女性農村アドバイザーって、『男女共同参画の推進及び農業・農村の活性化に取り組む」人をアドバイスするために必要な知識を学ぶ県の組織です。数年前までは予算もあったそうですが、今は予算もなく会員の知恵で回っています。
で、5年の任期を終えてOBとなった人達の組織が『緑の風』です。
今回は『緑の風』主催なのですが、現役もいいよということで私も参加して来ました。
『緑の風』は福岡全県下の組織ですが、今日は福岡地区(福岡市、糸島市、筑紫野市)の担当となっています。
な~んて堅苦しい話はこのくらいにして、とにかく楽しかった研修会を聞いてください。
女性農村アドバイザーOB会『緑の風』
福岡地区視察研修会
日時:平成26年1月8日水曜日
場所:1.ラピュタファーム 福岡県田川郡川崎町
2.有限会社畠中育雛場 福岡県飯塚市
参加人数:18名
出発しま~す。
ラピュタファーム
レストランです。バイキングレストランです。約60品の手作り料理。約40種以上の野菜や果物使用。その素材は園内産か地元産。季節によって「なし狩り」『ブドウ狩り』「イチゴ狩り」もできます。
ここでは6次産業の実践例を学びます。(というより、味わっちゃいました。)
6次産業って、1次産業の生産×2次産業の加工×3次産業の販売=6次産業
という図式で表されます。つまり、自分ちで作った野菜や果物を使って(1次産業)、自分ちで調理し(2次産業)、自分ちで販売する(3次産業)
1次から3次までを全て自分ちでするから 1×2×3=6次産業 って訳。
だからこんなかたっ苦しい話じゃなくてさあ…
はいはい、お料理の話ですねえ・・・
右の男性が代表(社長)の杉本利雄さん。
彼女がこの60品のお料理を総括している竹内さん。
この竹内さんのお話が面白かったです。
彼女は杉本さんのやり方に感激して押しかけ従業員になりました。
好きで入ったんですから、お料理のアイデアが出る! 出る!!
遂には60品のお料理が月替わりで出せるほどに!
お料理のレシピもバンバン出してくれます。文字通り私たちにくれるのです。
印刷したものがなければ口頭で教えてくれます。企業秘密っていうものがありません。
家に帰ったら私も作ろうっと。
お料理はすべて野菜と果物。お肉はありません。ですがパスタやパン・カレー・ピザなども充実していて、何回でもお代わり!
あまおう苺と甘酢大根で握り寿司って素敵でしょ。
小松菜のジュースも大好評。あ、もう空になってる!
デザートも豊富で、大根葉のケーキには目がぱちくり!
お肉がないって言ってたけど、ここに唐揚げがあるじゃん。 あれ? これ鶏肉じゃなーい。
えーっ!? この中身車麩? 麩なのー!!
お料理一つ一つの説明を聞いていると竹内さんの泣き笑いまでもが聞こえてくるようです。
本当に楽しんで作っているという感じ。
さあ、また取りに行こうっと。
手作りジャムやドレッシングも沢山あって、どれを使おうかと大いに悩みましたねえ・・・
来月になるとこの料理が総替えになるっていうから凄いです。
この日々の努力がお客さんを呼ぶのですね。
いい従業員さんとの出会いも大切な要素なのですね。
ですが、今は盛況で安定していますが、必ずしもそれがずっと続く保証はなく、常に日々の努力が要求されています。今は上り調子でいいのですが、ふっと足を止めたくなった時が正念場ですね。6次産業も傍で見ているほど楽ではないのでしょう。
畠中育雛場
育雛場と聞いたからてっきりヒヨコを見に行くのだとばっかり思っていた私は早とちり!
もちろんひよこも育てているのですが、ここは卵や親鶏を使った商品の販売場。
やった~!! 後でお買い物だ~い!!
左手に立っているのが畠中五恵子(はたなか さえこ)社長。
この五恵子さんの話が面白い!
5人のお子さんを養育して、育雛場を経営して、商品の直売をして、通販をして、事務をして…『よく両立してますねえ?』という問いに『いいえ共倒れしています。』というお答え。
子育てをするときはハードルを低~くしたそうです。そ、生きてりゃいい と。(笑)
で、育った子供(双子)はなんと九大と鹿児島大に合格したっていうから…世の中わかんないねえ・・
また彼女の性格も豪快! 『失敗したことは?』 「ありませんねえ」
え? そんな? 一度も? ない?
