本日は、年内最後のノーベルガイドによるオールオンフォーのオペでした。

重度歯周病のためぐらぐらの歯があり、食事もままならないという患者さまが見えたのは、11月24日。


カウンセリングをして、2回目の来院時にラジオグラフィックガイドを装着して、CT撮影を行い、CTデータをノーベルガイドで解析して治療計画をご相談し、お見積りを出して、治療を行うお返事をいただきました。


2回目と3回目で、歯周病の治療を行い、炎症のコントロールを行ないました。

その後、治療計画を最終的に決定し、私のPCからオペに使用するサージカルテンプレートというものを発注しました。これはネット経由でこの患者さまに適切なインプラントの埋入計画データをスエーデンに送ると、実際に患者さまのお口にぴったりなサージカルテンプレートが10日後に送られてくるのです。


そして、技工所で、当日入れる歯を作ってきます。

4回目の本日が、インプラントのオペ日。


木村洋子のブログ

歯周病で骨がなくなってしまったところを避けるため、オールオンフォーに1本足して、5本のインプラントを埋入しました。


なんと今日は、完全に作っておいた5本のインプラントで支える歯が、無調整で(咬合も形も、適合性も)ぴったりとお口の中に装着されました。3拍子そろって無調整というのはめったにありません。


担当の技工士さんにすぐ電話して、この喜びを伝え、GOODJOBをほめたたえました。

ユニバーサルプロステックの藤根さん、どうもありがとうございました。

いつも緻密で丁寧な技工物の作製に感心しています。


患者さまも大変お喜びで、最後には私に握手を求め、感謝してお帰りになりました。


患者さまに、おいしいものを食べれるお正月を迎えていただけるようで、大変嬉しく思います。

この仕事をしていてよかったと思う瞬間です。