「もっとおいしい!甘味の表現と組み合わせ」2 | βグルカンオリゴ

「もっとおいしい!甘味の表現と組み合わせ」2

今回は、甘味の部分に絞ってお話します。

まず元となる、メインの味を決めます。(例えばフルーツ味のゼリー)

この時に、その素材に合う甘さを決めるのですが、甘さのコクを

出したいのか、すっきりさせたいのか、または、カロリーを調整したい

のか、といったところで、甘味の選定が出てきます。

また、硬さと甘さの関係から、固めのものであれば、少し甘くする

必要も出てきます。 

フルーツ味のゼリーの場合、主体が果汁ですので、果汁に含まれる爽快

感、後味の爽やかさを特徴に出したい、となると、砂糖より果糖や

ぶどう糖が良いと思います。

砂糖はご存知、コクのある甘味ですのでこれだけですっきり感を

出したい時には向きません。

よく、プリンやチョコレートプリンなどのデザートに使いますが、

ミルクや油脂たっぷりのものには、砂糖やはちみつなどが合うと

思います。

砂糖は口に入れた時にパッとくる甘さが強いため、味も感じやすく

最初の印象として残りやすく、果糖は食べていてあとから来る

甘味で、爽快感のある甘味ですが最初の印象の甘さには負けて

しまいますので、これらの特徴を混ぜた甘さの表現もおもしろいと

思います。

また、ぶどう糖はパッとしない地味な甘さですが、その分、砂糖と

果糖のくっつけ役のような役割を果たしていると思います。

これは、ゼリーの甘さの一例ですが、他にも市場で出回っている

ものをご紹介したいと思います。

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飲み物 ( 砂糖、ぶどう糖、果糖、これらの混合品(液糖状))

アイス ( 砂糖、水あめ )

プリン、ゼリー ( 砂糖、ぶどう糖、果糖、これらの混合品(液糖状))

クッキー、ケーキ( 砂糖、はちみつ )

水ようかん ( 砂糖 )

ねりようかん、チョコレート ( 砂糖 )

ジャム ( 砂糖 )

キャラメル ( 砂糖、水あめ)

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飲み物、ゼリーなどは、砂糖と果糖とぶどう糖の混合液糖が多いのですが、

それぞれの割合を多くしたり少なくしたりして、甘さの加減を調整できます。

また、乳酸菌飲料や、果汁飲料などありますが全般的にのみ心地のすっきり

感を持たせるため、上記の併用が多いです。

アイスやキャラメルなどは、固さや特徴感を出すために砂糖のほかに

水あめを使用します。

砂糖のみ使用の菓子については、砂糖のなかでも、黒糖やグラニュー糖

和三盆糖など特徴のある砂糖を使用して味を作っています。

ゼリー工房いんねhttp://www.in-ne.com