そうなんです。何かあってもそれを次に繋げていくので失敗したあと思ったことはありません。 もう前向きな性格。見習おうっと。
先代の育雛場から五恵子さんの直売所販売に至るまでの話を聞いていると、女性の考え方、男性の考え方の違いが分かります。
彼女は何か閃いたら自分ちの台所に飛び込みます。殿方は厨房に飛び込みたがります。
食品開発をする時に、料理教室に行くのは男性。
彼女は自分ちで使おうとしているオーブンを扱っているお店に行ってどんなお料理が出来るのかを聞きます。オーブン屋さんでも教室を開いているところが結構あって、自分ちのオーブンを売り込もうとしているので相談にもしっかり乗ってくれるそうです。(こういう視点が女性だよね)(うんうん)
ここから五恵子さん目線。
レストランを立てようとすると、男性はまず設計士を訪ねます。でも私は自分たちで増改築をしました。女性の連絡網侮りがたし! だから殆どお金をかけていません。
例えば会議ね。男性が多い集まりでは、初対面では名刺交換をして相手の職業と規模を一通り聞いて、それから話が始まります。
これが女性だとね、名刺交換をして相手の職業を聞くところまでは同じだけど、規模まではあまり聞きませんねえ。で、自分ちで困っていることや失敗したことをバンバン話しちゃう。大体現場で働いているのは女性が多いから、この際困っていることを何とかしようと貪欲に食い込んできます。(肯いている顔がいくつもあります)
だからリーダーを決める時、男性は数字に引きずられて規模が大きい所の人に決まり易いです。経営状態がどうなっているかより経営規模に目が行くんですよね。
女性は規模が小さくてもリーダーになっている人多いです。
女性はね、やる気になれば動きが早いんです。だから何かをしたい時は先ず女性をその気にさせるといいですよ。(と一緒に聞いている男性に振る。)
他にもたくさんの話を聞きました。
畠中五恵子パワーをめいっぱい浴びて、卵も買って帰りました。
*幸青卵という青い卵、ホントに青い卵がありました。アローカナ鶏が産んだ卵だそうです。
で、5年の任期を終えてOBとなった人達の組織が『緑の風』です。
今回は『緑の風』主催なのですが、現役もいいよということで私も参加して来ました。
『緑の風』は福岡全県下の組織ですが、今日は福岡地区(福岡市、糸島市、筑紫野市)の担当となっています。
な~んて堅苦しい話はこのくらいにして、とにかく楽しかった研修会を聞いてください。
女性農村アドバイザーOB会『緑の風』
福岡地区視察研修会
日時:平成26年1月8日水曜日
場所:1.ラピュタファーム 福岡県田川郡川崎町
2.有限会社畠中育雛場 福岡県飯塚市
参加人数:18名
出発しま~す。
ラピュタファーム
レストランです。バイキングレストランです。約60品の手作り料理。約40種以上の野菜や果物使用。その素材は園内産か地元産。季節によって「なし狩り」『ブドウ狩り』「イチゴ狩り」もできます。
ここでは6次産業の実践例を学びます。(というより、味わっちゃいました。)
6次産業って、1次産業の生産×2次産業の加工×3次産業の販売=6次産業
という図式で表されます。つまり、自分ちで作った野菜や果物を使って(1次産業)、自分ちで調理し(2次産業)、自分ちで販売する(3次産業)
1次から3次までを全て自分ちでするから 1×2×3=6次産業 って訳。
だからこんなかたっ苦しい話じゃなくてさあ…
はいはい、お料理の話ですねえ・・・
右の男性が代表(社長)の杉本利雄さん。
彼女がこの60品のお料理を総括している竹内さん。
この竹内さんのお話が面白かったです。
彼女は杉本さんのやり方に感激して押しかけ従業員になりました。
好きで入ったんですから、お料理のアイデアが出る! 出る!!
遂には60品のお料理が月替わりで出せるほどに!
お料理のレシピもバンバン出してくれます。文字通り私たちにくれるのです。
印刷したものがなければ口頭で教えてくれます。企業秘密っていうものがありません。
家に帰ったら私も作ろうっと。
お料理はすべて野菜と果物。お肉はありません。ですがパスタやパン・カレー・ピザなども充実していて、何回でもお代わり!
