ホイットニーステークス → Wikipedia
アメリカ夏のサラトガ開催はレベルが高いです。
賞金額が高く、有力な2歳馬もこの開催でデビューすることが多いです。
その中でも本レースは、BCクラシック(ダート10ハロン、米G1)へ向けての重要プレップレースで、賞金総額も125万ドルと高額です。
今年はFrostedとEffinexの2強ムードですが、Frostedの人気が抜けています。
Frostedは、前走メトロポリタンH(ダート8ハロン、米G1)で2着に14馬身という大差で圧勝しG1・2勝目をあげました。
前々走ドバイワールドカップ(首G1)はCalifornia Chromeの5着に敗れましたが、前々走マクトゥームチャレンジR2(ダート1900m、首G2)では6馬身差で圧勝しており、勝ちっぷりの鮮やかさが凄いです。
Effinexは、前走サバーバンH(ダート10ハロン、米G2)をトップハンデで連覇してここへ、今年はすでに4走して2勝。
昨年のBCクラシック(ダート10ハロン、米G1)2着馬で、クラークH(ダート9ハロン、米G1)勝馬。
2016年 ホイットニーS(米G1) 6頭
ダート9ハロン、3歳以上、サラトガ競馬場(8/6)、賞金総額125万ドル
レース結果 (Blood Horse.com、Horse Racing Nation)
1着:Frosted 1分47秒77 馬場状態:Fast
2着:Comfort 2馬身
3着:Upstart 1/2馬身
4着:Effinex
好スタートを切ったFrostedが向こう正面入口で先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けずに2馬身差の快勝。
2番人気Effinexは3~4番手からレースを進め、最終コーナーでは大外からFrostedを追いますが、伸びずに4着に敗退。
2着には後方待機から直線で最後伸びてきたComfort、3着にUpstart。
勝利したFrostedは通算17戦6勝、前走メトロポリタンH(米G1)に続きG1連勝、G1・3勝としました。
今後の大目標は、昨年7着に敗れたBCクラシック(米G1)ですが、その前に9月3日にウッドワードS(ダート9ハロン、米G1)又は、10月8日のジョッキークラブゴールドC(ダート10ハロン、米G1)を使う予定です。
2016 Whitney Stakes(D9F、米G1) レース映像
Frosted(フロステッド)米国産 牡4(2012/4/18生)
戦績:17戦6勝 (Emirates Racing、Equibase)
主な勝鞍:2016ホイットニーS(D9F、米G1)、2016メトロポリタンH(D8F、米G1)、
2016マクトゥームチャレンジR2(D1900m、首G2)、
2015ペンシルバニアダービー(D9F、米G2)、2015ウッドメモリアルS(D9F、米G1)
血統:父Tapit、母Fast Cookie、母父Deputy Minister (5代血統表)
調教師:K.マクラフリン(米)、馬主:ゴドルフィン、生産:ダーレー
母Fast Cookieは、コティリオンH(ダート8.5ハロン、米G2)勝馬、2代母Fleet Ladyはラ・カニャーダS(米G2)など重賞2勝。
おじMideshipman(父Unbridled's Song、2006生)は、BCジュヴェナイル(米G1)、デルマーフューチュリティ(米G1)を勝利し2008年エクリプス賞最優秀2歳牡馬に選出されている。
3代母*ディアーミミが繁殖牝馬として輸入されていますね。