29年という歳月 | 稲垣昌利オフィシャルブログ「まさとしのティータイム」Powered by Ameba

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8月12日の今日、


日航ジャンボ機事故から29年を迎え、


墜落地点「御巣鷹の尾根」のふもとにある


「慰霊の園」で追悼慰霊式が営まれました。





1985年8月12日


午後6時56分、墜落。


520名もの尊い命が失われた


史上最悪の航空機事故。





当時僕は8歳でしたが、


夕食中に家族でテレビを見ていて


123便がレーダーから消えた事を伝える


ニュース速報が流れた事を


よく覚えています。





生存者が救出される様子、


飛行機の航路、


坂本九さんが亡くなったことなど


その頃、


学校での会話も事故についてでした。






何年か前に


ある大阪の経営者の方から


この事故についてのお話を伺いました。


自社の社員が犠牲に遭い、


一目散に現地に行き、


遺体安置所で社員を探したとの事でした。


遺体の多くは損傷が激しく、


盛夏の猛暑で腐敗臭が立ち込める中、


そんなことはお構いなしで


必死に捜されたそうです。






また、


機体の残骸や、


引き裂かれた遺体が散乱する現場で、


作業をされた方々は、


まさに「地獄絵図」と化した現場で


言葉にならないほど辛かったと思います。






単独機として世界最大となった惨事も


四半世紀以上の年月がたち、


風化の危機に揺れていますが、


決して風化させてはいけません。






二度と事故を繰り返してはいけない。


そのためには忘れてはならないのです。