昨日は、盛岡で本選でした。

私はうかがえなかったので「結果」しかわからないです。

実際に、その場で聞けば「何が今足りなくて」、レッスンで「やったことの何が出せたのか」いろんな角度から言葉をかけられます。

「演奏内容」を知らないと、上っ面な言葉しかかけられない。
やはり本番は、できる限り、ききにいってあげたいと思います。


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さて、結果はさまざま。

本選の三賞(金・銀・銅)は非常に立派です。おめでとう。

入賞した生徒さん、おめでとう。

残念ながら涙を飲んだ生徒さん、家族も先生も、頑張る姿は見ていたから大丈夫。

「がっかりした」時が、一番のチャンスです。

一体、何が足りなかったのか…そう考えた時に初めて、指導者の話をよく聞き始めます。

今回、三賞をいただいた生徒さんは、予選は、少し悔しそうでした。

そこで聞く態度が非常に良くなったのです。

なんとなくの「聞き流し」では、なくなりました。

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全員が、予選から本選に向け、上達したことは、間違いありません。

よく頑張りました。


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視線を上げるため
「経験者の1年後」をお話しましょう。


昨年、「一発勝負」のコンクールに出た生徒さんは、全員、レッスン中の「聞く態度」が変わりました。


「ほぼ全員」ではなく「全員」です。

もう1つ「一発勝負」に向かうレッスンの中で、養われたのは「本気になるスイッチのいれ方が早くなった」ということ。

レッスン中
「さあ、仕上げだ。最後の一回」の言葉に反応し、集中できるようになりました。

もう少しで、私が「最後の一回」というスイッチを入れなくても、自分で入れることが出来るようになるでしょう。

それが「録音審査」ではなく「一発勝負の審査」で培われる力です。

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1年後、昨日の経験は、全て「成功体験」になります。


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今回も、ご家族には多大なご協力をいただきました。

生徒さんと私の環境を整えていたた
き、集中することができました。

レッスンへの送迎、家での声かけ、体調管理、お洋服の準備、そして安全に会場まで送り届けてくださいました。

そこは、生徒さんにも、私にも出来ないことです。

生徒さんのエリア、指導者のエリア、ご家族のエリア…それぞれの境界線を守っていただき、ありがたく思っています。

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ピアノコンクールは、勝負の場ですから、スポーツと同じで、悲喜こもごもです。

今回、生徒さん自身が、私に連絡をくれました。

良い結果の人が「ありがとう」と言えるのは、当たり前。

くやしい時に「ご指導、ありがとうございました」と言えるのは、素晴らしいです。

また、あるお宅は、「次のレッスンに何を弾いていけばいいですか」と、お電話くださいました。


舞台に立つことが一番の勉強です。

みんな、今できることを頑張りました。

おつかれさま。