2014年04月06日(日)

Thu 140313 旅の始まり 電撃移籍に伴うあれこれ 旅行計画(ヨーロッパ40日の旅 1)

テーマ:ブログ
 すでに何度も断片的に書いたことだから、今さら繰り返すのはかなり気が引けるが、2005年2月8日、今井君は8年にわたって獅子奮迅の活躍をした代ゼミでの最終授業を迎えた。
 講座名は「名古屋大学予想問題演習」。名古屋でならともかく、東京の代々木での生授業を全国中継するという企画。首都圏の名古屋大学志望者対象となると、滅多なことで教室は満員にならない。「50人いるかいないか」というマコトに寂しい状況で、代々木を去ることになった。
 ホントならフィナーレは「大教室パンパン」がいい。もちろん新興のライバル予備校に電撃移籍しようというんだから、学校側がいい顔をするはずもないし、「いい顔」を求めるほうが贅沢すぎるんだろうけれども、8年間のフィナーレにしては盛り上がりに欠ける授業になった。
スーツケース
(2005年のスーツケース。黒いソフトタイプだった)

 授業終了後、講師室に戻ってきても、「8年間ご苦労さまでした」というネギライの声もない。もちろん、花束とか拍手とか涙とか、そのたぐいのものは一切求めてはいないが、若い諸君、もしもそういう熱さや暖かさを求めるなら、諸君の一生で「電撃移籍」なんてものは決してしてはならない。
 今になってみると、あの時の自分の立場がホントによく分かる。2004年12月27日の朝に「実は、東進に移籍することになりまして…」と切り出したその時から、代ゼミでの今井君への風当たりはマコトに強烈なものになった。
 まず、積極的に口をきいてくれる教務職員が誰一人いなくなった。そりゃそうだ、いきなり電撃移籍を申し出てきた講師と、仲良さそうに口でもきいてみたまえ。間違いなく「裏切り者」「内通者」みたいなレッテルを貼られてしまう。
トマスクック1
(旅のオトモはトマスクックの時刻表 1)

 それでも4~5人の職員は「残念です!!」とコッソリ低く絶叫してくれたが、むしろこちらから肩をたたいて慰めのコトバをかけるようなシチュエーション。1月中、全ての授業がモニターされ、キケンなことを一言でも言ったら、即座に授業にストップがかかるようなアリサマになった。
 その状況が1ヶ月以上続いて、ようやく2月8日を迎えたのである。それでも生徒諸君とはホントにありがたいものであって、1月中旬、「今井が移籍しちゃうらしいぜ」というウワサが公然と拡散した後も、最後の直前講習「A組」「B組」「C組」「早大予想問題」のほとんどが満員。抑制された感動と感激の中、今井君はこの日を迎えたのである。
トマスクック2
(旅のオトモはトマスクックの時刻表 2)

 最後に講師室から去る時にも、今井君のデスクにやってきて涙をこぼす生徒たちを、やっぱりこちらが慰める状況になった。サト助がそういう熱さや暖かさや、感動や感激の吐露を求めるタイプの人間でないことは、生徒たちももちろん熟知している。
 朝から降り出した冷たい早春の雨の中、傘をさした今井君はマコトに静かに代ゼミを後にした。そしてあれ以来、一度たりとも代ゼミに足を運んでいない。「電撃移籍だなんて、済まないことをした」という後悔がいまだに残っているが、相手があれほどカタクナに門を閉ざしているんじゃ、謝罪の方法も全く見つからない。
 で、今井君は40日の長旅に出た。講師室からまず足を運んだのは、西新宿のシズラー。「何で、シズラー?」であるが、自分自身全くワケが分からない。雨に濡れる高層ビル群を眺めながら、とりあえずビュッフェの野菜を目一杯食べて、赤だったか白だったか、安いワインをフルボトル空っぽにして、それでこのお別れを十分に味わったつもりになった。
セーター
(2005年当時、愛用のセーター。今も立派に現役だ)

