パイプ煙草のストックをば、ぜいんぶ吸い切ってしまいましたのや。
思い起こせば○○年前(もうすっかり忘れてしもたです)、パイプ煙草に目覚めてよりこのかた、一度たりともなかった事態です。
こんなの初めてェ。
ちゅやっちゃぁ。
実は、二年以上前に買い求めし『桃山Ⅱ』があるんでっけど、これはストックには勘定しいひんねん。
なぜなれば、既に廃止銘柄となったからやデ。
ただしこないなモン、将来的にプレミアがつく気遣いないわナ。
ジェーテーはんが昔に作ってた『初代桃山』ならまだしも、なあんしマックバレテキ製やよってね。
そうは言うモノの、もう手に入らんとなると、生来のせちべん野郎であるワタイの場合、「ここは一番吸わんと、とっといたほうがええかもなあ」と思うてしまうのや。
多分、ちょっとも美味しいことないと思うし。
「あっ。ついにゆうてまいよったこのガキ」
別にええやろ。ジェーテーからも、マックバレテキからも、一銭たりとも、じぇじぇこもろてへんど。
ここんとこ消費量が激減しとうとはいえ、やっぱしパイプ煙草がないとさみし。
けど、新しい銘柄を買いに行く暇も、買うじぇじぇこもない。
まさにでったいでつめい、クリフハンガー状態のワタイが考えたのが、次なる作戦なのや。
「我がライフスタイルが原因で、ちょっとも減らん葉巻ストックをバラして、パイプに詰めて吸うたげよ」
ワタイのバヤイ、フルボデーすぎて、こらもしかして葉巻かいなと錯覚するような『ヒーヒーゆわんなん系パイプ煙草』がすっきゃさかいね。
ほんなら、最初から葉巻バラして吸やあええがナ。
この完璧なロジックたるや、どないぞ。
で。これでんねんけど、惨殺死体やなぶっちゃけ。
生前の姿はこれです。
『ボルケーノ』
しっりゃいが、ハワイ旅行のミヤゲにくれたやっちゃ。
コロナサイズで、立派なカッコしてまっしゃろ。チューボやし。
ところが、惨殺死体にして初めて分かったんですけど、ドライシガーやったのやこれ。
なあんし、フィラーが屑々やねんモン。
バニラ着香ベタベタちゅう時点で気ィつくべきやったナ。
パイプで吸うと、バニラの甘みがほどようて、わりかた美味いねんけどね。