1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2016年05月24日(火)

Sat 160430 闘志満々 努力はウソをつかない 信じる者は救われる(ボルドー春紀行12)

テーマ:ブログ
 今日1枚目の写真を見て、「こりゃ正気の沙汰ではない」と思わないヒトがいるだろうか。しかしこれこそ、ワタクシが最高の喜びを感じ、闘志の漲っている絶好調時の表情なのだ。授業のクライマックス、よく画面を見てくれれば、おそらくこんな顔をしている。

 どうだい、この顔をスマホやケータイの待ち受け画面にしてみないかい? ダルマさんや天神様に勝るとも劣らないご利益が期待できるかもしれんぞ。少なくとも「スマホを見るのを躊躇する」「スマホなんか見るより勉強&勉強」と、諸君のスマホ頻度を下げる効果ぐらいはあるだろう。

 詳しくは、4月5日午後5時、クマ大将の自分撮り。フランス南西部ナルボンヌの駅にて。いったいどういう経緯でこんなことになったのか、とりあえず今回と次回の旅行記で、その説明に努めようじゃないか。
クマ大将
(闘志あふれる今井君。ナルボンヌで自分撮りを試みた)

 4月5日のフランス南西部は、昨日も書いた通りの大荒れ。雹まじり&霰まじりの冷たい雨が、北からの強風に乗って横殴りに降り続け、カルカソンヌの城も、中世から続く静かな町も、氷のように冷えきっていたのである。

 それでもクマ大将は何とかカルカソンヌの駅にたどり着いた。こんな暴風雨の中を、傘もささずに踏破したんだから、いやはや、さすがに秋田出身のクマ大将だ。行動がマコトに凄まじい。

 まもなくやってきた超ジモティー列車に乗り込んで、ワタクシは予定通りナルボンヌに向かう。カルカソンヌのお城を右の車窓に眺めながら、雨の田園地帯をひた走ること30分。目指すナルボンヌに到着した。
魚市場
(冷たい雨の中に立ち尽くすナルボンヌの魚市場)

「ナルボンヌとはどういう町か?」「ここでいったい何をするつもりか?」と言えば、平凡すぎてこれといって何もない田舎町、別に何にもすることはない。駅前には明らかに怪しい飲み屋が1軒。店の奥を覗いてみると、ピンクやムラサキの「いかにも」な色彩のヒラヒラが揺れている。

 ナルボンヌ駅前で営業中の店は、そのヒラヒラした飲み屋だけである。その他にもまあ店はあるのだが、冷たい雨風が入り込まないように、トビラも窓も固く閉ざしている。

 こうなっては、事前に調べておいた「魚市場」を目指す以外、もうどうしようもない。ボルドーに帰ろうにも、帰りの列車は5時すぎである。まだ午後1時を回ったばかりだ。5時まで4時間、まさか駅でずっとしゃがんでいるわけにもいかない。
大盛り
(魚市場で、ついにありついたランチ。100%揚げ物 ☞ アブラまみれでも、マコトに素晴らしいランチになった)

 外は相変わらずの風雨。小さく弱っちい折りたたみ傘はほとんど役に立たないが、とりあえずその傘を真横に構え、横殴りの雨を防ぎながら歩いていく。丸っきり様子の分からない異国の田舎町で、ほとんど命の危険さえ感じるほどの午後になった。

 これでスーツケースでも引きずっていたら最悪であるが、幸い巨大スーツケースはボルドーの例のスイートルームに置いてきた。右手にぶら下げているのは、国内出張時のオトモ、昔からの読者諸君にはお馴染みの「予想の3倍重たい鞄」である。

 そういう風体だから、地元の人たちはおそらく誰も今井君を観光客とは思っていない。名所も旧跡もナシ、ガイドブックも無視するような田舎町。吹き荒れる強風と冷たい雨、真横に構えた折りたたみ傘に書類鞄。怪しい不動産を物色しにきた怪しい東洋人にしかみえないじゃないか。

 というか、「地元の人たち」ともほとんど出会わない。こんな日に外を出歩くのは、表六玉かクマ大将だけである。目指す「魚市場」が、いったいどこにあるのかもハッキリしない。10分経過の段階で、さすがのワタクシも余りの寂しさに嗚咽がこみあげてくるのを感じたほどである。
市場ワイン
(市場で飲んだ赤ワイン。お店のオネーサマが「これがいいですよ」と決めてくれた)

 15分経過。「命の危険」がますます高まるのを感じた頃、道の左手に濡れそぼった教会が見えてきた。教会のありがたみを心から感じるのはこういう時である。困り果てた異国人として「とりあえずここで雨&風だけは防げる」という安堵ほど嬉しいものはない。

 ところが、ようやく見いだしたその教会が、「工事中」「立入禁止」だったりしてみたまえ。絶望はつのるばかりである。押しても引いても応えてくれない重い扉に、不謹慎を知りながらも思わず罵声を浴びせたくなったりする。

 ただ実際には、もしも別の扉を試してみたら、教会は開いていたのである。工事中で閉ざされていたのは、あくまで目の前にあった扉のみ。正面に回ってみる心の余裕がなかったばかりに、軽々しく絶望する。信仰のない者の運命と言っていい。

 しかしまあ、例え教会に救われなかったとしても、努力の継続は必ず救いになってくれるのである。成功した受験生の体験談じゃないが、まさに「努力はウソつかない」であって、全身ヌレネズミになりながらも、クマ大将はついに目指すナルボンヌ魚市場にたどり着いた。
大盛況
(14時すぎ、市場内の飲み屋はまだまだ大盛況であった)

 閑散と寂れきった町のはずれに、しょんぼり雨に濡れて立ち尽くす魚市場。外観を見る限り、「こんなところに入ってみたって、どうせロクなことはない」と予感するのであったが、諸君、やっぱり大切なことは「信じること」である。思い切って扉を押して、中に踏み込んでみたまえ。

 外と中とは、まさに別世界だったのである。「ナルボンヌのヒトが全員ここに集合したに違いない」というか、「ランチだヨ、全員集合!!」というか、お昼なのに、みんなワインをシコタマ飲んで、真っ赤な顔で盛り上がっている。午後はもう、きっと仕事なんかしないのだ。

 これって、ホントに市場ですか? 単なる飲み屋の集合体なんじゃないですか? だって、誰もお魚なんか売っていないし、魚のニオイもちっともしない。見渡す限りヨッパライばかりじゃないか。

 この市場で、ワタクシがどんな歓待を経験したか、詳しくはまた次回の旅行記で。今日はとりあえず、料理とワインと周囲のテーブルの写真だけ掲載して、市場の活気を想像してもらうだけということにする。

1E(Cd) Wand:BRUCKNER/SYMPHONY No.8①
2E(Cd) Wand:BRUCKNER/SYMPHONY No.8②
3E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE②
4E(Cd) Bernstein:HAYDN/PAUKENMESSE
5E(Cd) Solti:BEETHOVEN/SYMPHONY No.9
total m154 y763 d18468
今井宏さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

読者になる
最近の画像つき記事
 もっと見る >>
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

Ameba芸能人・有名人ブログ

芸能ブログニュース

ランキング

  • 総合
  • 新登場
  • 急上昇
  • トレンド

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。

Ameba芸能人・有名人ブログ 健全運営のための取り組み