先週の土曜日、新潟のプロダンスカンパニー Noism の公演を観てきました。
Noismの公演を観るのはこれが三度目なんですが、
今回の公演は今までにないショックを受けました。
いままで二回は、なんかすごいものを見てしまった、
あんまりよくわかんないけど、なんか楽しかったって感じのものでした。
でも今回は、すごかった、楽しかったでは足りなくて、
言葉に言い表せない、衝撃としか言いようがないものでした。
今回の舞台は初めてのスタジオB。
4年前、初めて演劇に触れた場所。仲間たちと舞台を作っていた場所。
もう、裏の動線までよく知っている懐かしい親友のような場所。
だからこそ、プロのダンスカンパニーの人たちがその場所でどういう夢を作ってくれるのかすごく楽しみだった。
私にとっては初めてダンスというものに触れたのは、Noismのファーストステージ、SHIKAKU。
そのときの印象は
「・・・・・・なんだか良く分からない」
予想もできないタイミングで大きな音が入る、しかも不安をあおるような音楽、めまぐるしく変わる照明、人間ぽくない衣装、振り付け。
ものすごいことをしているのは分かる、でも、ダンスを初めてみる私にはダンスの言葉が分からなくて、呆然としている間に終わってしまいました。
正直言うと、あまりに刺激が強すぎて「怖いなぁ」と思ったのも事実です。
今回、とても近いところでダンスを見て、その印象は変わりました
金森さんの作る世界はとても難しくて、分かったと思っても、全部が分かったわけではないのは確かです。でも、今回の公演は、もう分かる分からないじゃなくて、いやおうなしに巻き込まれてしまった感じです。
スタジオBにはいって、最初に目がいったのは、白い木の山のようなもの。
そして、面白い形に作られた客席。そして、白い天使のようなマネキン。
私は、招待席とかかれた椅子の二つとなりに座りました。