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2017年08月19日(土)

Thu 170727 ロブスター三昧/不思議な前菜/くだらん決意(キューバ&メキシコ探険記28)

テーマ:ブログ
 では、ロブスターを食おう。あれほど店を決めるのに逡巡を繰り返した割りに、いったん店の中に入ってしまうと、あっという間に注文はロブスターに決まった。内気な人間ほど、いったん大胆になると、ヒトがビックリするほど大胆なものである。

 断っておくが、ワタクシはロブスターなんか滅多なことでは口にしない。贅沢をした記憶は、そんなに多くないのである。始めてカウンターに座ってお寿司を食べたのは、もう30歳を過ぎていた。牛ステーキの初体験だって、18歳の冬である。

 そんなふうだから、ロブスター経験もきわめて希薄であって、うーん、自ら進んで「ロブスター!!」などとフザけたことをヌカしたのは、おそらく今回が初体験。ロブスターなんか、友人たちの結婚式披露宴ぐらいでしか食べたことがない。

 披露宴で登場するロブスターは、だいたいトーロトロとかドーロドロの高級ソースがたっぷりかかっていて、出来るだけ「甲殻類を食べている」感がドギツくないようにできている。強烈な甲殻類のイメージは、紳士&淑女に相応しくないのかもしれない。

 ところが諸君、ハバナのロブスターはなかなかワイルドであって、甲殻類の剥き出しのスーパー甲殻類感を、恐れず前面に押し出してくる。

 今朝の朝食ビュッフェでの「輪切り」なんてのは、ワイルドの極致であって、「ええい、メンドーだ!!」と大っきな包丁を振りかざしたシェフの豪快な姿が、マブタの裏に見えるようである。
ロブスター

     (ハバナで、大っきなロブスターをいただく)

 話がいったん「ワイルド」ということになれば、北国に育った豪快な今井君もグイッと登場せざるをえない。迷いに迷って「La Imprenta」に入店、エントランスから3つ目のテーブルに決めるやいなや、メニューを開く間もなく「ロブスター♡」と注文を決めてしまった。

 キューバのロブスターは、破格に安いのである。日本なら1万円、アメリカでも1万円、メキシコでもやっぱりそのぐらいは覚悟の上らしいが、キューバなら15CUCぐらい。要するに1500円から2000円で満喫できる。

 こりゃ諸君、ロブスターがおトクだ。ロブスター大攻勢を始めなきゃイカン。意地でもロブスター。今朝の朝食のテーブルで、輪切りにされたロブスターをナンボでもフォークでほじくり返しながら、「行くぞ」「ひひひ♡」と、イヤらしい笑みを浮かべていたものだった。

 そして今井君には、「いったん気に入ると、同じものばかり食べまくる」という悪ーいクセがある。ブリュッセルでの「毎日ムール貝」は、今思い出してもマコトに異様だった。

 だってあの時は、レストランに入るたびに、「何が何でもムール貝!!」と思ってしまったのだ。1日60個×14日、700個ものムール貝を平らげて、「肉体の半分がムール貝」という異様な状態で帰国した。
店内

      (ハバナ、「La Imprenta」店内風景)

 ブエノスアイレスで「毎日が巨大ステーキ」の1週間もスゴかった。来る日も来る日も同じ店に出かけて、「エスタンシア」という有名店の老練なウェイターおじさまたちとも、最後はすっかり馴染みになった。

 そりゃそうだ。毎日500グラムのステーキを、毎日同じチミチュリソースで貪り続ける東洋人なんか、滅多に南米の街を訪れたりはしないだろう。「肉体も血液もウシで出来てます」という激しい勢いで、東回りの地球一周をやり遂げた旅だった。

 生牡蠣でもトンカツでも、カレーでも活イカでも、その勢いは止まらない。キューバでのロブスター街道大進撃については、ホテルの朝食で火がつき、4月17日の「La Imprenta」で方向性が確定した。

 場所が「モト印刷工場」であるだけに、我が頭脳に「ロブスター」という文字がギュッと印刷されてしまった感がある。数えてみれば、ハバナ滞在の5日間で、胃袋に収めたロブスターは10匹にお及ぶ。日本で食べたら10万円分を、ハバナの今井君は12000円でいただいた。おお、マコトにおトクでござったよ。
豆のスープ

  (1皿目の「お豆のスープ」。おいしゅーございました)

