そして、数々の困難を乗り越えられて

カトリン・ベントリーさんが求め続けていた

良好な関係をご主人と築けるようになった過程が

この本の中には書かれてあるんです。

 

同じような境遇にある夫婦関係を

劇的に改善することができるかもしれないヒントが

得られる本だと思って紹介しました。

 

2冊目の紹介はこちらです↓

※表紙をクリックすると詳細を見ることができます。

こちらは漫画家の野波ツナさんという方が描かれたもので、

ご主人のことを描かれています。

 

「はじめに」に、このように書かれてあります。

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この人はちょっと変わってる。

結婚前からそう感じていました。

 

でも、とても「やさしい」し、「おだやか」だし

「裏表がない」し、いい人だと思いました。

 

ところが、結婚して一緒に暮らし始めて

一緒に子どもを育て始めて

「あれ?なんか変だな」と思うことが増えてきました。

 

それは言葉では表しにくい正体不明の違和感でした。

 

夫が何を考えているのか、よく分からない。

 

私の気持ちを話しても分かってもらえない。

 

そのうち私は子どものことや仕事のことでどんどん忙しくなり、

 

夫について考える余裕がなくなってきて、

最終的に私が出した結論は「放っておく」でした。

 

夫の「おかしさ」を理解できず

どう扱ったらいいかも分からず放り出してしまった私は

そのせいで「とても厄介な事態」に

直面することになってしまったのです。

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実は、こういった話を

私はお子さんのご相談に来られた

お母様方からよく聞きます。

それで、少しでも双方が理解して

平和に暮らせるようになるといいな~と思って

この本を紹介いたしました。

 

そして3冊目の紹介はこちら↓

※表紙をクリックすると詳細を見ることができます。

 

こちらはお互いに普通に好きになって、

普通につきあい始めて

付き合っていくうちに更に好きになっていく

普通のカップルのお話です。

 

ただ、付き合った相手に、

たまたまお互いに障害があっただけということ。

 

男性には聴覚障害があって、

女性には発達障害があったというマンガです。

 

このマンガは聴覚障害のある男性の視点で書かれてあって

発達障害を理解するのにとても役立つ内容が描かれてあります。

 

このマンガに出てくる男性が

「僕が考えを変えればいいだけ」という表現をされています。

 

この考えを変えるというのが、

みんなが平和に共に暮らす上で

一番大切なことだろうと私は思っています。

 

いかがでしたか?

今回の放送では3冊の本を紹介しました。

皆さんの暮らしが平和で穏やかになっていくことを願っています。

 

左から水田アナ、石田チーフディレクター、私

私が左手にカメラを持っているためうまく撮れず、

撮りなおしたのに、水田さんの体がきれている。

ごめんなさい。許して~!

 

さて、11月3日(木・祝)に

学習・発達支援員養成講座の公開講座があります。

 

問題を抱える子どもを持つ親のためのプログラムを

研究・開発されている広島国際大学の伊藤啓介先生が第一部で、

午前中、子どもの見方や困難さにどう気づくか、

そして、どのように対応すれば子ども達が健やかに育つか

についてお話頂きます。

 

第二部、午後からは子どもの認知発達や不登校をご専門とされている

星槎大学の西永堅先生を東京からお呼びしています。

不登校への対応も含めた認知発達を前提とした

インクルーシブ教育についてお話頂きます。

 

教室にいる気になるあの子を思い出した方、

ご家庭で子ども理解をすすめたい方、

ぜひ、ご参加ください。

 

詳細はこちらからご覧ください↓

NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

 

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広島で発達障害への正しい認識とインクルーシブ教育の普及、
そして、学習・発達支援員を養成している
日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

さて、一昨日、
第2期・学習・発達支援員養成講座が
広島で開始されました。
今回は受講者22名でスタートしました。

第1回目のテーマは
「LD疑似体験、当事者の話を聞く」で、
第一部、前半部分で
インクルーシブ教育と学習・発達支援員の役割と心得について
私(中谷美佐子)がお話いたしました。



第一部の後半部分で
私とのミスコミュニケーションから
広島までお越しくださった
NPOエッジの藤堂会長が【LD疑似体験】をしてくださいました。

私と藤堂会長のミスコミュニケーションについては
こちらから読むことができます。
遠慮なく笑ってください↓
第2期 学習・発達支援員養成講座 広島で開始 その前のエピソード



エッジの藤堂栄子会長というのは
東京都港区で学習支援員の配置制度をつくられた方です。
学習支援員についての制度はこちらから見ることができます↓
文部科学省 特別支援教育について 
第2章都道府県・市区町村・学校の取組 東京都港区