あまおう苺と甘酢大根で握り寿司って素敵でしょ。
小松菜のジュースも大好評。あ、もう空になってる!
デザートも豊富で、大根葉のケーキには目がぱちくり!
お肉がないって言ってたけど、ここに唐揚げがあるじゃん。 あれ? これ鶏肉じゃなーい。
えーっ!? この中身車麩? 麩なのー!!
お料理一つ一つの説明を聞いていると竹内さんの泣き笑いまでもが聞こえてくるようです。
本当に楽しんで作っているという感じ。
さあ、また取りに行こうっと。
手作りジャムやドレッシングも沢山あって、どれを使おうかと大いに悩みましたねえ・・・
来月になるとこの料理が総替えになるっていうから凄いです。
この日々の努力がお客さんを呼ぶのですね。
いい従業員さんとの出会いも大切な要素なのですね。
ですが、今は盛況で安定していますが、必ずしもそれがずっと続く保証はなく、常に日々の努力が要求されています。今は上り調子でいいのですが、ふっと足を止めたくなった時が正念場ですね。6次産業も傍で見ているほど楽ではないのでしょう。
畠中育雛場
育雛場と聞いたからてっきりヒヨコを見に行くのだとばっかり思っていた私は早とちり!
もちろんひよこも育てているのですが、ここは卵や親鶏を使った商品の販売場。
やった~!! 後でお買い物だ~い!!
左手に立っているのが畠中五恵子(はたなか さえこ)社長。
この五恵子さんの話が面白い!
5人のお子さんを養育して、育雛場を経営して、商品の直売をして、通販をして、事務をして…『よく両立してますねえ?』という問いに『いいえ共倒れしています。』というお答え。
子育てをするときはハードルを低~くしたそうです。そ、生きてりゃいい と。(笑)
で、育った子供(双子)はなんと九大と鹿児島大に合格したっていうから…世の中わかんないねえ・・
また彼女の性格も豪快! 『失敗したことは?』 「ありませんねえ」
え? そんな? 一度も? ない?
そうなんです。何かあってもそれを次に繋げていくので失敗したあと思ったことはありません。 もう前向きな性格。見習おうっと。
先代の育雛場から五恵子さんの直売所販売に至るまでの話を聞いていると、女性の考え方、男性の考え方の違いが分かります。
彼女は何か閃いたら自分ちの台所に飛び込みます。殿方は厨房に飛び込みたがります。
食品開発をする時に、料理教室に行くのは男性。
彼女は自分ちで使おうとしているオーブンを扱っているお店に行ってどんなお料理が出来るのかを聞きます。オーブン屋さんでも教室を開いているところが結構あって、自分ちのオーブンを売り込もうとしているので相談にもしっかり乗ってくれるそうです。(こういう視点が女性だよね)(うんうん)
ここから五恵子さん目線。
レストランを立てようとすると、男性はまず設計士を訪ねます。でも私は自分たちで増改築をしました。女性の連絡網侮りがたし! だから殆どお金をかけていません。
例えば会議ね。男性が多い集まりでは、初対面では名刺交換をして相手の職業と規模を一通り聞いて、それから話が始まります。
これが女性だとね、名刺交換をして相手の職業を聞くところまでは同じだけど、規模まではあまり聞きませんねえ。で、自分ちで困っていることや失敗したことをバンバン話しちゃう。大体現場で働いているのは女性が多いから、この際困っていることを何とかしようと貪欲に食い込んできます。(肯いている顔がいくつもあります)
だからリーダーを決める時、男性は数字に引きずられて規模が大きい所の人に決まり易いです。経営状態がどうなっているかより経営規模に目が行くんですよね。
女性は規模が小さくてもリーダーになっている人多いです。
女性はね、やる気になれば動きが早いんです。だから何かをしたい時は先ず女性をその気にさせるといいですよ。(と一緒に聞いている男性に振る。)
他にもたくさんの話を聞きました。
畠中五恵子パワーをめいっぱい浴びて、卵も買って帰りました。
*幸青卵という青い卵、ホントに青い卵がありました。アローカナ鶏が産んだ卵だそうです。