![虹](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/026.gif)
チームのみなさんとは、去年息子の通う中学のPTAの保護者向け講座「思春期の子どもの心と体、親子のコミュニケーション」を企画し、講演をお願いしたときからのご縁で、今回は4~6歳の子どもたちとその保護者向けの「誕生のひみつ」というプログラムでした。
会場には50名近くの親子連れで満員で、キャンセル待ちが出るほどの人気だったそうです。
ほとんどが母子で、お父さんの姿はちらほら。。
内容は、「誕生の仕組みと体を知り、命を大事にできるようになる」お話を子どもたちにわかりやすく伝える講座で、子どもたちの反応の純粋さや素直さ、そして私自身も命の生まれる物語に感動した時間だったのですが、助産師さんや看護師さん、医師による講座だったので、とても冷静で科学的で、そして温かく愛にあふれる素晴らしいものでありました。
講座は2部構成で、第1部は子どもたちと保護者の方向けに3つのテーマのお話です。
①「からだの話」では、男の子と女の子のからだの違い(外性器)、おとなのからだ(内性器)について、いざというときに恥ずかしがらずに口にできるよう、局部の名前をポルノ的な言葉でなく、医学的な名前でみんなで口に出し覚えました。
②「誕生のひみつ」では、精子と卵子、受精卵、精子と卵子はどうやって出会えるの?ということを、紙芝居やお腹の中の赤ちゃんの成長、不思議な妊婦さんが見せてくれる赤ちゃん、羊水・臍の緒の話、本物の妊婦さんの赤ちゃんの心音 (出産・産声・帝王切開)・・を学びました。
不思議な妊婦さん。。。
子どもたちの食いつきっぷりがすごいです!
③最後に「きずな」として、絵本「いのちのまつり」をもとに、自分たちの命は、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、そのまたおじいちゃんおばあちゃん、、、、たくさんのいのちとつながって、今があることを学びました。
助産師かおりさんの見事な講座でした
![グッド!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/187.gif)
第2部は親対象。産婦人科医丸橋先生より「小さなこどもの保護者への性教育」を行いました。親自身の性に対するイメージや、今の時期から性教育が必要なわけ、などのレクチャーでした。
いつも落ち着いていてやさしい丸橋先生。
![ぶーぶー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/007.gif)
性の問題は、公では語られないのに、ネットの普及でAVや出会い系、風俗など性産業は複雑に発展し、子どもたちも刺激的な情報を得やすくなっています。
そして、誤った情報や、正しい知識を持たないために、性被害に遭ったり、病気に罹ったり、望まない妊娠や堕胎をしたり、嬰児遺棄、虐待、シングルマザー、貧困連鎖という問題を抱えたりしている子どもたちもいます。
そしてこうした問題や傷を引き受けるのはほとんどが女子たちです。
10代、特に中学生高校生、そしてまだ性を興味本位の「エロ」「ポルノ」と捉えていない幼児のときから、その年代に合わせた知識を得て、性や命に対してきちんと向き合うことが、こうした問題解決のために不可欠ではないでしょうか。
そして、子どもたちだけでなく、私たち親世代も、性を通して、人権、健康、自己決定権、自己肯定感、ライフサイクル、また、性的マイノリティやデートDVについて考える機会を持ったり、親自身が性をネガティブに捉えず、子どもから性やカラダについての相談を受けることができる知識やアンテナを持つことも大切な事だと思います。
現代の子どもたちは、インターネットやSNSの普及もあり、自分が傷つくリスクを負ってまで人と深いコミュニケーションをとりたくないなど、リアルなコミュニケーション力が低くなっているそうで、ここ数年10代のこどもの性体験率もガクンと落ちているそうです。
そしてそれは大人にも言える事で、日本の夫婦のセックスレス率が増えていることにも通じているとのこと。
。。。とはいえ、私自身、まともな性教育なんて受けて来なかった世代なので、照れくさいのは否めないのですけど。。
でも、「自分を大切にし相手も大切にできる、相手と対等の関係を築ける人」を増やすために私ができることはやっていかねば。
子どもたち(大人にも)への性教育こそ、ダイバーシティ社会・男女共同参画社会の一丁目一番地なんじゃないかなって、思いを新たにしました。
。。んもー、広めたいっ!広めなきゃ!!
Queen - Bohemian Rhapsody