そして、午後からの第2部は
シンガポールから飛行機に乗って
建築家の藤堂高直さんが広島まで来てくださいました。
高直さんは藤堂栄子会長の息子さんです。

高直さんからはディスレクシアな生き方
そして、ディスレクシアの活かし方について
幼少期から現在に至るまでの
発達障害の困難さや工夫についてお話頂きました。



こちらは高直さんがシンガポールから履いてこられた雪駄です。
珍しかったので写真を撮らせて頂きました・笑↓



では、LD疑似体験のアンケートをご紹介します。

・当事者がどれくらい苦労しているか体験することで、
こんな気持ちにさせないようにしようという思いになりました。
(保護者)

・実際に体験することで、子どもがどんな気持ちになるのかがよく分かりました。
子ども達にどんな工夫をしてあげられるのかを常に考えていきたいと思います。
(教員)

・そういえば、自分にも間違えやすい文字等があることを思い出しました。
今思えば、それを上から目線で子どもに押しつけていたなあと反省しました。
(祖母)

・子ども達の困難さがどんなものなのか、
大人が良かれと思うことも、子どもにとっていいとは限らないことを
心にとめておく必要があると思いました。
この短時間だけで、とても疲れました。
こんなことを1日何時間も授業で受けていることを考え、
子ども達のやりやすい方法を見つけ、提案したいと思いました。
(学習支援員)

・不器用な子ども達の気持ちがとてもよく分かりました。
課題に取り組んでいる時に先生から「急いで」と急かされると
落ち着きがなくなり、イライラすることを肌で感じることができました。
生徒に接する時はやる気をそぐような発言は控えようと思いました。
(教員)

・やる気がなくなっていく体験ができて良かったです。
子どもの頃にできずに、やる気がなくなった理由が分かりました。
(就労支援員)

・どの課題も難しい上に、先生の声かけや言葉に気を取られて
集中できませんでした。
子ども達のしんどさがよく分かりました。
(保護者)

・実際に体験することで、
ディスレクシアのある子どもの内面に近づくことができたように思います。
少しでも早く寄り添うことができるようになりたいと思いました。
(児童デイサービス勤務)

・自分で体験してみてほとんどできませんでした。
自分が児童・生徒であったら、学習するのが嫌になるし
学校から遠のく(不登校になる)と思いました。
(民生委員)

・子どもの立場になり、良かれと思っていた声かけが
やる気をなくさせていたことに気づくことができました。
明日から早速、行動に移していきます。
(特別支援教育アシスタント)

・声かけする立場と、声かけされる立場の感じ方の違いがよく分かりました。
出来て当たり前の現代で、出来ないのがどれほど大変なことなのか体験できました。
(児童デイサービス勤務)



次に第2部、午後からの藤堂高直さんのご講演アンケートです。

・「当別支援の枠の中の子ども達にとって、チャンスのある時代になってきた」
というお話を聞いて、希望が持てる楽しいお話でした。
今日は来させて頂くことができて良かったです。感謝いたします。
(生活支援員)

・うちの生徒のことを思いながら聞きました。
時間があっという間で、おもしろくお話を聞かせて頂いて
勉強になりました。
(ピアノ教師)

・英国での取り組みを少しずつでも日本に取り入れられないかと思った。
(教員)

・説明の合間の余談が特に面白かったです。
(児童デイサービス勤務)

・藤堂氏の今が、子ども時代の様々な周囲からの関わりから
ポジティブに育ってこられたように思えました。
(体育指導員)

・一つの学びではなく、引き出しを多く持ち、
提案できるようにしていきたいと思いました。
(学習支援員)

・子どもを知り、子どもの良いところを伸ばせるよう
心を傾けていきたいと思いました。
(放課後指導員)

・海外の取り組みがもっと日本に広まって欲しいと思いました。
(保護者)

・とてもリアルな体験談、工夫法を聞けて
とても参考になりました。
(教員)



では、第2回目は11月3日(木・祝)です。
広島国際大学の伊藤啓介先生と
東京から星槎大学の西永堅先生をお呼びしています。

第1部の伊藤啓介先生には
「子どもの見方、困難さに気づく手立て
~行動の理解と考え方、対応の仕方~」
についてお話いただきます。

第2部の西永堅先生には
「発達障害への気づきと理解
~不登校への対応も含めた認知発達を前提としたインクルージョンについて~」
ご講演いただきます。

公開講座も開いていますので
お好きな講座だけ受講いただくこともできます↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

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