木綿麻山院女王(ゆうやまいん れいら)と木綿麻山院妃(ゆうやまいん ありす)の木綿麻山院姉妹の許に“魔”の文字が書かれた一枚の紙が届けられたのである。それを見た木綿麻山院姉妹は、“ISC(=インテグラメンテ・クリミナーレスィンダカート)”が未だに活動している事を現していたのである。すると、妃が愛宕川原屋山登(あたごがわらや やまと)の許へと駆けつけると、食い入るように主税山河亜沙(=ちからのせんがわ あーさ)が乗務する飛行機の監視カメラの映像を見てみると、そこには案の定、“ISC”の幹部入境学門ジェネラル紅スタッド(=にこまないと ジェネラル くれあ スタッド)の姿を見つけると、女王を呼んで、その姿を確認したのである。それを見た女王を画面を叩くと、亜沙に連絡を入れた。亜沙は、無表情のままその声を聞いていたのだが、カメラに気がつくと亜沙はサインを送ったのである。女王から山登と変わり、いくつかの簡単なテストを終えると、亜沙は近くにいた“客室業務員(=フライトアテンダント)”を手招きすると、ある取引をそのCAに持ちかけたのである。その取引を聞いたCAは思いっきり動揺した。その表情を見た亜沙はニヤリとした。それを見たCAは苦笑いしてその場を去ったのである。


 ついにその時がきた。私が持っている携帯電話が鳴り、その電話に出るとついにGOサインが出されたのである。それを聞いた私はセットしてあった武器に手をかけて、その5秒後意を決してボタンを押したのである。勢いよく発射されたその武器は何の迷いも無くそのターゲットに向かってどんどん加速していったのである。

 その頃、亜沙と入境学門を乗せた飛行機は滑走路を走っていた。そしてその2秒後、山登と木綿麻山院姉妹が監視していた亜沙と入境学門を乗せた飛行機の映像が突然途絶えたのである。異常に気がついた木綿麻山院姉妹は必死に亜沙の名前を叫んだのだが、亜沙からの応答は一切無かった。
 Missionを終えた私がその武器をしまって車に戻ると、その車に乗っていた男達から一斉に拍手が沸き起こり、その車の運転手が携帯電話の相手にMission成功の報告を入れると、猛スピードでその現場を後にしたのである。


 次に山登と木綿麻山院姉妹が見た映像には亜沙と入境学門を乗せた飛行機が真っ黒焦げになった姿が映っていたのである。誰しもが、この飛行機に乗っている乗員と乗客全員の死亡を頭に思い描いたのだが、地元のテレビ局からの情報によると耳を疑う情報を報道したのである。それを見た山登と木綿麻山院姉妹は息を呑んだのである。


 私は静かな山奥に佇む大豪邸へとやってきたのだが、どこか見覚えのある光景がいくつか存在した為、運転手にここは一体どこなのかを聞くと、運転手は私の左右に座っている男達にサインを送ると、私の左右に座っている男達は、私の視界を塞いだのである。それを見た運転手は再びアクセルを踏み込んだ。
 やがて車が静かにその速度を落とすと、私を静かに運び出したのである。そして、男達の足音が1000回に達したその時、私は静かにその場に下ろされて、私の視界をようやく開放したのである。その光に慣れるまでしばらく時間がかかったが、目の前にうっすらと人の気配がしたので完全に視界が開けたらその人物に思いっきり文句を言ってやろうと心に決めていたのだが、その人物を見たら・・・・・。