RIGID DENIM | Blog by Manager

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rumbleFISH Manager稲又によるブログ


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前にも書いたかもしれませんが、


デニムの洗い方について質問があったので


あくまで、個人的なリジッドジーンズの育て方を少々。



方法はいくつもあってどれが正しいかは分かりませんし


どう仕上げたいかによっても変わってくるとは思いますので


そこんとこ、よろしく


ご理解ください!



一般的に昔からよく聞いていたのは


月に一回裏返して洗剤入れずに洗うと


自然に穿き込んだ様なアタリが出てくる、と。



これは昔のインディゴが中々落ちにくいのと


今の洗剤が汚れが落ちやすいことのギャップで色落ちのスピードが


変わる為、横糸に色が付きづらくなりLEVE'S XXのような深い色合いに


なりにくいということか、と勝手に解釈しましたので、


昨今よくある濃い目の加工ジーンズですら目指そうと思っても


かなり洗わないと到達しません。



一口にリジッドと言っても


LEVI'S XXをはじめとする濃色の深いインディゴは


洗ってもそんなに中々色が落ちないです。


ですので、昨今よくある濃い目の加工ジーンズくらいを目指したとしても


かなりガンガン洗わないと目標まではたどり着きません。



ですが、前にお客さんに教えてもらったこの方法は


かなり効果的で良い色落ちをするので


現在の個人的洗い方おススメベスト1です。



まず、リジッドで買う時に


穿いて極力ギリギリのサイズを買います。


結構縮むリジッドデニムをギリギリで買うのは


かなり勇気がいると思うのですが、信じてみてください。


これを洗わずに穿きまくります。1ヶ月くらい穿くと


リジッド(固い)の為、生地にシワが入りやすいので


擦れ易く、ヒゲがきれいに入ります。


更に、元々ノリづけされているリジッドが馴染んで柔らかくなり


生地自体も伸びて適度な緩さが出ます。


これによって縮み分まで伸ばしてしまうわけです。


この状態で洗剤いれずに裏返さずに洗ってみると、あら不思議。


きれいなヒゲが出てくるわけです。



もちろん縮みは出て洗う前より穿くのはきついですが、


少し穿いてるうちに伸びて又馴染みますので大丈夫です。



問題は洗うまで裾上げをどうするかなんですが、


コレばっかりは縮みを考えて洗う前に裾上げが必要な人は


縮率を参考にカットしておいて穿きこんで洗うのがベストです。


裾にもアタリがでるので。


更に言うならチェーンステッチで上げるとより裾のアタリは出やすくなります。



ちょっと書くのに飽きてきたのでここまで。


まあ、生きてるうちに一度試してみて下さい。


失敗しても恨まないでください。


面倒臭い方はここ10年で飛躍的に進歩し


自分で育てるよりも格好良いデニムが山ほど出てますので


そちらを買ってください。


rumbleFISH のボトムシリーズ