ゼリー商品開発者が明かす「こだわりとノウハウ」 | βグルカンオリゴ

ゼリー商品開発者が明かす「こだわりとノウハウ」

前回の続きです。


このような事情からみかん産地で生食に不向きな果実を利用した原料果汁の
生産が始まりました。

山口県では凍害による夏みかんの不良果の処理で果汁製造を行いました。

昭和30年代になると、原料用果汁を製造する工場が相次いで稼動しました。

31年には青森県の加工業者がりんごの濃縮果汁の製造を始めました。

また、不二家の「不二家ネクター」は、ももの果肉をすり潰した果汁(ピューレ)
を原料とし、果肉の特徴を生かした果実飲料で、当時の果実飲料は果汁分の低い
製品が主体であったので、本来の果実飲料として人気を呼び、生産量も順調に
伸び、高果汁飲料の先駆的役割を果たしました。

さて、果実飲料の一般的な区分は大きく分けて、直接飲料果実飲料とき釈用果実
飲料に区分されます。

直接飲料果実飲料は、ストレートの飲用のもので、缶詰、ビン詰め、紙容器に
詰められています。

き釈用果実飲料は、水で4~5倍で薄めて飲料用にするもので、家庭や喫茶店
などの業務用で、コップ式の自動販売機にも利用されています。

JAS規格の区分では、天然果汁、果汁飲料果肉飲料、果汁入り清涼飲料、果粒入り
果実飲料に分かれています。

果実は、生ものをそのまま食べたり、絞って飲むのが一番おいしいと思いますが
ほうっておくと腐ってしまう果実と比べると、気分で飲むことができる果実飲料
や加工用の果汁は保存からみてメリットがあると思います。

ゼリーやデザートなどの加工用原料にも、便利で保存性がきく濃縮果汁が使用
されますが、生のものと加工品では、味がどのように違うのかも次週はみて
いきます。



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次回は、「10、加工用濃縮果汁」について、お伝えします。

どうぞお楽しみに


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 は、開店して3ヶ月がたちました。


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