 雨は降り止まなかったが、シズラーを出た今井君は新宿高島屋の東急ハンズに向かう。購入したのは、折り畳み傘、安い手袋、毛糸のボーシなど。2月上旬のドイツに旅立つとなれば、どうしても毛糸のボーシが欲しかった。
 オウチに帰って、デカい荷物を作った。というか、黒いソフトタイプのスーツケースの中身はもうとっくに完成していたのであるが、買ってきたばかりの手袋に傘にボーシを詰めて、それで気合いを入れ直したのである。1週間や2週間ではない。延々40日だ。気合いぐらい入れ直さないと、思わずヘタヘタ崩れ落ちそうだ。
 何しろ40日であるから、着替えなどについては「5日分だけ持って、勤勉に洗濯に励む」ということに決めた。陰干しOKの洗剤と小物干しを詰め込んで、4日ぐらいごとにホテルの洗面所で手洗いする。学生時代みたいなそういう旅の仕方が懐かしい。
 旅の計画には、旅行会社のヒトにもホンの少し手伝ってもらった。ホテルや鉄道の手配なんかに関して、あの旅の後からはもうPCで2時間もパチパチやれば、自分で全て出来るようになったけれども、2005年春の段階では、まだなかなかそんなワケには行かなかった。
メモリースティック
(あの旅の写真は、ケータイのみ。記憶媒体は「メモリースティック」。諸君、驚くなかれ、当時はまだ64MBだなどというものがあった。512MBでも画期的な感じがあった)

 2月9日朝7時、いよいよクマ蔵どんは長い旅に出ることになった。空は薄曇り。代々木上原の駅までスーツケースをガラガラ引きずって歩いていった。
 成田行きの特急電車は、新宿発8時03分。あれ以来クマ蔵の外国旅行はいつでも新宿発8時03分の特急を利用する。通勤客で混雑した小田急線に「すみません」と謝りながら乗り込んで5分、じっと新宿を目指す。「みんなこれから仕事なのに、こんな大きな荷物を持ち込んでホントにスミマセン」。今井君の旅は、こうしていつもマコトに謙虚に始まるのである。
 練りに練った旅行計画は、以下の通り。移籍がハッキリ決まった2005年のお正月から、半月かけて綿密に練り上げた旅行計画だ。いま手許に残っている一覧を眺めても、「厳冬のドイツから入り、イタリアで一気に春が訪れて、春爛漫のパリに入る」というストーリーはなかなか素晴らしかったと実感する。

2月9日 成田→コペンハーゲン→ベルリン 
     ベルリン泊(HOTEL BRANDENBURGER HOF)
2月10日 ベルリン泊
2月11日 ベルリン泊
2月12日 ベルリン泊
2月13日 ベルリン泊
2月14日 鉄道移動 
     ICE1517 BERLIN ZOO1018発 
          →MUNCHEN 1711着
     ミュンヘン泊(HOTEL PLATZL)
2月15日 ミュンヘン泊
2月16日 ミュンヘン泊
2月17日 ミュンヘン泊
2月18日 ミュンヘン泊
2月19日 鉄道移動 
      EC63 MUNCHEN 0926発 
         →WIEN WEST 1405着 
      ウィーン泊(ASTORIA)
2月20日 ウィーン泊
2月21日 ウィーン泊
2月22日 ウィーン泊
2月23日 鉄道移動 
     EC31 WIEN SUD 0857発 
        →VENEZIA SANTA LUCIA 1643着 
     ヴェネツィア泊(LUNA BAGLIONI)
2月24日 ヴェネツィア泊
2月25日 ヴェネツィア泊
2月26日 鉄道移動 フィレンツェ泊(LUNGARNO)
2月27日 フィレンツェ泊
2月28日 フィレンツェ泊
3月1日 鉄道移動 ローマ泊(QUIRINALE)
3月2日 ローマ泊
3月3日 ローマ泊
3月4日 鉄道移動 
     IC530 ROMA TERMINI 0946発 
        →GENOVA PIAZZA PRINCIPE 1509着
     ジェノバ泊(SAVOIA MAJESTIC)
3月5日 ジェノバ泊
3月6日 鉄道移動 
     IC341 GENOVA PIAZZA PRINCIPE0855発 
         →NICE1151着
     IC4764 NICE1333発 
         →MARSEILLE ST CHARLES 1604着 
     マルセイユ泊(ROME ET ST PIERRE)
3月7日 マルセイユ泊
3月8日 マルセイユ泊
3月9日 マルセイユ泊
3月10日 移動 
     TGV5168 MARSEILLE ST CHARLES 0855発 
     →PARIS LYON 1255着
     パリ泊(NOVOTEL PARIS TOUR EIFFEL)
3月11日 パリ泊
3月12日 パリ泊
3月13日 パリ泊
3月14日 パリ泊
3月15日 パリ泊
3月16日 パリ泊
3月17日 パリ泊
3月18日 パリ泊
3月19日 パリ泊
3月20日 帰国(パリ→コペンハーゲン→成田)
3月21日 午前成田着

1E(Cd) Tower of Power:URBAN RENEWAL
2E(Cd) Tuck & Patti:CHOCOLATE MOMENT
3E(Cd) 村田陽一 & Solid Brass:WHAT’S BOP
4E(Cd) Karajan:BACH/MATTHÄUS PASSION③
5E(Cd) Karajan:BACH/MATTHÄUS PASSION①
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