 もちろん「バランスのいい食事を心がけましょう」であって、まさかロブスターだけをそんなにワシワシやってもいられない、チャンと「1皿目」「2皿目」をキチンと礼儀正しく注文するのである。

 1皿目は、お豆のスープ。ブラジルの「フェイジョアーダ」までは行かないにしても、やっぱりブラジルが近いから、お豆のお料理もずいぶん豊富なのである。スープ、たいへんおいしゅーございました。

 しかし諸君、お豆のスープの前に、たいへん小さなヒトサラが運ばれてくる。「ロブスターを注文したカタには、この前菜がつきます」というのであるが、コイツがどうもわけが分からない。まあ、下の写真をご覧あれ。

 とりあえず、何だか知らんが揚げ物をつまんでみる。中は何だかよく分からないモニョモニョであって、とにかくモニョモニョしていたこと以外の記憶がない。「旨かったか?」と言えば、「別に旨くなかった」と答えるしかなくて、それが正直&誠実というものである。

 とにかくモニョモニョを3つ、「すげーアブラっぽいな」と呟きつつ飲み下せば、皿の中には「うーん」と腕組みして眺めるしかないごくわずかな野菜類が鎮座している。刻んだキャベツがわずか、刻んだニンジンが2切れ、刻んだ緑色の葉っぱがへばりつき、「これはいったい何ぞや?」の世界である。
不思議な前菜

           (不思議な前菜)

「前菜だ」ということなら、まあ致し方ないが、今井君はこれから運ばれてくるはずの豪華ロブスターを待ち受けるお殿様である。モニョモニョやわずかな野菜類で、豪華な期待感を削いでもらいたくない。ここはお豆のスープで、気持ちをグイッと引き立てるしかない。

 そこへ諸君、ずいぶん待たせるじゃないか、とうとうロブスター君が登場した。おお、こりゃ大っきいや。朝食で輪切りにされちゃってたヤツらとは、同じロブスターでもロブスターの格が違う。前頭15枚目と、関脇や大関ぐらいの違いを見せつける威風堂々である。

 まあ諸君、あえて「横綱」とは言わないでおこう。世の中にはたいへん気難しい御仁が溢れていて、「おや、そんなんで大喜びしてるんじゃ、困りますよ」「その程度で狂喜乱舞とは、情けないですな」「何も知らないんだな」とか、とにかくいろいろ気難しい。

 だから、お皿から溢れるほどのこのロブスター君を、あえてワタクシは「関脇」と呼ぶにとどめよう。しかし披露宴風のドーロドロソース一切ナシ、甲殻類感も剥き出しのワイルドなロブスター、ホントに心からおいしゅーございました。
印刷機

 (さすがモト印刷工場だ。店内には昔の印刷機が置いてある)

 これでもし、あの奇妙なモニョモニョないしムニュムニュがなかったら、どんなに幸せが大きかったことか。甲殻類の殻がチリチリ焼ける音とカホリもまた、ロブスターの味わいを倍加させてくれた。

「プリップリ」とか「甘ーい」とか、グルメ番組風の決まり表現をつかう必要のないのも、また幸福の極致。プリップリなものを食べて、いちいち「プリップリですう」と盛り上がらなきゃいけないだなんて、タレントさんと言ふものは、ずいぶんツラいご職業ですな。

 こうして諸君、この関脇クンないし小結クンを、約15分かけてプリプリ胃袋に送り込みつつ、ワタクシの決意は、下記のようにギュッと固く固まったのである。

「ヨシ、残り4日、ロブスター君たちを食べまくろう」
「20CUCまでが限度。もしそれ以上だったら、大関も横綱も必要ない」
「関脇クラスに5連勝→10連勝、肉体の半分をロブスターにして帰ろう」
その類いの、史上まれに見るクダラン決意なのであった。

1E(Cd) Sequentia:AQUITANIA
2E(Cd) Nevel & Huelgas Ensemble:Canções, Vilancicos e Motetes Portugueses
3E(Cd) SPANISH MUSIC FROM THE 16th CENTURY
4E(Cd) The Scholars baroque Ensemble:PURCELL/THE FAIRY QUEEN 1/2
5E(Cd) The Scholars baroque Ensemble:PURCELL/THE FAIRY QUEEN 2/2
total m136 y1466 d21424
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